幼女ゴースト

 霊視して正体を明らかにしてもパピィは首を傾げていた。

「うーん?私の家の者では無い気がします。貞朝が何処かから連れてきたのでしょうか?よくわかりません。勇者様、申し訳ありません」

「良いんだ。うーん?だとしたらあの見た目で20歳って言い張ってるけど実は貞朝の娘とか?」

「さっきからごちゃごちゃうるさいんだけど。あっかんべ〜だ。私のこの小さい身体の魅力が伝わらないなんて、アンタ、アッチだけでなくて頭もざーこなのね」

「なんかカチーンときた」

「そうよフグオのアレは天にも昇る気持ちなんだから。フワフワして数時間意識飛んでたんだから!」

 いや、ナナ。それはフォローなのか?いや、男としては満足したよって言ってくれるのは男冥利に尽きるんだけど。

「そうよそうよ。フグオ君のを味わったこともない癖して、好き放題言うなんて、さては怖いんじゃないの?」

 おっ、ハルは挑発か。うんうん。流石だ。

「というか見えないところからしか攻撃できないとかアンタのが雑魚くない。それに比べてフグオは真正面から3人も満足させる男よ。格が違うっての!」

 マヤは挑発プラス僕の援護か。うんうん。ありがとう。なんだか自身が溢れてくるよ。

「そこまで言うなら相手してあげようじゃない!これでも毎日毎日、ボケたフリして触ってくるエロ老人どもを満足させてあげてるんだからね」

 いやいやいやどんな暴露だよ。そんなの病院長とかに知られたらどうなるんだ?というか、相手してあげるって、まさかコイツ、チョロすぎなのでは?ボケて触ってくる老人たちの相手してあげるとか天然天使なのでは?相手してくれるっていうんだから乗らない手は無いよね。

「へぇ〜じゃあバトルしよっか。勿論、アッチで。まぁ、君に僕を満足させられるわけがないと思うけど」

「そんな余裕こいてられるのなんて今だけなんだから。私の超絶テクニックでざーこのアンタをメロメロにしてあげる」

 まぁ、そんな感じで勝負が始まったのだが。

「おーっと、我らがフグオ選手、ゴースト選手の攻撃を受けても全く動じていない。それどころかゴースト選手の顔がどんどん紅潮していく」

「(何よ。このデカさ。まだ大きくなるっての?苦しいのに気持ち良くて、堪らない。口でこれなら下ならどうなるの?)ゴックン。ざーこ、出しちゃったわね」

「何、勝ち誇った顔してるの?まだ、一回だよ?」

「へっ?」

「ほら、何してんの満足させてくれるんだよね?続けてよ。それとももうへばっちゃった?」

「そんなわけないじゃない!勿論、こんなの小手調べよ。何度もいかせてやるんだから私のお口で」

「じゃあ、お手並み拝見といこうか。あっ、ちなみに僕20発は余裕で出せるから宜しく」

 そう言うとみるみると青ざめていくゴースト。

「おーっと。ゴースト選手、どうした?何度もトライするが一向にフグオ選手を満足させられていないぞ。これは万事休すか」

「(こんなの嘘よ。男って一回出したら終わりでしょ?エロ老人は口で出させたら満足して寝るし、うちの旦那なんて、子供作るためみたいに私の中に出して満足して寝るわよ。コイツ、嘘でしょ?これが真の男?あれっ?うちの旦那?エロ老人?私ゴーストよね?どうして?そんな記憶が?訳がわからない。でもこのままじゃダメ。こうなったら旦那が気持ち良くてすぐ出すこっちも使わないと)デカいから何よ!顎が疲れてきたから、仕方なくこっちも使ってあげる。アンタみたいなざーこに使わせてあげるんだから感謝しなさいよね」

 あっコイツ、やっぱりチョロい?なんか魔物なのに看護師とか言うから記憶あるの不思議だなと思ってたけど確信した。コイツ、パピィの使用人ではないだろうけど現実世界の人間なのは確かだ。なら、情報を持ってるかもしれない。こういうタイプは完全に屈服させれば、どんなことでも話してくれるはずだ。わかんないけど。そして、すぐこうなった。

「おーっと、ゴースト選手、さっきから何度も身体を仰け反らせている。やはり我らがフグオ選手には勝てないのか」

「マヤ、アイツあんな言っといて、入った瞬間完堕ちするとか雑魚くない」

「ハル、そんなこと言わないの。フグオの規格外のアレを現実世界の女に耐えれるわけないんだから。私たちが良い例でしょ。虐めてたのに、こうやって、なんでも尽くしちゃってんだからさ」

「マヤとハルの気持ちが今ならよくわかる。フグオのアレは反則級。しかも私にとっては甘い初恋の相手だし、まぁこうなっちゃうよね。アンタたちもでしょ」

「まぁあてられるよね」

「帰ったらいーっぱいフグオ君に愛してもらおう」

「そうね」

 そこそんなこと言うな。まるで僕が性欲お化け見たいじゃないか。違うからな。成り行きに任せただけで。まぁ、このゴーストを見てたら可哀想だとは思うけど。それにしても言ってる言葉が本当なら人妻はまずいよな。

「あぁん。こんなのこんなの知らない。旦那の何倍も何十倍も何百倍も気持ちいい。私が間違えてました〜。貴方様は超優秀です〜。私が雑魚でした〜。だから私にお恵みをください〜もう貴方様無しでは生きていけないの〜」

 うん。半端なくまずい気がする。女をたくさん侍らせるのは男の甲斐性とかではない。しかもこれ完全な寝取りだ。旦那さんが殴り込んできたりしないかな。そうなったらどうしよう。あっもうダメだわ。これイく。俺は熱い奔流をゴーストの中へとぶちまけるのだった。

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