準備運動13
そして、その後も
会話を楽しんでいると、あっという間に時間は過ぎていき...
「そろそろ、集合時間だな」
と、翔吾が時計を見ながら言う
「もう、そんな時間か...じゃあ、行くか」
と、みんながレジャーシートから腰を上げ
俺はレジャーシートを畳み、再びリュックの中に入れる
「じゃあ、戻るかー...」
目立つようなことにはしたくない...
絶対に...!
──────────────
「そろそろ全員揃ったかー?」
と、先生たちが人数確認を始める
こういう場合、学級委員が点呼したりするもんだが、まだ決めてないんだよな
数十秒が経ち、先生たちが確認を終え
玉川先生へと伝える
全員いることが確認できたらしく、先生は次の指示を出す
「よし、それじゃあ
今から自由参加にはなるが、フラッシュ暗算対決をするぞー」
あー、本当にやるんだ
別に和泉さんのことを疑っていた訳では無いが、外でやるもんじゃねぇだろ...
他の生徒たちも、喜んでいる生徒(主に理系)がいたり、種目変更を提案しに行こうとする生徒(文系と体育会系)がいたり...
そもそも全学年合同レクで、何故自由参加種目を1番にやるのか...
絶対順番違うだろ...
でも、まぁ
俺は参加しないし、傍観者ポジションで見させてもらうけど
結局...
参加者は翔吾と和泉さん、それから同じクラスのメンバー対2年生のグループ対3年生のグループ
ということになり、理系集団の多かった3年生が圧倒的な勝利を収めたのだった
そして、次の種目...
というかレクでは、全学年が適当にグループ分けされ、そのメンバーで親睦を深めろ...
という、なんとも雑なレクに
そして、俺は櫻と楓、翔吾と一緒に
3年生の生徒会長グループと一緒になった
グループ分け...何をどうしたらこうなるんだ...?
ランダムじゃ、こんなことにはならないだろ...
アイドルに、人気者の翔吾
イケメン生徒会長に、超美人な副会長
ねぇ、誰か
狙ってやってますよね...?
そろそろ、キレマスヨ...
「なー、生徒会長達のところ早く行こうぜー!!」
翔吾、急かすな
その一言...今の俺に効くんだ....
「わかったから、急かすのだけはやめてくれ...」
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