8月14日 午前6時30分

『ふわぁー、』

あれ、なにやってたっけ、

そうだ、あれから泣き疲れちゃった紡をベットに移動させたんだった。

『むー、』

起きて欲しいなぁ、 1人だと暇なんだもん。

『……今ならお部屋探索できちゃう!?』

そーと決まれば探索探索!

まずは本棚から…!

ガタッ

『ひぃっ!?』

『な、なーんだ、手帳…?』

手帳かなんかが2冊落ちてきたみたい。

カチャカチャ

『あれ、鍵がかかってる…4桁のパスワード?』

なーんだ、変なのーっ。

『あれ、こっちも手帳?』

こっちは普通に開くみたい。日記帳?

『じゃ、失礼しま〜す!』

7月21日

今日は雨の音がしたから多分雨だろう。

『……他のページは…』

7月27日

今日は晴れらしい。ケージがどんどん暑くなって

『……ちゃんと戻しておかなきゃ』

「ふわぁーっ、あれ、楓奈?どこ?」

『あっ、ここにいるよ!』

「そっか、よかった、」

「ねぇ、楓奈」

『なぁに?』


今さっき なんか見てた?


『……んーん!見てないよ!』

「?そっか」

『紡の部屋、難しい本いっぱい置いてるんだね!』

「そんな事ないけど…」

『ほら、この本とか……!』

「ちょ、ホイホイ出すなって!」

『ごめんごめん♪』

「このやろ………」

(紡ー?朝ごはんだよー!)

「ん。ばぁちゃんが読んでる」

『ほんとだー!』

「楓奈はどーする?」

『んー、お部屋で待ってる!』

「わかった じゃあ早めに食べてくる」

『うん!行ってらっしゃい!』


8月14日 午前7時50分


………………………………………………………


8月14日 午前8時15分


「ただーまー」

『おかーりー』

「……まさかノってくるとは思わなかった」

『なんでよー!!!』

「いや普通そうで…」

あれ。あそこに落ちてるの、手帳?

『ちょっ、紡!?』

よかった鍵は空いてない、

『紡!聞いてる、?』

「聞いてる、ねぇこれさ」

『みてないよーっ!だって変な鍵着いてるじゃんっ!』

「変なって……でも見てないなら良かった」

『なにー?見られちゃダメなの入ってたの!?もしかして……アナタ浮気!?』

「なわけあるかっ!とにかく、これは見ない欲しいのっ」

『わかったわかった!見ない!見ないよ!!』

「なら、いいんだけどさ、」

『それより死因探し手伝ってよー!』

「そんな、カ〇ダ探しみたいに言われても」

『ぶー!!!!』

「わかった、なんか心当たりは?」

『んー、、暗かったのと、一瞬だったかも、』

「わかった…けど、とりあえず探索?」

『おおー!探偵さんみたいっ!』

「遊びに行くわけじゃないんだから。」

『はーい、』

「しゅんってすんなし。」

『むう、』

「あのさ」

『なぁに?』

「それって、死因だけがわかればいいの?」

『うん!』

「……わかった」


本当は見せた方が1歩進むかもしれない。

いや、もう正解かもしれない。

けど。







まだ見せれない。



………………………………………………………


「いろんなとこに行ったけど、思い当たることは無かった?」

『うーん、特にない、』

「仕方ないよ。もう今日は寝る?」

『Zzzzz…』

「はぁ、やれやれ、」


カタカタ

「……あった」




ポチッ



8月14日 終了

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