第41話愛のしらたまプロット
篠山さんには英語教授というキャリアがある。
そこに科学者として小説上でご活躍頂いていた。
「迎撃のワクチン・愛のしらたま」
という小説では「我々は宇宙人だ!」コロナウィルスが蔓延していた刹那、宇宙からの犯行声明が届いた!1万4000年後に終末を迎え膨張した太陽が吸収する運命の惑星アルツハイマーの策略でコロナウィルスを撒き散らした!地球上の全世界にパンデミックが拡がり、宇宙戦争の様相のさ中、科学者の篠山静夫(ささやましずお)教授がリーダーとなり人体からの白血球を改造し、ワクチンスーパーしらたまとなったリンパ球の好中球を血管に侵入してきたコロナウィルスを迎撃するシステムを作ると言う!
先ずはナサから入手したコロナウィルスを篠山教授自身から摂取した白血球5500個をふつけて観た!
瞬時に結果が出て、数秒足らずでコロナウィルス一個の圧勝だった!ショックを受けた篠山教授は故郷の丹波篠山市に帰省し、川で山椒魚を捕獲しては焼いて食べていた。
それを観た弟子の大原輝(おおはらあきら)が嘆いた「ウィルス完成は神のみぞ知るですね。」と、聞いた拍子に「えっ、カニの味噌汁?」と、聞き間違えてアサリの貝毒を白血球に合成する事を思い付く。
オブザーバーとして招致された看護師の庄屋三咲(しょうやみさき)と大原輝は、嘗ての恋人同志だった。
過去の思い出が交錯する中、そして篠山邸のラボではアサリから摂取した貝毒を白血球に合成する事に成功!しかし、大原の妻・礼子は自宅に置き手紙を残して失踪していた。
その内容とは、「地球人の愛に負けた」と、アルツハイマー星人の敗北宣言とも受け取れるサヨナラの手紙だった。
勇者篠山静夫を讃え一人死に行く礼子もアルツハイマー星人に寄生された地球人の一人だった。
そして三咲は寄生されかかった自分の身体にウィルスを死滅させる為にボツリヌス菌を注射して心臓を筋弛緩させ死を選んだ。
飛び去って行くアルツハイマー星人をアースの夕日がスカーレット色に照らし続けていた。
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