第3話 朝食に必要なものがスロットル! 十割そば
おはようございます!
自分は大山寺 璃です!
夕刻の時に誰も降りる人がいない大山寺駅?が苗字で、瑠璃の”り”が”あき”と読んで、大山寺 璃です。
そろそろ覚えてくれましたか?
いやでも覚えるように三回も言いました。
えへへ、みんなに覚えていてほしいんだ。
だから、嬉しくて。
覚えていてくれるのが。
そんなことより、今日は早起きをしました。
現在時刻、6時30分です。
夏休みの小学生なら、早起きの部類に入りますよ、これ。
それで、朝からどこに行くかといいますと、十割そばを食べに行きますー!
愛知県でそばなんて珍しいと思いません?
香川県ではうどん、山梨ではほうとう、愛知県岩倉市でそば。
異色の部類に入りません?
岩倉市だけ市ですよ。名草線はいつからグルメ道路になったんでしょうかね?
ステーキ、ハンバーガー、からあげ、かつ。
ファミリー層を狙ったグルメ道路の、できあがりです!
ちな、自分は孤独な小学生なので、関係ないですけどね。
さてと、7時になったころ合いなので、店内に入りましょう!
店内はカウンターとテーブル席に分かれています。
景色が見えるテーブル席が自分は好みです。さまざまな車を見るのが楽しみでもあるのですから。
「先にお家計をしてください。そして席にてお待ちください」
あぁ、忘れていました!
今回のお店は会計は機械で行う形式なのですよ。えぇっと、それをなんていうでしったっけ?
券売機ですね!
十割そば長助さんは、食券で購入すると天井にあるモニターに番号が出てきます。
あ、自分のが出てきました!
290番です!
その番号とレシートを照らし合わせて、数分待てばいいのです!
「290番の人、お待たせいたしました!」
もうできました! さすが、そば。ゆでるだけで終わるので、早いです!
「お値打ち 朝そばセット!」
そう、自分が頼んだのは納豆や卵かけごはんがセットになった朝そばセットです!
ほかにもカレー付きや、かき揚げ付きもあるんですが、そこまで食べれないですね。
このセットだけが許容範囲です。
そして楽しみはわかめの盛り放題です。それに七味もあります。
海なし市なのでわかめの補給も怠らずに行きましょう!
このわかめは大小まばらなものがあって、盛るときに面白いですよね。
それにこのわかめ。飲みごたえがあるんです。
ごく一般にあるわかめは水で戻しているので、硬さが若干残っています。
ですが、ここのわかめは、そばと一緒に食べるというイメージができているわかめです。つまり大きいのをとっても柔らかいのです。飲みごたえがあるんですね。
そして納豆。朝から肌や腸内環境にいい納豆を補給できるとは、想像できませんよね?
納豆はご飯と組み合わせるもので、なぜ、たま(卵)ちゃんがいるんだぁー?ということに驚きますよね?
ここの納豆はたれをかけなくても、美味しいです。固めの豆がいい噛み応えを示しています。ちなみに、ここの納豆はひきわりではないです。また市販の豆より若干大きく見えますね。
納豆だけでも十分味わえるお店です。
いえいえ、それを言ってしまったら、そばの役割がなくなってしまいます。
そばには噛み応えのあるシャキシャキとしたネギが入っていました。ネギはもとからついています!
そばは見る限り量が少なく見えるでしょう?
いえいえ、これを食べると腹持ちが昼まで持つ魔法のそばなんです!(大山寺 璃曰く)
ラーメンを食べると、お昼まで持たないのに。
なぜでしょう?
さて、そんなことより、自分はテーブル席に座りました。
真正面では名草線を暴走気味に走っている車がうじゃうじゃいます。ここは幹線道路ですかね? 特に岐阜ナンバーは……。いえいえ、なんでもないです!
「いただきます!」
あ、忘れていました!
お茶を汲まないといけなかったです。
このお店のお茶を汲むところは二か所あります。
入口から近いところは水で、奥に行くと緑茶があります。
奥に行くとお得します! でも、水派でもいいと思いますよ!
ただ水を汲むと、お茶の美味しさに気づけないかもです。
ここのお茶は濃くできます。そして自分は通常のお茶にします。
お茶は薄口で冷たくて美味しいからです。
濃いのは粉が出てしまって、最後飲むときにむせてしまうので自分は控えています。
「こんどこそ、いただきます!」
自分はそばを一口飲み込みました。
じゅるると麺の塊が喉を通っていきます。
麺も噛み応えがありますね。細い麺ですが、柔らかいです。
さらにわかめを麺の上に乗せてさらにもう一口。
「うぁまい!」
つるんとした麺と飲みごたえのあるわかめが組み合わせると、もう飲み物ですよ。そしてその上にシャキシャキのネギを乗せると、あら不思議。
食べ物に戻るじゃありませんか。
食べ物を食べているより、飲み物を飲んでいるかのように錯覚してしまう。
そばというのは謎ですね。
そして乾燥しつつある喉をお茶が潤していきます。
ちっぽけなオアシスですね。
そして醤油をかけた卵をご飯の上に乗せて、かき混ぜます。黄金色の卵が真っ白な白米に溶け込み、薄黄色の卵かけごはんに転生します。
自分は喉にそれを飲み込ませました。
やはり、ここのご飯も飲み物じゃありませんか?
固形のご飯がこんなにも飲みごたえがあるのは不思議ではありませんか?
そして卵かけごはんを食べ終わり、残ったそばへと食べすすめます。
そして、最後に納豆にいきます。
納豆のビニール蓋を取ると、香ばしい納豆の香りが鼻に届きます。
からしが入っているのですが、からしを入れると本当に辛いので、入れません。
なので、自分はある一定までかき混ぜたら、たれをかけて頂こうと思います。
ここの納豆はかき混ぜる前に頂くのも、美味しいですよ。
納豆の本来の甘さと豆の硬さが舌へと直に届くのですから。
そばと納豆。
ねばねばした関係すらない、相反する存在。
もうねばねばならぬ、ツルツルならぬ。犬猿の仲。
なぜ、このそばセットが朝に合うのか。
妙である。
自分は疑問に思いながら、食べ終わった。
「ごちそうさまでした」
空になった器たちを棚に運んで、ふといた店員さんに「ごちそうさまでした!」と伝えた。
店員さんは「ありがとうございます!」と元気に応えてくれた。
その元気さをもらいながら、自分はお店を後にした。
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この外伝のもとになるお話を構想中です。
岩倉市が題材となる歩いて行けれる小さな聖地巡礼の小説を作ってワクワクしたいので(((
いえ、死ぬときまで作りたいので、ぜひとも岩倉市の方この小説を広めてください。
(ゆゆゆのような小説を作りたい。一番好きなので)
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