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2023年8月23日 19:22
とんでもないお話を読ませていただいたように思います。読み終わってしばらく固まりました(全て賞賛のの方向性です)。「生き永らえる罪」とはすごいですね。なんと難しい罪でしょうか。今私が生きている中で思考に掛けたモザイクをバリバリ引き剥がされてとても楽しかったです。この部分だけで何時間でも思い悩むことができそうです。これは勝手な想像ですが、子墨さんは天国に行っても、俊熙さんを殺した罪悪感や罪を背負わせた罪悪感で結局心が晴れることはなく、どこにいても心に地獄が展開されて罪に向き合うことになってしまいそうだと思いました。閻魔様がそれをわかっていてこんな事をされていたら面白いと思いました。素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
瞳さんコメントありがとうございます!色々考察してくださり嬉しい限りです。天国というのがどのようなものかは僕にも分かりませんが子墨にとって果たして何が正解で何が幸せだったのか。僕にも答えは分かりません。ですがきっと生前弟に向けていた愛情は偽りのないものだったのだと思います。きっとそれを俊熙も分かっていたのでしょう。やりきれない物語だとは思いますが、少しでも何かを感じて頂けたのなら嬉しいです。
2023年8月21日 13:59
事情を知ると兄に同情してしまいまいますね。全て自分が悪いと懺悔しても、弟の罪も背負うと言えなかった兄はこれでもかというほど人間くさい。京都の介護殺人事件を思い出してしまうほどのリアルさに震えました。
Edyさんコメントありがとうございます!そうですね。懺悔してなお、即答できない葛藤。人間くさいと言って頂けて嬉しいです。介護殺人事件はとても胸が苦しくなりますが、きっとどこかで同じように悩んでいる人も多いのでしょうね。お読み頂きありがとうございました!
2023年8月18日 19:47
ご無沙汰しております。深く、考えさせられる物語ですね……。芥川龍之介の掌編を読んでいるかのような気持ちになりました。芥川作品はいくつかしか読んでいないので、私の個人的な感覚ですが。
小豆沢さくたさんコメントありがとうございます!まさにこの作品は少し前の文学的な表現を目指したものですので、芥川の名前を出して頂きとても嬉しく思います。楽しい作品ではありませんが、何か感じてもらえたのなら幸いです。お読み頂きありがとうございました。
2023年8月18日 19:20
やるせないなぁ。主人公に共感して、ため息が出てきました。責任感が強すぎて、限界を迎えちゃったんですよね。最後の最後も弟のかわりに地獄へ行くことを選びたいけど、それができなくて、それも責任をずっと持ち続けるのかもしれませんね。素直にもっと自分勝手でいられたら楽なんですけどね。来世はそういてくれたら良いなぁって思いました。
柿原さんコメントありがとうございます!まさにその通りだと思います。最後の最後も、一瞬だけ迷ってしまっただけで弟の代わりになることも考えたことでしょう。ですが来世はすべて忘れて、また新たな人生を歩んでほしいですね。お読み頂きありがとうございました。
とんでもないお話を読ませていただいたように思います。読み終わってしばらく固まりました(全て賞賛のの方向性です)。
「生き永らえる罪」とはすごいですね。なんと難しい罪でしょうか。今私が生きている中で思考に掛けたモザイクをバリバリ引き剥がされてとても楽しかったです。この部分だけで何時間でも思い悩むことができそうです。
これは勝手な想像ですが、子墨さんは天国に行っても、俊熙さんを殺した罪悪感や罪を背負わせた罪悪感で結局心が晴れることはなく、どこにいても心に地獄が展開されて罪に向き合うことになってしまいそうだと思いました。閻魔様がそれをわかっていてこんな事をされていたら面白いと思いました。
素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
瞳さん
コメントありがとうございます!
色々考察してくださり嬉しい限りです。
天国というのがどのようなものかは僕にも分かりませんが子墨にとって果たして何が正解で何が幸せだったのか。
僕にも答えは分かりません。
ですがきっと生前弟に向けていた愛情は偽りのないものだったのだと思います。
きっとそれを俊熙も分かっていたのでしょう。
やりきれない物語だとは思いますが、少しでも何かを感じて頂けたのなら嬉しいです。