三章。その1『二日目、共に登校』

そこら中に見える竹林は少々年代物だろうか……などの事のような、うまく言い表せないが、、そのような事を考えていないとやっていけないのだ。

 その長い道を駆けた先には、なんと広大な田畑を見る事ができる。

 そこでふと思うんだ……………都会の野郎はなんでこんな所に住みたいかが、だって田舎でも1時間以上ならないと映画も見れないし、なんなら長野県なんで内陸県だから水族館すら乏しい、そんな中で唯一田畑は他の都市に比べて途轍もなく量がある。ほんと量をば頼めばいい事ちゃうぞ。

 まぁそんな考えても無駄な事を考え、この広大な田畑を駆け抜ける。

 その先にやっと駅が見えてくる。周りが殆ど気で隠れた駅が………。

 そのまま駅へ向かった。駅に着いたところで雑草だらけの駐輪場に自転車を停め、駅名が書かれたプレートの前に立つ、そこで遥を待とうと持った矢先に、

「ねぇ、結城?」

 そう言われて肩をポンポンと叩かれる。

 丁度凝っていた場所にあたるので心地が良い。

 だが誰がそんな事を?と思った俺は、取り敢えずで振り返る、その瞬間に目に入るのは、環奈だった。

 正直期待していたのは、遥………だったが、どっちにしろ美人なのでいいだろ

 まぁ、遥かには殺されるだろうけど、

 とりあえず一緒しよう。

 そこから何分だろ、結構早かった。まぁ二分くらいで、俺の彼女、遥が来る。

「おっ、遥先輩。」

 ん?なんだろう、何処か彼方に、顔の黒さを感じる。

「なんで、」

 な、ん、で?なんだ、いきなり、何があったんだ?

「なんで、他の女の一緒にいるの?結城。」

 あぁそうだったーそれか、ほうほう、中々可愛いじゃないか。

 闇に堕ちたような顔から、いきなり、頬を朱色に染めて、膨らましている。

 やばい、最初おねぇさん感しかなかったのに、彼女になると、ギャップが変わる。

 う、可愛すぎる。

 心のどこかにハートの矢じりの矢が刺さる。

「あ、えーと、それはまぁ、俺とこの子、一年の環奈は僕の幼馴染で、まぁ要するに腐れ縁ですね。遥先輩。」

 まぁ俺は環奈が幼馴染、まぁ腐れ縁だということを説明した。

 少し、ほんの少しだけど、遥がほっとした顔に変わる。

「そ、そうなの?疑ってごめんなさい。では、夜、露、死、苦、環奈さん。」

「はい夜、露、死、苦、お願いします。花園先輩。」

 二人が目でバチバチと変な、雷撃?なのか、電撃?なのか知らんがまぁそうゆう物が二人を突っつきあっている。している。

 これを修羅場というのだろうか、いや、ない、だって環奈は俺のこと好きではないからな。

 そんな無駄なことをしていた時に、

「お、電車来た。」

 電車が来た。

 電車は、3両構成で、中には大学生や、他校の高校生などがいるが、いずれも人数は少なく、人車両、15人いるかいないかくらいだ。

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