第38話:モフモフの気持ち

 前世のムー太は七海のことが大好きだった。

 今世のムー太は七海のことが大好きである。


 二つの"大好き"が重なって、記憶の補完が終了する頃には相乗効果による更なる"大好き"へと昇華を遂げていた。


「むむきゅ、むきゅ」


 早く、七海に逢いたかった。自分はかつて一緒に旅をして志半ばにこの世を去ったムー太なんだよ、と言いたかった。彼女は知らないはずだから、ちゃんと伝えておきたい。一度は別れることになったけれど、また再会できていた奇跡を伝えたい。前世のムー太がどれだけ幸せだったのかを伝えたい。そして今もまた、幸せであることを伝えたい。


 今までの「ありがとう」そして、これからの「よろしくね」を伝えたかった。

 そして最後に伝えたいのは、七海のことが大好きだということだ。


 いつの間にか、白色に輝いていたコアはその輝きを失って、透明な結晶へとその姿を変えていた。眩いばかりだった大正殿は、今では床に埋め込まれた光石による蛍光の緑が輝くだけで、薄暗くどこか物寂しく感じる。


 そして同時に、ムー太の内部には劇的な変化が生まれていた。可愛らしい丸っこい外見はそのままに、けれど、米粒のように小さな魔力しか内包していなかったその体には、今、なみなみたる魔力が溢れんばかりに詰め込まれている。

 浮遊都市・アルデバランの動力を担うコアの力、そのすべてが余すことなくムー太に注がれたからである。


「この時をずっと待っていたのですよ。次の旅はワタシも同行してよいと、兄様が許して下さいました。すでに多くの経験を積むことができたから、と」


 エリカは膝を付いて横に座ると、白毛を愛おしそうに撫でながら言った。

 彼女は優秀な魔導師を多く輩出してきた名門・ラザフォード家の生まれで、マフマフを創り出した偉大なる大魔導師リアン・ラザフォードの一人娘である。そしてムー太を可愛がってくれた初めての人でもあった。

 よく父親の目を盗んでは、研究施設の外へムー太を連れ出して遊んでくれたものである。その時に受けた愛情は本物であり、ムー太もエリカが好きだった。


 だからその提案にムー太は素直に喜ぶ。

 もちろん、七海とアヴァンも含めた四人で旅立つと思ったからだ。


「むきゅう!」


 勢いよく跳ねた体をエリカが捕まえて、あまり豊かではない胸に押し付ける。純白のドレスに付けられた金属の装飾品が、肌に当たって少し痛い。懐かしい匂いが鼻先を掠めて、ムー太は嬉しそうに少女を見上げた。


「良かった。記憶を取り戻せたのですね。マーコの記憶がちゃんと戻るか、本当はちょっぴり不安だったの」


「むきゅう」


 かつての名前を呼びながら、安堵に胸を撫で下ろすエリカに向けてこくりと頷き返し、その頬をぽふぽふと叩く。彼女はふんわりと微笑み、じゃれてくるムー太を抱えて立ち上がった。


「では、参りましょう」


 のんびりとした歩みで、エリカは大正殿奥に設けられた一室へと向かう。そこには大きな扉のない門が置かれていて、ムー太はそれが何なのか知っていた。


「むきゅう?」


「転移門ですよ。覚えていませんか?」


 転移門とは、遠く離れた地へ移動するためのワープ装置のようなものである。ムー太には難しいことがわからないので、扱い方は知らないし、もちろん利用したこともない。けれども、その用途だけは聞き及んで知っていた。

 だから、ムー太が疑問系で鳴いたのは転移門の知識に関してではない。どうして今、転移門を使うのか、という根本的な疑問である。浮遊都市内にいる七海の元へ移動するだけならば、他に方法はいくらでもあるはずだ。何も莫大な魔力を必要とする転移門をわざわざ使う必要性はないのである。


 部屋の中央に設けられたアーチ状の転移門。本来あるべき扉や壁は存在せず、柱のように頑強な外枠だけが門を形作っている。その門の脇に併設された四角い箱のような装置にエリカが歩み寄り、備え付けられた石版に右手を置いた。

 彼女が大きな魔力を篭めるのと同時、ブゥン……という空間を振るわせるような音が鳴り、空洞だった門の内側に変化が生まれた。空間の歪みが織り成す虹色の輝きが、ムー太の目に飛び込んできた。


 けれども、不思議といつもの好奇心が湧き上がって来ない。


「ここから始まるのです。ワタシたちの旅が」


 エリカはムー太を抱えたままゆっくりと門に近づいていく。なぜなのか理由は説明できないけれど、彼女の発した言葉尻にムー太は不安を感じた。

 虹色の輝きが鼻先にまで迫っている。あと一歩前へ進めば、エリカの設定した場所へ瞬く間のうちに飛ばされることだろう。けれどその先は、自分の望む場所へ繋がっていない気がする。そんな閃きのような予感が走り、ムー太はいやいやと体をよじり始めた。


「むきゅううう?」


「どうしたのですか? 二人の門出だというのに」


 何気なく発された、二人、という言葉に予感だったものが確信へと変わる。彼女はムー太を連れて、どこか遠い地へ旅立とうとしているに違いない。転移門を潜ったら最後、もう二度とここへは戻ってこれないかもしれないのだ。


「むきゅううううう」


 すぽん、とエリカの腕の中から緊急脱出。地面を跳ねるように転がって距離を取り、抗議するようにボンボンを揺らす。

 困惑した彼女は、悲しそうに眉をひそめて言った。


「千年も待ったのですよ。ワタシでは嫌だというの?」


「むきゅううう」


 エリカのことが好きだとか嫌いだとか、そういう問題ではなかった。

 自分のことを待っているであろう大切な人を置いて、それも挨拶すら交わさないまま旅立つなんて、そんな悲しいことは絶対に嫌だった。

 七海と同じく自分のことを愛してくれたエリカにならば、きっと伝わるだろう。そう信じて、ムー太は身振り手振りを交えて、不満そうに何度も鳴いた。しかし、


「もう二度と離さないと決めたのです。もう他の誰かと仲良くしている姿を見るのは、我慢がなりません。マーコの隣は、ワタシだけに許された特等席だって千年前から決まっているの。だから二人だけでやり直しましょう」


 その必死な瞳の色から、あるいは懇願するような声色から、もしくは美しく整った顔を泣き出しそうなほどに歪ませていることから、エリカがどれだけムー太のことを愛してくれているのかが伝わってくる。その必死な想いが伝わってくる。

 けれども、彼女の主張にはムー太の意志が含まれていなかった。ムー太の希望を尊重しようという優しさが含まれていなかった。ムー太の気持ちを汲み取る配慮が成されていなかった。


 その事実が、とても悲しい。


「むむきゅむむきゅ」


 もしも七海が逆の立場だったなら、きっとムー太の言葉に耳を傾けてくれたはずだ。どうして嫌がっているのか、一緒になって考えてくれたはずだ。そして最後には、その願いが叶うように手を差し伸べてくれたはずだ。


 エリカは両手を広げて一歩前へ出る。銀の瞳には悲壮と不安が半々に浮かんでいる。そんな顔を彼女にさせてしまっていることが申し訳なくて、ムー太の優しい心が痛む。けれども、もしもそこに飛び込んでしまったら、もう二度と七海に会えなくなってしまう。


 それだけは断固拒否。ムー太はぴょこんと後ろに飛び退った。


「ワタシより、あの女の方が良いというのですか? そんなことないよね……ワタシを選んでくれるよね。ワタシが千年間、どんな想いで待っていたのかマーコならわかってくれるよね」


 究極の二者択一。エリカが半泣き半笑いになりながら迫る。


 どうして、どちらかを選ばなければいけないのだろう。なぜ、そのような悲しい選択をしなければならないのだろう。両方を選んではいけないのだろうか。仲良く一緒に旅をすることはできないのだろうか。


 ムー太には、エリカの言いたいことがよくわからない。


 猶も、後退りを続ける。


 それを拒絶と判断したのか、エリカの顔が悲しみから怒りに転じた。余裕を失った美しい顔は鬼気迫るものへと変わってゆき、目は赤く血走りを見せる。遠い昔、一緒に遊んだ少女の面影は、悲しきかなもはや微塵も残っていなかった。


「あの女を殺してやりたい。でも、それだけはできないの。だから兄様にお願いしたのです。今頃あの女は、マーコを置いて自分の世界に帰っている頃よ。そんな薄情な女のことは忘れてしまいなさい!」


 余りにショッキングなその発言に、ムー太の体がピンッと硬直した。


「むきゅううう!?」


 その隙を突いてエリカが一気に間合いを詰め、まん丸の体を持ち上げて自身の胸へと押し込んだ。ムー太は暴れることで逃げようとしたのだけれど、白毛に食い込むようにして回された両腕にしっかりと拘束されていた。


「大丈夫。今度はワタシがついていますから」


 何が大丈夫なのか、ちっとも意味がわからない。必死に抵抗を試みるムー太を抱いて、エリカは転移門へ向けて一目散に駆けた。その表情には躊躇だとか、迷いだとかいったものは見受けられない。門を潜りさえすればすべての問題が解決されると、そんな幻想を抱いているかのようだ。


 あと数歩。虹色に輝くゲートが大口を開けてムー太を待ち構えている。

 が、天はムー太に味方した。


「きゃっ」


 不意に地面が大きく揺れた。


 エリカの体が傾き、もつれた足が絡まり合いバランスを崩す。真横に転倒する形になった彼女は受身を取ろうとしたのか、両腕の拘束を緩めた。おそらくは無意識に行われた防御の姿勢。そのチャンスに合わせてムー太はがむしゃらに暴れた。


 二つの不意が重なって、エリカは為す術なくムー太を手放して転倒。その綿のような体が、花嫁の投げたブーケのように宙へと投げ出される。放物線を描いて華麗に着地――に失敗、大きく跳ね返って勢いよく転がり始める。


 そこまではいつものパターンなのだけれど、ムー太の体は何かに引き寄せられるようにしてカーブを描き、進行方向を転換。更にはスピードを加速させて、部屋の入り口、つまりは正殿に向かって爆走を開始した。


「むきゅううう?」


 大きな衝撃により、浮遊都市が傾いて坂道ができたなどとは露知らず、混乱のままにムー太は斜径しゃけいの上を転がり続ける。本人の意志とは無関係に転がることで、図らずともエリカとの距離がだんだんと開き始めた。


「待って!!」


 身を起こし、エリカがその後を追ってくる。ムー太はただ目が回るだけで状況がいまいちわからない。ぐるぐると目を回しながら転がっていくと、コアが安置されたピラミッド状の祭壇、その縁にコツンとぶつかり停止した。


「むきゅう……」


 世界がぐわんぐわんと回っている。

 平衡感覚を失ったムー太はすぐには動けない。それでも追っ手はすぐそこまで迫っており、迅速な行動が求められている。


 逆さに転がった体をなんとか起こし、左右を見回して逡巡する。しかし、


「むきゅう? むきゅう?」


 どこへ逃げれば良いのだろう。どちらに進めば七海の元へ帰れるのだろう。


 七海は自分の世界へ帰ったのだとエリカは言っていたけれど、ムー太にはどうしてもそれが信じられない。書庫へと戻り、それが事実なのかどうかを確かめなければならなかった。けれども、正殿へ足を踏み入れたのはこれが初めてだから、帰り道がわからない。


 迷子になった子供のように、ムー太は涙目になりながらオロオロとする。


 途方に暮れている時間すら惜しい。ムー太はひとまずエリカとの距離を取ることに決めた。が、彼女との接触にはまだ猶予があるはずだったのに、体がふわりと持ち上げられた。条件反射で暴れようとした時、頭上からではなく、少し離れた位置からエリカの声が聴こえた。


「あなた……誰」


 ムー太が疑問符を浮かべるよりも早く、もう一つの声が今度は頭上から降ってくる。それは少し懐かしくて、心が温かくなるような優しい声だった。


「愛おしいわが子よ。ナナミ殿に会いたいか?」


 見上げると、慈愛に満ちた真紅の双眸と目が合った。豊満なバストにムー太を挟み、鋭く尖った爪で傷つけないように、手の平を目一杯ひろげて抱きとめる。そのぎこちない抱き方には覚えがあった。腰まで伸ばした緑の髪の毛は、髪留めを失ってまとまることなく後ろに流れている。

 この場に居合わせるはずのないその人物を前に、ムー太は驚きの鳴き声を上げた。


「むきゅう!?」


 ボンボンをピンッとエクスクラメーションマークの形に立たせたムー太を見つめ、女性は唇を緩めて微笑むと、頭に付けた三日月型の髪飾りを指でコツコツと叩いて言った。


「この髪留めと共に在れば、それは妾と共に在るということである――と、言ったであろう? この髪留めは妾の体の一部。ゆえに、魔力を溜め込みさえすれば、こうして顕現することも可能ということよ」


 それは再会を約束した一人。ムー太をわが子のように愛し、時には助けてくれた魔将級の実力を持つ魔族。そして別れ際に三日月型の髪飾りをプレゼントしてくれた女性――イゼラだった。


 降って湧いた希望を前に、不安でいっぱいだったムー太は笑顔を取り戻した。


「むきゅう!」


 再会の喜びを伝えようと、イゼラの頬をぽふぽふと叩く。仲睦まじい様子を見せつけられたことが癇に障ったのか、エリカが怒りを露にした。


「誰か、と問うているのです。お答えなさい!」


 射るようなエリカの視線をさらりと受け流し、イゼラは体の向きを変えると開けっ放しの扉を指差して言った。


「あの部屋を目指して走れ。そして床に描かれた紋様に魔力を篭めるのだ」


 そこは、正殿に入る前、苦心の末に扉を開いて脱出した部屋だった。確かにイゼラの言う通り、部屋の中央には複雑な紋様が描かれていた。けれども、扉を開けるための魔法式だと考えたムー太が魔力を篭めてみても、何の反応も示さなかった。


 そのことを覚えているムー太は、クッションのように柔らかい胸の中で体をひねり、疑問系で鳴いた。


「むきゅう?」


「あれは恐らく、書庫と正殿を繋ぐ転移魔法陣だ。妾は見ていたのだ、転移するその瞬間をな。そして、一度試した折に魔法式が起動しなかったのは、お主の魔力が足りなかったからだろう。しかし、今ならば……新しく手に入れたその豊富な魔力を使いさえすれば、容易に戻ることができよう」


「むきゅう!」


 希望の道が示されて、ムー太は元気になった。が、血相を変えたエリカが猛然と駆けてくるのが見えて、びくっと身を竦める。そんなムー太を床へと下ろし、イゼラは言った。


「さぁ、ゆくのだ。ここは妾に任せておけ」


「むきゅう……」


 一緒に来てくれるとばかり思っていたムー太は、急に心細くなって寂しそうにイゼラを見上げる。そして同時に心配でもあった。ラザフォード家の真たる血統を継ぐ双子の兄妹は、この世界の常識では測ることのできない実力を有しているのだ。

 しかも、彼女たちに有利となる魔法式がアルデバラン内部には張り巡らされている。そんな中で戦えば、いくら魔将級の実力を有するイゼラといえども勝ち目はない。そんな心配を察したのか、しゃがんだイゼラが元気付けるように頭をぐりぐり撫でながら言った。


「心配するな、妾の力は知っていよう? 例えこの体が朽ち果てようとも、また会える日は必ず来よう。ゆえにお主は、ナナミ殿と合流することだけを考えよ」


 肩を怒らせて駆けてくるエリカとの距離はもう大分縮まってしまった。イゼラは最後に「さぁ、真っ直ぐに駆けろ!」と言って、ムー太の額を小突いて転がした。再び坂道を転がるその進路の先には、大きく口を開けた扉が待ち構えている。


 イゼラは両手を広げ、エリカの進路を妨害するようにして立ちはだかる。

 中空から純白のサーベルを取り出し、その切っ先を向けながらエリカが叫ぶ。


「邪魔をするなら、一瞬でその存在ごと消してあげます」


「ほう。確かに今の妾の力では、抗うことはできぬであろうな。しかし、いいのか? あの子の前で妾を殺すようなことになれば、きっと汝は恨まれることになるぞ。好かれるどころか嫌われるのだ。もう二度と懐いては貰えぬだろう」


「ぐっ……そんな」


 雷に打たれたようにエリカの体が硬直し、イゼラの三メートル手前で止まる。


「嫉妬とは見苦しいものだな。しつこい女は嫌われるぞ」


「あなたに何がわかるのです。ワタシは千年も待ったのですよ!」


「たかだか千年ごときを免罪符に使うとは笑止な話だな。汝らの話を総合して思うに、同じだけの時間をあの子は使命とやらのために生きてきたのではないのか? その苦労を労うことも讃えることもなく、ただ自分の欲望を押し付ける者になぞ、誰が心を開くものか。笑止千万、汝にあの子を抱く資格はない」


 ギリッとエリカが奥歯を鳴らす。


「黙れ! 黙れ! 黙れ黙れ黙れ!!! 今すぐ消えて居なくなれ!」


 エリカは狂ったように喚き散らすと、右手に持った純白のサーベルに魔力を篭めて、それを怒りのまま叩きつけるようにして地面に突き刺した。刹那、サーベルの切っ先を起点として大爆発が起こる。


「ふむ……ナナミ殿の技に似ているな」


 白い爆風に巻き込まれる瞬間、イゼラは感嘆するようにそう呟いた。


 そして坂道を転がるムー太の体は、爆風によって更なる加速を生んだ。兆弾する弾丸のように跳ねながら、目的地となる扉の中へと飛び込んで、部屋の隅まで転がっていき、壁にぶつかることでようやく停止。

 目が回るのを我慢して、七海に逢いたい一心で傾いた床を中心に向けて登っていく。少し気を抜けば、まん丸の体はたちまちの内にバランスを失って坂道を転げ落ちることだろう。


 気分は険しい山脈を登るが如く。

 苦心の末に魔法陣と思わしき紋様の上へと登頂を果たす。


 イゼラに言われた通り、なんの迷いもなくムー太は魔力を篭める。


 眩い光が明滅した次の瞬間、ムー太の体は空中に投げ出されていた。

 重力に引かれ、自由落下が開始される。


「むきゅううう?」


 高く聳える書庫の天井裏から正殿へと転移を果たした。その逆を辿れば、必然。転移先は、書庫の天井と相成るわけで。すでに強風は停止していて、そうなれば落下するしか道はない。


「むきゅううううううううううううううううううううう?」


 悲鳴と疑問系が混じったような鳴き声を上げながら落下していくと、地面に突っ伏す七海の姿が目に入った。それを悠然と見下ろすのは白いタキシードを着込んで、勝ち誇ったように微笑むエリンである。

 その構図を見て、ムー太は瞬時に状況を理解した。


「むきゅうううっ!!!」


 七海をイジメるやつは絶対に許さない。ムー太は無我夢中で魔法を使用した。

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