繊細で美しい文章が心の擦り傷を語る。

勝手に親近感を持ってしまった。

今は私もかろうじてこの世にいるが、いつか家族が私を置いて逝ったら「消えてなくなりたい」と思うだろう。

そのときに魂は欠けてしまう。

たくさんの人間の中にいても孤独なのだ。

「私」は確実にそこに「在る」けれど認識するべき人が誰もいない。

この物語の主人公が「自分と同じ」と言うつもりはない。

ただ勝手に惹かれているだけだ。

少し感傷にひたりたい人におススメしたい。

けして励まされているわけではないのだけれど、なぜか「もうちょっと頑張ってみようか」と思えるから。

最後に作者様へ。
もしこのレビューコメントが不愉快なようなら削除してくださいませ。
以上です。

乱文乱筆失礼いたしました。

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