第3話 誰でも裁判は起こせる
「裁判にする」と言い、実際には簡単なことなのです。
私は、これ以前に2回ほど、自分で告訴状を書いて裁判にしたことがありました(2回とも勝訴)。
初めて裁判所へ行った時「裁判をするには、弁護士さんに頼んで決められた書式に決められた様式で書き入れる必要があるのでしょうか」と、事務員さんに素直に尋ねたところ、「書式なんてありません。まっさらの紙に、何でもいいから自分で書けば良いんです。手書きでもいいんですよ。」と教えてくれたのです。
要は、「両者の間で何が問題であり、それをどうして欲しい。」ということを書いて、何千円かの収入印紙を貼って裁判所に提出すれば、○月○日に裁判を行なうので出頭せよ、という通知が両者に届き、開廷となるのです。
「裁判所」「犯罪」という言葉は、私たち一般人には他人事であり、新聞記事程度の重みしかありませんが、少年鑑別所や刑務所といった「塀の中」に入っていたことがある方にとっては、その響きは人一倍、否、10倍くらいの切迫感・緊迫感があるのでしょう。 少年(青年)たちは、一瞬青くなったように、私には感じました。彼らはすぐに、携帯で不動産屋の親父と話しをしているようでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます