花はお下品ですみませんと先に謝っておきたい

 花は考えるのですよ。


みんなはどうしているのでしょう?

みなさんのそこら辺の事情はどうなのかしらん?

誰だってするはず。

しないワケは無いんです。


誰だって、彼だって、彼女だって。

なんたってパーソナルなお話し。


友人とも意外とこの話題はしてこなかったなー。

親しき仲にも礼儀あり、と言いますしね。

大人になればなるほどあまり口に出さないですよね。

恥じらいも必要ですし。


 そうONARA《おぷぅ》の事ですよ。


 花は以前に言われた事があるのですよ。


「花って、物を食べたり飲んだりする時に、めっちゃ空気も食べてるよ。おぷぅ大丈夫?すんごい出るでしょ?」


花は「確かに!」となりましたね。

単純なガスだけじゃなくて、飲み込んだ空気も出ているのか!

深く考えた事無かった。

浅薄せんぱくやろうなのですよ。


 花は基本的にはおトイレでするよう心掛けておりますですよ。

花が原因の不快な思いは避けたいのですよ。

でもあまり我慢を続けるとお腹がぽんこりーのぽんこなーのぽんぽこぴーのぷぅ助になってしまって、お腹が痛くなるのが嫌ですね。


他人ひとのはさほど気にしないんですけどね。

生理現象ですから。

今の職場の社長は歩きながらするのですよ。

なかなかの強者つわもの

そのままの道を歩んで下さいなのですよ。


 社長のおぷぅで思い出した事がありまして。


 某日、某所、某バスターミナル。

路線ごとに少し離れてバス停が点々と設置されておりました。


日中、人もまばらなバス停。

バスが来るまでは少し時間がある。

花の近くには人はらず。

離れた場所に男性二人。

目測七〜八メートルは離れている。

今なら大丈夫さ。

花、おやりなさい。


花はすぅ~すぅ~とおぷぅをしましたね。

バスに乗ってから我慢する方が嫌ですからね。


 するとしばらくして男性の一人が言いました


男性A 「なんか臭くない?」



 (ええっ!?そんなっ、こんなに離れてるのに?)

    (!?!?!?!?……そうか!風下かざしもか!)



男性B 「臭い?どんな?」


男性A 「スンスンッ、なんていうか家畜系?」


男性B 「スンスンッ、あー確かに」



       (家畜系って!)

 (そりゃ花なんて豚さんみたいなものだけども)

     (それか牛か?牛なのか?)



男性B 「あれじゃね?たまに動物運んでるトラック通るじゃん。あれが通ったんじゃね?」


男性A 「あーそれあるわ。多分それ」



 (違うよ〜違うよ〜、花単体から出た臭いだよ〜)

  (動物さんの集団の臭いじゃ無いんだよ〜)

  (花一匹から放出された臭いなんだよ~)



男性B 「おいっ」


男性A 「え?」



  (シッ、てやってから小さくゆびすなよ~)

   (もうやめてあげて!やめてあげて!)

 (花さん顔真っ赤にしてぷるぷる震えてるよ!)

    (おい〜頼むよ~急に黙るなよ〜)

    (あーもう消えて無くなりたい…)



無事バスが到着して花はその場を去ることが出来たとさ。

バスが無事着いても花は無事ではないけどねっ!


 花は教訓に思いました


 「人には人の乳酸菌」と。









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