第3話 この繰り返しから抜けるために
目が覚めた直後、僕は屋上へ走り出した。またリンカが死んでしまうかもしれない。しかし、そこにいたのはリンカではない。謎の女の子。しかも、手に包丁を持っている。
みてすぐにわかった。リンカが血を吐いた理由はこの子に刺されたから。そのくらい、殺すことに躊躇いのない人の前に僕らは平気でいっていたのだ。
しかも、今回は自分からいってしまった。
また無理だバイバイ。
あれ?
まだ視界が真っ暗にならない。
まだ僕は生きているのか?
しばらくして、視界が真っ暗になった。
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