第5話 FO


 起きるとスッキリしていた、やっぱり疲れが残っていたようだ。

 今日も今日とてマーマンを狩りにいく。


 ポーターのスキルツリーは簡単で、

・重量軽減

・投擲

・ダッシュ

・薬草鑑定

・人物鑑定

・インベントリ


 の六個だけ。だからレベルも60が最高レベルだ。

 まぁポーターを選ぶ人はあまりいないが人物鑑定なども覚えるので時間があればレベルを上げるくらいだ。


 とりあえずインベントリを覚えるまでは行きたい。

 街を出て南に歩いて行く、けっこうあるいたところでようやくマーマンの泉だ。

「うらぁ!」

 マーマンの泉に到着すると速攻でマーマンからの槍の投擲があったが、星4装備にそんなもの効かない!

 おらぁ!無双だ!グレートマーマンがでてきたが、ようこそという感じで長剣を振るうと倒すことができた。


 この泉でマーマン相手に無双して行く。

 あともうちょいなのにマーマンがいなくなってしまった。しょうがない、時間は夕暮れ時なので走って東の森に突っ込むとフォレストボアがいたので倒す。なかなか経験値が貯まらなくてけっこう狩ったな。


 ようやくレベル60になったところでスキルツリーを解放して、次は剣士にジョブチェンジする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

葉山秋 35歳

剣士 レベル30

魔法使い レベル20

シーフ レベル20

クレリック レベル33

ブラックスミス レベル20

ポーター レベル60

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 こんなかんじのレベルになっているので満遍なくレベルを上げていきたい。

特にブラックスミスはスキルツリーで、

・鉄製造

・鋼鉄製造

・鉱石発見     ・武器製造

・鉱石鍛錬     ・武器鍛錬

・ミスリル製造   ・エンチャント

・アダマンタイト製造・武器・防具創造

・クリエイト

 このようになっているので、クリエイトまで持っていきたいな。武器鍛錬で星13まで持って行くのにどれくらいかかるだろう?運だからしょうがないけど、レベルが高い方が成功率もたかくなるからやるならレベル120にしてからだな。

  

 ポーターをカンストしたので日本に帰り使えるか確かめるとインベントリが使えた。

 財布や通帳など大事なモノを入れて置く。 

 買い出しに行きビールやツマミ、そのまま食べれるように牛丼なども買ってインベントリに入れて置く。時間経過がないのが便利だな。ある程度インベントリにつめこんだので異世界に飛んだ。


 さっそくフォレストボアを狩りながらレベルを上げる、上がりにくくなったらジョブチェンジしてどんどん狩る。

 夕方までやって宿に戻る。

 部屋に戻り缶ビールを開けて飲む。

「クゥー」

 染み渡る爽快感!

 これだよこれ!エールとは違うこの旨味!

 一仕事終えてからのビール最高!


 とここでパズルゲームの他に何かと同期してる人はいるのか気になってしまった。

 一度アプリを停止して日本に戻る。

 どっかに書き込みがないか探してみるとあった。


FOフロンティアオンラインと同期したらレベル1からだから辛いんだが]

[俺も]

[大部分の人がそうじゃないかな?]

[俺はゴンストと同期したら俺が球になった]

[ご愁傷様]

[誰かFOの武器売ってくれない?あっちで稼げないんですが]

[だよな、FOはお金の概念がなかったから武器屋で見た時ビックリしたよ]

[あー、金が欲しい]



 FOとは今話題のアプリで自由度が高く武器などは最初は低いランクのものしか手に入らない。ゴンストはほんとご愁傷様だな。

 そのほかにもFPSなどと同期してこまってるなどいろんな話題が上がってた。


 キャラものは使えるがすぐに消えるらしく一戦毎に呼び出さないと行けないらしいし、自分はレベルが上がらないそうだ。


 どうやら俺は当たりだったようだな。


 俺は『ファイナルブレイブ』を立ち上げガチャを引く。

 今回の目玉は剣士装備の星10だ。

 無課金でやっていたけど石はそれなりに溜まってるので二十連したらなんと…残念な結果だった。

 でもいまは星10なんて使えないしいいかと、ビールを飲みながらゲームを進めていく。今回のイベントをクリアしながら進めて行くと装備が揃ったが、処刑人のジョブ装備だった。


 なかなか使い所のない厨二装備だな。


 他のアプリも同じようにゲーム進めて強くなれないのか?


 たぶん無理なんだろうな、やれるならやってるよなきっと。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る