第24話高次脳機能障害
こんなに禁断症状が出るなんてアルコール中毒かも知れなかった。
「痛っ!」
左足に痛みが走った!
裸足だから?
手術直後だから?
逡巡したが、答えは見つからなかった。
真っ暗な病室に手探りで出口を求め、歩く度に左足に劇痛が走る!
よろけそうになりベッドフェンスに左手で捕まる、今度は左手に劇痛が走った!
左半身麻痺という見た目が分かる麻痺だったが、内に秘めた麻痺と闘う事は、見た目が普通の麻痺状態だから観た人は理解してくれなかった。
高次脳機能障害がそれだ!
感情失禁。感極まって号泣する事があった。
所謂感情失禁だ。
高次脳機能障害!
・・・。
そして退院後間も無く、僕の高次脳機能障害が炸裂したのは言うまでも無い。
僕は田尾寺駅近隣にある別のデイケアサービスに通所していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます