PvPの街、ネプチューンへ
まえがき
200話到達しました!
書きたい内容はたくさんあるので、まだまだ続くかと思います。よろしくお願いします(_ _)
─────────────────────
翌日の夕方、『ディー・コンセンテス』初の5人での共闘が開始。
ハイライトその1。
『エリアボス: ダイハード・メガランチュラ に遭遇!』
「キュラ———』
「【アヴィス・アラーネア】! っし、捕縛成功!」
「【
「【ドゥルガー・スマッシュ】! 【グラウンド・ゼロ】! アーンド、【コンチネンタル・インパクト】!」
「ッ———!」
『エリアボス: ダイハード・メガランチュラ の討伐に成功!』
『プレイヤー名: ミカツキ に称号 《樹海を踏破せし者》 が送られます』
『【ユピテル】への道が開かれた!』
「えぇ……」(ドン引き)
ハイライトその2。
『エリアボス: アーマード・ワイバーン に遭遇!』
「ギュオォォォッ!」
「くそっ、位置が高い!」
「任せて! ”
「ギュアッ!?」
「【妖仙流柔術———黒旋颯】!」
「墜ちたなっ! 囲め囲めっ!」
「Woooooooooohoooooooooooo!」
「ギュッ、ガッ———」
「みんな退いて~っ! 【妖仙流剛術———
「ッ!!」
『エリアボス: アーマード・ワイバーン の討伐に成功!』
『プレイヤー名: ミカツキ、カローナ に称号 《厳嶺を踏破せし者》 が送られます』
『【サトゥルノ】への道が開かれた!』
「えぇぇ……」(2回目)
ハイライトその3。
『エリアボス: ゴルゴーネ に遭遇!』
「シャァァァ———ッ!?」
「OK、目は潰した。石化の心配はない」
「さすがFPS最強! あとはこっちのもんだ!」
「ヘビの捌き方とか知らないけど、これであってる!?」
「殴れば大体なんでも倒せるネ!」
「ジャ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ッ!」
『エリアボス: ゴルゴーネ の討伐に成功!』
『プレイヤー名: ミカツキ、カローナ に称号 《冥底を踏破せし者》 が送られます』
『【ウーアノス】への道が開かれた!』
「えぇぇぇ……」(3回目)
ハイライトその4。
『エリアボス: アイスコフュン・プレート に遭遇!』
「ゴロロロロロ———」
「ラストだ、全力で行く! 【
「“水鏡に凪げ、浮世現世嘆く月下の盃”———酒呑童子!」
「「せーのっ、【
「ゴロロロッ!?」
「オーライオーライ……The end! 【
「ゴッ———」
『エリアボス: アイスコフュン・プレート の討伐に成功!』
『プレイヤー名: ミカツキ、カローナ に称号 《氷獄を踏破せし者》 が送られます』
『【ネプチューン】への道が開かれた!』
「えぇぇぇぇ……」(4回目)
♢♢♢♢
「ふぅ……お疲れ、移動も含めて2時間かからないかぐらいか。超早かったな」
「お疲れ様! こんなに早く終わるなんて……というか、やっぱりスターストライプさんの火力がおかしいって。最後のやつ数十mぐらいの巨体だったのに一撃って!」
「セレスに抜かれるまで瞬間火力ランキング1位だったからな。そりゃ強いぜ」
「そうだったんだ、化け物じゃん」
「私から見たらお姉さんたち全員化け物なんだけど?」
「ちょっとミカツキちゃん! 私そんなこと言われたら泣いちゃう!」
あまり積極的に戦闘に参加していないにも関わらず、やけに疲れた様子のミカツキちゃんがそう呟いた。まぁ、私も最初に
そんな風に駄弁りながら辿り着いたのは、
「雪山を超えてきた割に、ここは寒すぎなくてよかったわ……」
「あぁ……アイスコフュン・プレートのエリアまで行く途中のカローナちゃん、あれはちょっと可哀そうだったからね」
「酷いよね!? 『
「うっ……なんかすまん……」
私の心からの叫びに、
でも寒さでHP減っていくのは初めての経験だったなぁ。
「でさ、
「あれね、PvP用のコロシアムだよ」
地上では最後の街であるため、
モンスターとの戦いに飽きた彼らは、次第にプレイヤー同士で戦い始め……それが広まっていき、結局PvPの聖地的な街になったのだった。
あのコロシアムも、『建築士』の
「すごいわね……」
「結構楽しいところだよ。カローナちゃんが飛び込んだらみんな喜んで相手してくれそうだしね」
「それって配信者の私と関わりたいだけなんじゃ……」
「いいじゃん。あれだけノリノリで視聴者を煽って人気集めてるんだからさ」
「あんた、私をなんだと思ってるのかしら!?」
「結構強気な振る舞いをしてるけど、内面はちゃんと乙女なお姫様」
「っ……!///」
「視聴者参加型のPvP配信とかしたら面白そうなんだけどなぁ……」
「じゃあさ、私にも戦い方教えてくれない?」
ふとそんな発言をしたミカツキちゃんに、私達の視線が集まる。
「えっ、何? 私変なこと言った?」
「いや、ミカツキちゃんってあんまりバトルとか進んでやらないと思ってたからさ、意外だなって」
「そうなんだけど……私弱くて、前のクエストでも苦労したから……」
前のクエストというのは、多分
……めっちゃ暴れ回ってた気がするんですが?
あのロリコンドラゴンに乗ってノリノリで……あれか、私と同じでテンションでパフォーマンスが上がる手合いか。
ほんの少しの間だけ目を伏せていたミカツキちゃんは、直後にハッとした表情を浮かべ、ニヤッと口を歪める。
「ってことで、お姉さんたちに教えてほしいなって。私みたいな可愛い子からのお願いだもんね? 断れないよねぇ?」
「ふへっ……もちろん教えてあげるわよ? その代わり……ちょ———っと私のお願いも聞いてくれるかなぁ?」
「ぇ……えっ?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます