最終話 十五年後の春夏秋冬



「『そうして二人は互いに唇を重ね、友人達に温かく見守られながら永遠の愛を誓った』っと……」

 近頃めっきり寒くなった冬の窓辺から、温かな日差しが書斎に差し込む。

 思わずホッと一息吐きたくなるような陽光に頬を緩めつつ、秋人はノートパソコンのキーボードから指を離して軽く首を回した。

 これでようやく最後の原稿が書けた。まだ推敲しなければならない箇所が山のようにあるが、とりあえず今月末の締め切り日までには間に合いそうだ。

 なにげなく壁時計を見てみると、午前十時になっていた。

 早朝から起きてずっと執筆──ちょうど小説家としてデビューしてから十年目となる記念すべき作品を書いていたのだが、どうやら四時間近くも没頭していたようだ。

「あー。目がしぱしぱする……」

 言いながら、メガネを外して目頭を揉む秋人。

 執筆に没頭するあまり、ついつい小休止を入れるのを忘れてしまった。昔からの悪い癖ではあるのだが、今日はまた一段と集中してしまった。今回の小説は妻との馴れ初めを元にして書いた話なので、知らず内に熱が入ってしまったのだろう。

「目薬目薬……」

 小説家になってから必需品となった目薬を書斎の引き出しから取り出して、一滴ずつ点眼する。

 そうして目薬の清涼感が瞳に浸透してきたところで、秋人はゆっくり瞼を開けて、机のそばの窓から見える澄み切った青空を仰いだ。

 そういえば妻と初めてデート──遊園地に行った時も、こんな綺麗な空だった。

「そっか。あれからもう十五年後か……」

 月日が経つのは早いものだ──などと郷愁に浸るほどの年齢を重ねたわけではないが、やはり懐かしくは思う。

 十五年。妻と出会った時も、ちょうど十五歳になって半年以上が過ぎた頃だった。つまり、ちょうど高校生の時と同じくらいの年月が経った事になる。

 そう考えると不思議というかなんというか、高校生だった頃の方が、一分一秒が長く感じていたように思える。大人になると時が過ぎ去るのが早く感じるとは言うが、こうして三十路になってみると「なるほどなあ」と納得する自分がいた。

「道理で最近肩凝りもひどくなってきたわけだ」

 まあそれは年齢だけではなく、むしろ職業に起因した要素が大きいと思うが、さりとて三十路──世間一般では立派なおじさんだ。

 いつまでも若者のつもりでいたが、そろそろ年長者としての貫禄を備え始める時期が来たのかもしれない。

 もっとも、そんな年齢を感じさせない、見た目も含めて精神が未成年で止まってしまっている女性を一人知ってはいるが──



 ドドドドドっ。



 と。

 最愛の妻の姿を思い浮かべてクスリと微笑をこぼしていると、階下からけたたましい足音が響いてきた。

 どうやら、その最愛の妻との間に出来た掛け替えのない宝物が、階段を上ってこっちに向かっているようだ。

 そして──



「父ちゃん! 早くとなりに行こうぜ! 母ちゃんもさっきからずっと待ってんだから!」



 と。

 件の宝物、もとい秋人の一人息子である人夏ひとなつが、元気潑剌げんきはつらつと言った表情でドアを豪快に開けた。

 少し癖のある黒髪。キョロキョロとよく動く大きな両目はまっすぐこちらに向けられていて、心なしか瞳の中がキラキラしているように見える。実際、毎日楽しそうに日々を過ごしているので、色々なものが輝いて見えるのだろう。幼児の特権のようなものだ。

 とはいえ、今年で五歳になる元気いっぱいな我が子であるが、さすがにこの寒い季節に半袖短パン姿というのはいかがものか。まだ体が小さいので、そのぶん体温が高いのだろうが、なんだか見ているこっちまで寒くなる。秋人なんて、暖房の効いた書斎でセーターすら着ているというのに。

 しかしまあ、こういう底抜けに明るいところが妻に似ていて、微笑ましいものがある。本音を言うともう少しだけ落ち着きがほしいというか、ちょっとだけでも本に興味を持ってくれたら嬉しいのだが──なにせ小説家でもあるし──まだ五歳児であるし、まだまだこれからと思う事にしよう。

 今はゲームに夢中のようだが、本を読む機会ならこの先いくらでもある。いずれ本に興味を持つようになったら、その時に色々勧めてみればいい。いつか父子で本を語らう日が来るのを楽しみにしておこう。

「父ちゃーん! 早く行こうってばー! もうお仕事おわったんじゃないのー?」

「うん。ついさっき終わったところだよ。でもちょっとだけ待って。電源だけ切るから」

 バタバタと駆け足で寄ってくる人夏に、秋人は苦笑しながらノートパソコンの電源を切って椅子から立ち上がった。

「早く早く〜! もうみんな集まってるよー!」

「はいはい。わかったよ人夏」

 手を掴んで急かす人夏に、秋人は苦笑しつつ言われた通りに書斎から出た。




 人夏の言う隣──もとい進藤家は文字通りすぐ隣にあり、しかも元同級生が住む家だったりする。

 しかも家を建てた頃も同じで、人夏の同い年の子供までいるという、付き合いだけならかれこれ十五年近く経つご近所さんだ。

 そんな昔馴染みのご近所の家に、人夏を連れてやって来た秋人。勝手知ったるとばかりに呼び鈴を鳴らさないままドアを開けてドタドタと一人で中に入っていった人夏に苦笑しつつ、秋人は「お邪魔します」と一言掛けてから玄関に入った。



「は〜い。あ、秋人君。いらっしゃ〜い」



 と。

 奥のドアから顔を覗かせてきたエプロン姿の綺麗な女性に、秋人は軽く手を上げて微笑む。

「秋人君、お仕事の方はもういいんですかー?」

「うん。ちょうどさっき一本書き終えたところだよ。みんなは二階かな?」

「はい。みんなしてゲームに夢中になってますよー。個人的にはちょっとくらい家事を手伝ってほしいところではありますがー」

「はは。主婦も大変だね」

 苦笑しながら言った秋人に、綺麗な女性──もとい羽春は困った風に眉尻を下げて「本当ですよー」と溜め息を吐いた。

「あ、でも、普段はちゃんとウチの人も手伝ってくれるんですよー? 今日みたいにみんなで集まってゲームをする日以外は、という話なだけでー」

「そうなんだ。なんていうか、相変わらず夫婦仲が良好なようで何よりだよ」

「いえいえー。こちらこそよく奥さんから惚気話のろけばなしを聞かせて頂いてますから、そこはお相子という事でー」

「の、惚気ているんだ……」

「はい。割とよくー」

「うっ……。恥ずかしい……」

「そんな恥ずかしがらなくてもー。奥さんにすごく愛されているって証拠じゃないですかー」

「じゃあ羽春さんなら平気なのかい? 旦那さんに外でそういう話をされても」

「あの人はわたしの前以外ではデレませんからー。そういう心配はいらないですねー」

「惚気話をありがとう……」

 まさか向こうから惚気てくるとは思わなかった。

 そういう意味では羽春さんも昔に比べて照れ屋ではなくなったというか、たくましくなったなあと思う。



 旧姓、野中羽春。

 十五年前に妻との縁で知り合った元同級生の一人で、今は家族ぐるみの付き合いをしているお隣さん。



 最初は単なる友達の友達という関係でしかなかったが、まさかここまで長い付き合いになるとは思ってもみなかった。

 しかも結婚した年も同じで、子供まで同じ年齢。あまつさえ家を建てた時期も同じな上にお隣同士だというのだから、つくづく奇妙な縁だと思う。

 もっとも家の立地に関しては妻の強い意向だったので、別段偶然が重なったというわけでもないが。

 それにしても。

 それにしても、と思う。

 内面こそ昔より大人っぽくなったが、こうして羽春を見ていると──

「……羽春さんって、いつ見ても高校の時から変わってないよね。いや高校の時よりもメイクは服装が洗練されているから、さすがにあの時に比べると今の方が大人っぽいだけど、肌のツヤ感とか、当時と何も変わってないよね?」

「あらー。嬉しい事を言ってくれますねー」

 いや、純粋な疑問として口にしただけなのだが。

「と言いますか、何も変わってないって事はありませんよー? 髪だってあの頃に比べたら肩口に切り揃えてありますし、白髪だって年々増えたりしているんですよー?」

「へー。僕も最近肩凝りとか腰痛に悩まされるようになってきたよ。お互い、なんだかんだで年を取ってきたって事なのかな」

「見た目は若々しい方なんですけれどねー」

 なんて話している内に、二階の方からはしゃぎ声が聴こえてきた。

「ずいぶんと盛り上がっているみたいだねー」

「ええ。いつもの事ですけれどー」

 秋人の言葉に、苦笑しながら応える羽春。

「ところで、二階にはいつ行きますかー? ちょっと居間の方でお茶を飲んでもらっても構いませんけれどー」

「いや、息子にも呼ばれているからね。そろそろ向かうとするよ。どうせなら羽春さんも一緒にどう?」

「そうですねー。家事もひと段落済みましたし、ちょっと様子を見に行くくらいならー」

「よし。じゃあ行こうか」

 そんなわけで、一緒に二階へと上がる二人。

 こうして階段を上がっている間にも、嬉々とした騒ぎ声が断続的に響いてくる。主に妻と息子の声の方が大きいのだが、その中に幼い少女の声と成人男性特有の低い声も混じっていた。

 話の内容から察するに、どうやら四人同時でプレイできるゲームに興じているらしい。

 思わず、隣にいる羽春と共に苦笑をこぼす。

 と、階段を上っている最中に、スマホのバイブレーションのような音が近くで聞こえてきた。

 音の出所である隣を窺ってみると、羽春が頭を少し下げながらエプロンのポケットからスマホを取り出した。

「あ。梅雨さんからですー。『ハワイ満喫中♪』だそうですよー」

 ほら、とスマホの画面を見せてきた羽春。

 見ると、そこには新婚旅行でハワイに行っている梅雨とその旦那さんが仲睦まじげに映っていた。

「楽しそうだね、柚木さん。あ、今は柚木さんじゃないのか」

「ふふっ。ウチの人と同じ事を言ってますねー」

「今までずっと柚木さんって呼んでいたからねー。しばらく慣れるのに時間が掛かるかも」

 梅雨とは妻との縁で知り合った仲なのだが、彼女ともかれこれ十五年近く良き友人として親しくさせてもらっている。

 羽春も妻に紹介したもらった事があるようで、先ほどのように頻繁に連絡を取り合っているらしく、妻と梅雨と羽春の三人で遊びに出掛ける事も多いのだとか。

「幸せそうですねー、梅雨さん」

「うん。結婚式の時も泣いていたくらいだからね」

 泣いていたのは梅雨だけでなく、妻も一緒にだったが。

 そういえばこの二人、妻との結婚式の時にも一緒なって嬉し泣きをしていた気がする。心根が優しい良い人なのだろう。

 そんな良い人が無事に幸せを掴めて、心の底から喜ばしかった。

 などと会話しながら階段を上ってすぐ手前のドアまで来てみると、いっそうバカ騒ぎのような声が耳に届いてきた。

 さっそく室内に入ろうとドアノブを握る。

 と。

 ドアを開けようとして、その直前に羽春から「しーっ」と口元に人差し指先を立てながら止められた。

 この悪戯っぽい笑みから察するに、どうやらこっそりドアを開けて様子を見たいらしい。

 秋人は無言も頷き、そっとドアノブを握って静かに隙間を開け、そこから羽春と一緒に中の様子を覗き見た。



「あー! てめぇ冬樹、あたしに赤甲羅ぶつけやがったなあ! 何しやがるこのヤローっ!」

「そうだそうだ! せっかく母ちゃんが一位を取ってたのにー! バツとして代わりにおれを一位にさせろー!」

「なんだこの母子おやこ。なんでそんな接待ゲームをしなきゃいけないんだ。俺はそういう忖度が嫌いなんだ」

「パパー。冬羽ふゆはも一位になりたい〜。一位にさせて〜」

「そ、そうか。パパ、頑張って冬羽を一位にさせてやるからな?」

「思いっきり忖度してんじゃねぇか! この親バカめが!」

「バカはそっちだ真夏。密かにこっちのコントローラーのコードを本体から外そうとしてるの、バレバレだからな?」

「ちぃ! 気付いてたか!」



 液晶テレビに映る四つの画面──そこにはピーチやキノピオといったキャラがそれぞれ色付きのレースカーに乗って競争を繰り広げていた。

 マリオカート64。

 SFC版マリオカートの続編。

 前作と違って次世代機に仕様が変わり、スティックでの操作や新たなる機能やアイテムが増えて複雑化が増したが、今のところ五歳児である我が子も、その幼なじみである冬羽も楽しそうにゲームをしている。



 進藤冬羽。

 友人である冬樹と羽春との間に生まれた女の子で、人夏と同い年。



 見た目は羽春をそのまま幼くしたようにそっくりで、口調すらなんだか似ているような気がする。あとちょっと小悪魔めいた部分も。

 その冬羽ではあるが、今は父親である冬樹の胡座の上に座りながらコントローラーをいじっていた。

 あれだと冬樹がやりづらいように思えるのだが、当の本人はまるで気にした様子はなかった。むしろデレデレしている。いかにも娘にダダ甘な父親といった光景がそこにあった。



 進藤冬樹。

 羽春の夫で、妻の幼なじみ。



 こうして妻がゲームをやりに来るくらい、今も良好な友人関係を続けており、秋人もたまに二人で遊びに行く仲だ。

 冬樹も見た目こそ羽春のようにそこまで変わってはいないが、目元は少しだけ穏やかになったように思う。

 元々穏やかな性格の持ち主だったが、見た目のコンプレックスもあって、心のどこかで常に気を張っていたのかもしれない。

 しかしそれも過去の話で、昔は強面として皆から怖がられていた印象が強かったのだが、今では家庭を持つようになったおかげで自然と周囲も親しみを覚えるようになったらしく、仕事も家庭も充実した毎日を送っていると、以前二人で飲みに行った時に語ってくれた。

 もっとも、あんな娘にデレデレな姿を見せられたら誰だって警戒心を解くと思うが。

 何せ職場の人間にも娘の写真を見せて自慢しているという話だし。



 そして、我が愛する妻。

 旧姓、成瀬真夏。



 妻──もとい真夏は、人夏の隣でコントローラーの必死に操作していた。

 こうして見ると、真夏も見た目こそさほど変化していないが、髪を腰近くまで伸ばしているせいか、そこはかとなく大人の色香のようなものを感じさせる。

 だがそれは見た目に限った話で、精神面は高校の時から何も変わっていない。まるで子供そのものだ。

 こうして人夏の隣にいても、どっちが子供なのかわからないくらいだ。

 とはいえ、それが真夏の良いところでもあるのだが。

 むしろ愛しいとすら思える。

「あらあら。秋人君、さっきから頬がだらしなく緩んでますよー? さては夏さんを見てドキがムネムネしちゃってますねー?」

「あ、バレたか。ていうか羽春さん、なっちゃんと似たような事を言うようになったね」

「夏さんからよくマンガを借りて読んでいますからー。最近は『ド級編隊エグゼロス』を借りましたよー」

「……あれ、女性が読んで面白いものなの?」

 完全に男向けというか、思いっきりエッチなラブコメマンガなのだが。

「それにしても、相変わらず仲のいい四人ですよねー。こうして見ると家族みたいですー」

「ちょっと妬ける?」

「いえいえー。昔は少し妬いたりもしましたが、さすがに何度も光景を見たら何とも思わなくなっちゃいますよー。そういう秋人君こそ、ウチの人と夏さんが仲良くしているのを見て何とも思わないんですかー?」

「それこそ今更な話だよ。だって冬樹君が一軒家を建てようとした時、『あたし達もその隣に家を建てようぜ! そんでみんなしてゲーム三昧だ!』って曇りのない瞳で言い出すくらいだし」

「あー。それは確かにー。わたしもあとで知った時は笑っちゃいましたー」

「ちなみに冬樹君はどんな反応だった?」

「わたしの前では呆れた顔をしていましたけれど、どこか嬉しそうでしたよー。なんだかんだ言って、やっぱり幼なじみですよねー」

「それも結婚した時期どころか、子供が生まれる年すら被るくらいのね」

 もはや運命と言っても過言ではないのではなかろうか。

「きっとこうやって、今後もこんな関係が続くんだろうね」

「そうですねー。恋愛感情のない異性の幼なじみなんて、いつか絶対離れ離れになるって昔は思っていましたけれど、現実に存在するものなんですねー」

「羨ましいよね、あの二人を見ていると。人夏と冬羽ちゃんも、同じような関係になれたらいいなあ」

「あら、まだ恋愛関係に発展する可能性も残っていますよー?」

「それならそれでいいよ。二人が幸せなら」

 そう──

 詰まるところ、重要なのは二人の気持ちなのだ。



 そこに恋愛感情があろうとなかろうと、二人でいて楽しいと思える気持ちは一生の財産になり得るものなのだから。

 こうして昔と変わらず和気藹々とする冬樹と真夏の二人の関係のように──



「あっ。父ちゃーん! そんなところでなにしてんのさー! 早くおいでよー!」

「ママ〜。ママも一緒にゲームしよう〜」

 と。

 こっそり隙間から覗いていたつもりだったのだが、あっさり子供達に見つかってしまった。

「見つかっちゃったねー」

「そうですねー」

 お互いに悪戯がバレた子供みたくはにかみつつ、揃って中へと入る。

「あれ? 羽春、いたのか?」

「ええ。ちょっと前からー。『家政婦は見た』みたいにこっそり覗き見させてもらいましたー☆」

「……羽春、あのサスペンスドラマって観た事あったっけ? まさかまた真夏の影響か?」

 と、羽春の返答に溜め息を吐く冬樹。ウチの嫁が余計な事を吹き込んでいるようで、素直に申し訳ない。

「秋君、やっと来たー! ずっと人夏と一緒に待ってたんだぞー?」

 そんな真夏の言葉に「ごめんごめん」と謝りつつ、人夏の真後ろに座る。

「はい父ちゃん。次は父ちゃんの番なー」

「ん。ありがとう、人夏」

「おっ。今度はついに秋人が参戦か。秋人はなにげにゲームが上手いし、これは俺も用心しないとな」

「ヘッヘーん。今度こそあたしら夫婦がお前をコテンパンにしてやるぜ。あ、羽ちゃんは特別優しくしてあげよう」

「あらー。ありがとうございますー」

「ママ〜。がんばって〜」

 さっきまで騒がしかった室内が、いっそう賑やかさを増す。



 まるで春夏秋冬が目まぐるしく入れ替わるかのように。



「よっしゃ! そうと決まったらレース再開だ! あ、ちなみに冬樹はルイージかワリオかマリオな」

「さりげに弱キャラ押し付けようとすんな」



 こうして幼馴染の日常は、これからも賑々しく続く──。


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親友同士の幼馴染がお互いの初恋を全力で応援するラブコメ 戯 一樹 @1603

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