第2話能力者殺し

「やっぱり出たな、白狼の使い手」

「なんだ、能力者か。能力者だから何だ。貴様に何ができる。」

その男は銃をこちらに構え、俺の攻撃を避けるつもりがないようだ。だがそれは俺も同じだ。男が撃つ前に俺が殺す。

「そいつは能力者殺し。能力は持ってないけど、気をつけてね。」

バンッ

あれはマスティフショットガン?拳銃ならこの体で真正面から当たっても何てことないが、あれは当たったら一撃か。

「っ、、、!」

当たりはしたが、標的は目の前。このまま突っ込んで噛みついて引っ掻けば…

バタン

目の前が暗くなる。俺はあいつを殺せたのか?あぁ、銃弾を喰らった腹が痛む。目が開かない。


でも、微かに血の味がした。

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