恋影
俺こそ貴方の玩具でいい
それだけでいい
いつか遊び方を学べるなら
君と二人でいられるなら
恋愛には自分らしさを大切にしよう
自らを見失わないために
例えば心を全て奪われても
器が壊れないように静かに抱きしめていられるから
物を動かすように動かす
君は確かな嘘を表す
二重人格のように
だから俺は騙されていく
君に欺かれていたいんだ
だって貴方がそれを望むから
だから
だから
この痛覚を拒絶できない快楽の世界
夜を安息を求め許し合い傷つけ合うほど朝は来る
君は永久不変の青
この火花に脈絡など必要ない
そんなものはいらない
境界線を掻き混ぜていく電流に目覚めていく
俺は君へとただ堕ちて行く
君は俺を引き摺り込む
曝け出された狂気がこの熱に恋の名を刻みつけ
そして
優しさと脆さの果てに更なる愛を
幾度となく分岐点の意味を悟る度に求め合う術を知っていく
そして運命を手にして永久の宿命を見る
いかなる選択肢も渦を止められない
されど降り立つ解はただ一つ
「君に会いたい」
そう全身全霊で傷の付け方を学び続ける掌
貴方が俺を罠にかけたつもりならば
俺は君に引っかかろう
だって恋に落ちたのは俺の方
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