第3,5話 勇者ちゃんの年齢

 俺は魔王ヴァイオレット。今は勇者ちゃんとギルドを出て適当に話しながら歩いている。話して分かったことだが、この子意外と明るくて元気な子だ。

 ギルドの時の無気質な声は何処へ……


 まぁ、そんな事はどうでもいい。とりあえず、勇者ちゃんが勇者について色々話してくれるらしいので座れるところを探しているのだが……それよりも俺はある事が気になっていた。


 それは……女性に聞きづらい質問No.1(※個人の感想です)である年齢だ。実は俺の外見が高校生くらいなので勇者ちゃんの年齢が分かりにくい。


 頭一つ分くらい違うのだが高校の時同級生にこのくらいの奴いたし……でも中学生でこのくらいの身長のやついるだろうし。


「あの……何か気になる事でもありますか?」


 余りにも凝視していたのだろうか。勇者ちゃんがこっちを見上げて怪訝そうな顔をする。いや、可愛すぎる、じゃなくて……


 どうしよう。何歳なの? なんて聞けない。男としてそれは無理だ。でも、何でもないってのは無理だよなぁ。


「えーと……その、可愛いなって」


 我ながら何言ってんだよ、気持ち悪いな……と言った直後に思った。ふと前世、最初で最後の彼女に振られたきっかけが「キモい」だったのを思い出した俺……いや、そんな事はなかったんだ!


「そ、そうですか……ありがとうございます」


 勇者ちゃんは顔を背けてしまう。え、嫌われた!? いやでもちょっと顔赤かったような……気のせいなのかな。確かめたいけど、確かめれない!


「あ。あそこに座りましょう」


 勇者ちゃんが広場にあるベンチを見つける。

 結局、さっき顔赤らめたのか確認出来なかった。くそ〜、気になる……まぁ、諦めるしかないか。これから始まるのはちょっと重たい話だし。


「勇者の一族には………………(次回に続く)」




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ここまで読んでいただきありがとうございます。ぜひ応援、評価とかしてください。来月からは学校が始まるので毎日投稿が難しくなるかもです……読者様の応援等があれば頑張るつもりなのでよろしくおねがいします。


 まだまだ中学生で全然文法とか語彙力とかないですけど、頑張っていきたいと思います。改善点などあればコメントで教えて下さい。

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