8月17日 午後21時50分

結局数日経っても何も無かった。

なにも見つからなかったし何も出来なかった。

『まぁまぁ!そう肩を落とさずに!ね、!』

「……」

『紡?』

「……明日」

『明日?』

「明日、学校に行ってくるよ」

『えっ』

「何か、わかる気がするんだ」

『いやでも、そんな、行かなくても、!』

「大丈夫だよ。制服だってもう慣れたし」

『……』

「探すんでしょ?」

『……うん』

「じゃあ行ってくる」

『……無理しないでね?ね、?』

「うん あ、部屋荒らさないでね?」

『それはどうかなぁ〜?』

「やれやれ」

『……本当に行くの?』

「行くよw」

『じゃっ、じゃぁ!』

「来なくていい」

『……なんで?』

「ちょ、そんな顔しないで!嫌なわけじゃないんだよ、!ただ……」

『ただ?』

「……知らなくていい事もあるんだよ。」

『……?』

「じゃあ、また明日」

『おやすみねっ!』

「うん」






もう調べることは何もない。







本当は "もう知ってる"。


8月17日 終了


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