第38話介護2
ポラリス山口南店は、屋外歩行があり、僕の外出時には看護師が同行する。
同行基準には色々決まりがあって、介護2では、看護師着きとなるらしい。
スタッフの須崎八代(すざきやしろ)さん(仮称)に聞いたから確かだ。
彼女は若々しく聡明で初めて見た時、二度観してしまう不整脈かと思うくらいのパルピテーションを覚え、子育てをしながらポラリスへ勤務する家庭の主婦とは思えないぐらいキュートでチャーミングだった。
立ち居振る舞いに優しさがあふれ出ていた彼女に安心感と親近感が湧き今では楽しく会話をさせてもらっている。
あれは4月の上旬頃、彼女がローテーションの都合で僕と屋外歩行」に行った時に僕の趣味の小説執筆の話しと、作詞作曲の話しをしながら山口南店を出て東向きに歩いて坂道を下り切ったところで何時ものガソリンスタンドからUターンして坂道を上がり始めた刹那。
右の肩甲骨に彼女の右手がスッと延びて来て、僕の背中を支えてくれている?
その行動が、優しさ溢れる彼女自身の心の泉から湧き出たモノだと知るには然程時間は掛からなかった。
彼女の右手の体温が肩甲骨に伝わり、背中がホクホクしていて暖かくて優しい感情に包まれ泣きそうになるくらいに優しさのオーラに包まれていた。
感謝の気持ちを歌にしてアーカイブに保存した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます