一難去ってまた一難
時間はまだまだたくさんあるよ
全部の砂が落ちるまでによく考えて
決意を固めたら迷いを振り切って行こうぜ!
黄色い救急車なんか待ち侘びても来やしない
抑制帯を望んでも無意味なだけだよ
夢見るのは終わりにしてそろそろ気づいたら?
羊の数でも数えて一休みしよう
一歩進むごとに人に嫌な面が見えてしまうのはきっと
最悪な思い出ばかり残っているからなんだと思う
例えば要領の良さと無責任はよく似て
純粋さと無神経は紙一重だったり
賢さと頭の良さはちょっと違ったりで
それでもなんとなく耐えていられたあの頃
いつの頃からか夏が来る度に死にたくなるようになった
何もかもが間抜けに思えたのは俺が間抜けだったからか
手首を切りたくなる雰囲気に包まれっぱなしだった若い時
後ろの空間に助け船を見つけたのは馬鹿だった
例外のないルールがなくてもこのままじゃ呪縛から解放されない
無法地帯の中でさえこのままじゃ自由なんて夢のまた夢だってことが
まあまあ理解できそうで羽ばたけそうだと思ったら
それが始まりの合図 ただし一つ肝に銘じとけ!
“一難去ってまた一難”
哀しいお話の中の主人公を気取ってるわけじゃない
今まで起きた出来事を答えてるだけさ
それなのにふと気づけば不幸自慢に酔っ払った俺がいる
ってどうしてこんなことばかり悩んでいるんだろう
それはきっと悩む方が楽だから 逃げていたんだ
時間はまだまだたくさんあるよ
全部の砂が落ちるまでによく考えて
決意を固めたら迷いを振り切って行こうぜ!
情状酌量の余地があれば藁人形を殺さずに済むかもね
迷宮を建てるのはやめて救いを誰かに求めてみるのも悪くはないだろう
独りでいるのはもううんざり 強がるのも疲れてきた
やっぱりいつもの通りかな
一難去ってまた一難?
それでもある程度は満足さ
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