ファイナルアンサー

ドラゴン西

第1話 ファイナルアンサー

何のために生まれてきたのか。


誰でも一度は考えた事がある事なのに、明確な答えを持っている人は少ないと思います。


何のために生まれてきたのか知るために生まれてきたと言えるからです。


個々に委ねられている答えでありつつも、すべてのものと一致する答え。


何のためにとは何かを成すために。そして『うん』と納得するために。


50音の最後、ほのかぐつちのかみ(火之迦具土神)が言霊【ん】である事からも、わたしたちは言葉そのものであり、神であり、火水(かみ)であると言える。


共鳴しあって、表現して伝えていく役割りだと言えるでしょう。


すべての出来事が世の中のすべてを内包している。包み込んでいる。


真逆の性質を持つものがお互いを認め合うことにより、新しいものが生まれる。真逆の火(か)と水(み)


ことばの母音と父韻が噛み結んで(神生すんで)子音が生まれる様子はまさに言霊であり言葉そのもの。


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母音


ア、イ、ウ、エ、オ


a、i、u、e、o


父韻(単独では発音できないのに、母音と一緒になると音になる。まさに父と母)


t、y、k、m、h、r、s、n(8音、八卦、創造の火花)


父韻、男から働きかけて、子音が生まれる。


t➕a=タ


y➕a=ヤ


k➕a=カ


m➕a=マ


h➕a=ハ


r➕a=ラ


s➕a=サ


n➕a=ナ


母音から始まると、a➕t、発音できない。


古事記にある、あくまでも男性から声をかける、というのは、


女性からナンパしてはいけないって事では決して無く(笑)


主体側から動く、自立、自律、主体を現していると言えるでしょう。


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そして現象が生まれる様子も言葉でも数字でも説明ができる。


数字が図形を現すと同時に視点の数でもあり、次元と呼ばれる世界を現す数字でもある。


事が起きてるように見えて実は『見ている』『感じている』無数にある視点を『絞って』フォーカスしている。


中性子と意識が結んで原子核を構成しているようにも見えます。  


意識と現象の表裏はピアノの鍵盤のように隣合わせに表裏をかたどっている。


例えば行動の要因となる思いつきですら、全体を構成する意識から来ている。


例えば『肉が食べたい』と思えば、動物を力で抑えて命を奪うという行為が生まれる事になる。


これが弱肉強食の社会、競争の社会が創られる思考の元となり、素戔嗚(スサノオ)のごとく文明発展を促す。


食べる行為、思考、思い込み、愛する行為、暴力行為、癒やしの言葉など、すべては隣り合わせにあり、個々の心の隙間を埋める為、そして全体の意識を上げるため、すなわち振動数を上げる為、すべての行為は個と全体のためにあり、他者は自分の鏡であり、客体(自分以外のもの)に自分の意識を投影する。


他者を通して自分(個々)を知り、自分の心で魂(全体)を磨いていく。


個々がすべてであり、すべてが個々に分裂する。


一人の力はちっぽけなようで、実はすべてを大きく動かしている。


客体すべてに自分の意識があり、いのちを吹き込んでいる。


自分の内面が外側に反映しているとは、自分の意識を投影しているとは、和の中に溶け込む自分と輪を構成するひとつの火が同じであると知り、個の使命に没頭することで全体を動かしていると感じる事になるだろう。


いままで教わってきたことはすべて真逆だった。


『わたしはあなた。あなたはわたし』


『一人の力はとてつもなく大きい』


『自分がすべて。すべてが自分』

〜了〜


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