第17話 錬金術
オフオクで金貨100枚を100万円で出してみた。
「おぉ」
すでに競争が始まっている。お金の売買はいいのか?金貨だからいいか。
テレビをつけるとオフオクの事をやっていた。まぁどうしても欲しい人がいるんだろうな。
そうだ、ポーション作るんだった。
薬草はあるし、
『錬金鍋召喚』
これに材料を入れて、
『加工』
で、出来上がり!
鑑定で見て見ると中級ポーションらしい。
「上級加工でやればよかったかな?」
まぁ、できたものはしょうがない。
入れ物も作るか。
『錬金台召喚』
まず材料をこねて、『加工』
鑑定で見て見るとポーション瓶になっている。
とりあえず100本作ったので移して行く。
「はぁ、大変だったな」
移し替えるのが大変で途中で捨てようかと思ったよ。
インベントリに全部入れてとりあえずギルドに持ってくか。
「イテッ」
でも品質を確認しないわけにはいかないから自分の指を切った。
「ポーション、ポーション」
慌ててポーションをかけるとシュワシュワいって傷が塞がった。
「おぉ!」
これで確認も出来たし持って行くか!
ギルドまで歩いて行く。ぶらつくのは好きだから苦にならない。
ギルドに着くと馬場さんを呼んでもらう。
「どうしました?」
「いや、ポーションを作成したんでどうかなーと思って」
「ポーション!ありがとうございます!」
「一応中級ポーションがひ、いや99本有りますが」
「すべて買い取らせていただきます」
「確認した方がいいんじゃないですか?」
「それでしたらちょうど救護室に怪我人がいると思いますので」
といい、救護室へと足を運ぶ。
「うわぁ」
抉られたような傷の手当てをしている患者さんがいる。効くのかこれに?
「え?ポーションですか?まぁ、ギルド長が言うなら」
渋い顔をした看護師さんが飲ませると淡く光って傷が消えていった。
「「「おぉ!」」」
「やった!大成功ですよ!」
「やりましたね!」
「なんなんですかこれ?」
看護師さんはビックリしているが、俺たちもビックリした。
中級ポーションを納品して帰る。
いやぁ、すごかったな。
肉が盛り上がってくるのはちょいどうかと思うが、効いてるんだもんな。
それにしても一本で十万は高い気がするのだが、まぁ、俺も金をもらってるからいいか。
あ、オフオクはどうなってるかなぁ?
「500万?」
なんでこんなに上がってるんだ?金貨不足か?まだいっぱいあるぞ?
…金持ちは違うなぁ。
でも金があっても何に使おう?貧乏性だから貯金かな?親にでも仕送りするか、そういえば電話してねぇな。
「もしもし?」
「なんね?秋はげんきしよっとね?」
「元気も元気よ、そっちは?」
「こっちも色々あったけど元気にしとるよ」
「そうね、ならよかった」
「なんか物騒な世の中になったね」
「だから電話したんだけどね、色々送るけんまぁまっとってな」
「分かったぁ!元気でねー」
「はいー」
よかった、親父もお袋も元気みたいだ。
一回帰らないとなぁ。
でも会社が潰れたなんていったら帰ってこいって言われるしな。
色々なものを買ってダンボールに詰めて行く、ポーションも上級ポーションを作ったので入れておく。
これで、大丈夫だろ。
荷物を送ってくる。
さて、レベル上げにでもいこうかな。
異世界に転移してダンジョンに行く。
100階層から錬金術師でレベルを上げて行く。レベルが120になったところでアサシンにジョブチェンジしてアサシンを上げて200階まで突き進む。ヴァンパイアを倒し、下に進むようやく200になったアサシンから侍にジョブチェンジし、そこからもレベル上げをして行く。ようやく200になった。
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葉山秋 35歳
剣士 レベル120
魔法使い レベル120
シーフ レベル120
クレリック レベル120
ブラックスミス レベル200
ポーター レベル60
商人 レベル60
忍者 レベル120
侍 レベル200
騎士 レベル92
聖騎士 レベル80
錬金術師 レベル120
アサシン レベル200
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これでつくった星15の侍装備を使える。
300階層はボスだ、扉を開いて中に入ると、巨大なデーモンスライムだったが、刀でスルスルと斬れる。最後は核を斬り塵になっていった。
ドロップは星12のアサシン武器だった。
宝箱はいつもの金貨の山。インベントリにしまう。
さて、日本にちょこちょこ帰ってはいたのでその時の話をしよう。
まずは実家に荷物が届いてポーションをのんだらリウマチが治ったそうだ。それようじゃないんだが、6本いれといたからまぁ大丈夫だろう。
オフオクは最終的に800万で落札された。
金貨は無事届いたらしい。
親にもとりあえず二百万入れといた。あんまりいれると逆に心配されてしまうからな。
それにしても金貨は金になるなぁ。
そしてまた300階層でポイント登録してダンジョンの外に出る。
王都は今日も人が多いな。
ポーション屋に行って見ると低級と中級ポーションしかなかったので上級はあまり堂々と渡せないな。
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