第43話筋肉を緩める技
麻痺側の指は筋肉が拘縮して握り拳を作っている。
所謂、筋緊張がそれだ。
指を伸ばしたい時、指を開放したい時には手首を内転してやると指は楽に掌を離れる。
そして四六時中yr首を内転してやる癖を着けると、指は緩み掌をみせてくれるように為る。左片麻痺の僕が歩行すると、右足が軸足の代わりをやり、腰と脊髄が右に折れ逆くの字になる。
「左に体重を掛けて下さい!」と、言われると素直に左に体重を掛け、歩容がバラバラになった。
中々コツが掴めない僕は、篠山医療センターにリハビリ入院した時のPTの言葉を思い出し、何とか腰に体重を乗せる事を覚え左に流した腰がバランスを取り腰と脊髄は真っ直ぐになり歩ける様になった。
左に体重を掛けていられるから右足の振り出しの時にトレッドは大きく取れた。
今歩いているのは1.8km/hで、20分も歩けば600m歩ける。オマケの12分でプラス360m
ひたすら時間内に1kmを走破する方法を練り出し、時速1.8kmで歩いてみた。
これは2.0km/hで歩くよりも麻痺の左足が外旋しない分だけ歩行に集中できるし、楽だ。 かなりスピード感はあるものの左足が右足に着いて行こうとしている分改善はあるだろう。結局32分歩いて960m、トイレを使う時時椅子からトイレまでの距離と使用回数を換算して1030m。
目標の1km歩行を超えて歩けた。
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