Lost in the Storeroom

Yeah!

隠れん坊の最中、暗い物置に、

なんと独り閉じ込められてしまった

ちょっと眠りこけてしまったのが運の尽き


Wow!

鍵は開けられない ひたすら叫んで助けを待つ

そんな中ふと感じた

今、向こう側は 俺抜きの世界になっている


例えば もしも俺がこの世からいなくなったとしても

嗚呼世界は何の変わりもなく動いていることであろう


Yes!

っていうかむしろ俺がいない方が案外スムーズかもしれない

とりあえず職場の皆さんは楽に働けたと思う


小さい頃はとても優秀だった

このまま大人になると信じてた

それなのに中学入ってドロップ・アウト


気づけば携帯電話は単なる懐中時計

友達はみんな忙しくなって

話し相手は猫しかいないのに キミまで拒絶か!


La la!

首吊りロープにぶら下がった自分の死体を眺めながら

部屋の片隅でずっと独りで遊んでいる


Ah!

いつまでもこのままでもいたいけどいつまでもこのままでもいられない

だけど近頃はなんとなくだけど世界が広いってことがわかってきた気がしてるんだ


Yo!

だからって別に二十歳を迎えて即効で大人になったとか思ってるわけではないのだけど

ただ近所の薬局へとコンドームを買いに行っただけなんだから


死ぬ、という言葉にときめきを覚えたあの頃は、

朝目覚める度にタイム・スリップしてることを期待した

もしもやり直せるなら今度こそうまくやる

それでもやっぱりカレンダーには注射検診の日があるのだった、

どうしてもチャラにできない


おお妄想の中ですらうまく生きられぬとは!


それでも部屋の中に逃げられるだけ幸せさ

逃げ場がなくなった時そこにできるのは死への道ただ一つ

まあそれはそれで幸せなのかもしれないけどね

だけど俺は絶対にそんな風にはならない!


食らえ!

必殺・スーパー(以下略)キック!!!


どんなに前向きに生きていたって

突然大地震が起こるかもしれないし

交通事故に巻き込まれるかもしれない

つまり実に呆気なく人は死んでしまうわけで

それは今夜かもしれない

だけどだからこそ今日を一生懸命生きていたい

それでも死が近づいてきたら覚悟できないと思う

それでも意味があってこの世に生まれてきたのだと

信じてみたい


信じてみたい

信じてみたいんだ


人生が純粋に楽しかったのは小学校まで

どういうわけだかグラフは下落する一方

でもまあ、それはそれでいい

そう、たまたまついてない時が長引いただけさ

そう、悲劇に酔えるぐらいだから俺はまだまだやっていける……


今、今すぐこの戸を突き破ろう もう壊すしか道はない

閉じ込められた場所が物置なら それってなんてラッキー

そこにある荷物だけで俺は旅をしなければならない

そうさ たぶんそれが人生


たぶんそれが人生


Yeah!

隠れん坊の最中、暗い物置に、

なんと独り閉じ込められてしまった

ちょっと眠りこけてしまったのが運の尽き


Wow!

だけど気がついた

ひたすら叫んで助けを待ってばかりなんていられない

人生はいつだって準備不足の連続だから

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