第16話 野良猫ロック

 「それにしても参りましたね」

「全員可愛いだけに始末に負えんな」

酷い話もあったものだ。

どこぞの誰かが病院の玄関先に子猫を捨てていった。

 

 昨夜のことだ。

日付が変わる頃だったろうか。

例によってともさんと一緒に、しこたま聞こし召して病院に戻ってくるとあれだ。

玄関先に段ボールの箱が置いてある。

僕は酔っぱらってはいたものの、元気な子猫の鳴き声でピンときた。

「うへーっ。

いつかはこの日が来る思ってましたが。

それがほろ酔い加減の今日のこの良き宵とは」

「俺たちは天罰を食らうような、何かけしからんことでもしたろうか」

「・・・すぐに受け入れの体制を作りますね。

ノミのチェックと検便をしてから隔離部屋に入れます」

 まだ子猫が何匹いるかも確かめないうちに、僕は受け入れの段取りを考えた。

天罰については思い当たる節が多すぎて吟味する気にもならない。

なんとなれば僕の脛は傷だらけだ。

罰が当たったのだと考えたらこの運命を従容と受け入れるしかあるまい。

ともさんには悪いが僕はそれを暗く自覚した。

 

 箱詰めにされていた子猫は全部で四頭だった。

運の良いことに子猫は全員、長毛のグレータビーで尻尾は真っ直ぐだった。

子猫たちを見た瞬間、ともさんと僕は心の底から安堵したものだ。

 ルッキズムがどうこうと近視眼的な思い込みなんぞは糞食らえである。

何がどうあっても子猫は器量良しから貰われていく。

この業界じゃ常識以前の話だ。

 たまにへそ曲がりなのかやせ我慢なのか。

はたまた聖女か聖人の如き穢れなき魂の持ち主なのか。

不器量だったり障害を持っている子を真っ先に引き取ってくださる奇特な御仁もいらっしゃる。

 我々としては拝跪合掌ものの有徳な人格者様であらせられる。

そんなお方にはワクチンやら避妊やら去勢手術やら。

なんだかんだ色々諸々をサービスでお付けしたくなる。

 僕がそれくらい深刻に思い詰めるほど、美猫には大衆的人気がある。

大島弓子が描く“綿の国星”のチビ猫でも降臨しようものなら、その日の内に貰い手が見つかる。

間違いない。

 俗に“美人なるものは、目には極楽、心には地獄、財布には煉獄である”なんて言う。

猫にあてはめればこうだろう。

“美猫なるものは、目には極楽、心には天国、財布にはリーズナブルである”

目の保養になって愛しさに心を鷲掴みにされる。

ところが掛かる経費はモブ猫と変わらない。

となれば、美猫が人気なのはそれはもう仕方あるまい。


 「どの子も見た目はクリソツですが、雌が一頭に雄が三頭ですね。

雌の子は少し毛足が短くて小柄です。

イチヒメ、ニタロウ、サンタロウそれにヨタロウです」

「パイよ。

もう名前をつけたのか?

それにしても珍妙な」

ともさんがびっくりだよと笑う。

「どうせ僕が世話をするんです。

情が移らないと面倒見切れませんからね。

月齢は二カ月弱ってとこでしょう。

ノミも居ないし検便も異常なし。

見た目栄養状態は良好で鼻炎様の症状も皆無です。

何より、どの子もチョー可愛い。

これはすぐ貰い手が付きますよ」

 こうして捨てられるまでの飼育環境は、それほど悪くなかったようだ。

極悪非道な遺棄者ではあるがそこんところだけは評価しよう。

「どの猫もキュートでプリティでラブリーってのは助かるな。

早速病院にポスターを張って、るいさんにもお願いしよう」

キュートでもプリティでもラブリーでも、どれでも当てはまる子猫達だ。

ともさんも直接口には出さないが美猫のアドバンテージを良く知っている。


 翌日、ロイジーナにランチを食べに行き、キュートでプリティでラブリーなメイド服のるいさんに、子猫達のことをお願いした。

「まぁー。

私すぐ見に行きます」

るいさんに急き立てられて、僕たちは秒でランチを済ませた。

 早飯早〇芸の内なんて言うけれど、今日は僕の早食い新記録が更新されたに違いないよ?

せっかくの美味しいマスターランチを楽しむどころではなかったことが残念さ。

 お昼時で忙しいだろうに、るいさんはメイド服を着替えもせずそのまんま病院まで走った。

僕らも走った。

ともさんも僕もるいさんに引き摺られるように病院まで走った。

酸欠になり眩暈がして、僕は食べたばかりのランチを噴射しそうになったものさ。

 

 「あっらーっ!」

子猫たちを見るなり余程感激したのだろう。

るいさんは、外国(とつくに)の神様の名前らしきものを叫ぶ。

「欲しい欲しい欲しい欲しい。

この子たちぜーんぶ欲しい。

だけどうちにはにゃんたさんとドラちゃんがいるし・・・

う~ん」

聡明なるいさんにしては珍しく脳の演算キャパがオーバーしたのか。

「プシューッ」とか言いながら耳から蒸気を噴き上げてフリーズした。

 ともさんと僕は、食後の疾走ですっかり息が上がっておまけに吐きそうになっている。

だからそんなるいさんに「ですねー」と、相槌を打つことさえできやない。


 結論から言えば子猫たちの貰われ先は全てるいさんが見つけて下さった。

ロジーナのお客さんや大学のお友達に広く声を掛けて下さった。

「スケバンイチヒメ、ニタロウくん、サンタロウ教授とヨタロウ二等兵には厳重な身元調査の上、この人とそのご家族なら絶対安心。

そんな里親を探して御覧に入れます」

鼻息荒くともさんと僕の前で宣言なさった通り。

るいさんは半年かけて全員の貰われ先を探して下さったのだ。

とも動物病院としては感謝の言葉しかない。

 

 ともさんはお礼とお詫びを口実に、るいさんに対して精力的な外交を展開した。

最後のスケバンイチヒメが貰われて行くまでに半年もかかったからね。

それは手厚い外交だったさ。

ご馳走したり。

プレゼントしたり。

ディズニーランドにご招待したり。

おかげでともさんは、益々るいさんと仲良しになったんだよ。

るいさんからのリクエストに応えて、二人は劇団四季の“キャッツ”も観に行った。

久野 綾希子がグリザベラをやっているあれだ。

これはちょっと羨ましかった。

まあ、ともさん的には半年間続いたお礼とお詫びで、るいさんとの交際を躍進できたってこった。

子猫様様というとこだろうね。

 ところで四頭の貰い手が付くまでに半年の年月を要したのには訳がある。

美人で有能でコミュニケーション能力の高いるいさんのご尽力で、実は十日もしないうちに一旦は全頭引き取られていったのだ。

 ところがだよ。

あろうことかそのうちの一頭は三日もしないうちに出戻ってきた。

嫌な予感がすることはしたんだよ。

ちょいと訳ありの子だったからね。

その子は、行っては出戻るを七回も繰り返したっけ。

 二度あることは三度あってそれが六度目までに至り、やがて虚しく半年の月日が流れた。

その子はこのままとも動物病院の子になる。

そんな未来が見えかけた時、慈愛の女神が降臨した。

その子は七回めの縁組でようやく良縁を得たわけさ。

 その子とは四頭中ただ一頭の雌猫であるスケバンイチヒメだった。

お嫁に行く度出戻ってくる娘を持った父親の気持ちとはどんなものだろう。

恐らくは切ない焦燥感とそこはかとない諦めの気持ちではないだろうか。

出戻りの理由が娘そのものにあるだけに僕の哀惜はひとしおだったよ?

 

 るいさんは子猫たちに会うなりいきなり変な敬称を付けて彼らを類別した。

だが子猫たちが貰われていくまでの間、じっくり四頭を観察してみれば驚きだ。

るいさんの付けた変な敬称はそれぞれの特徴を良くとらえているように思えた。

るいさんの直感もなかなか大したものだ。

 ニタロウくんは可もなく不足もなく良いでも悪いでもない。

どこにでもいるモブタイプの猫だ。

サンタロウ教授はるいさんのお父さんにちょっと似ている。

落ち着いていて思慮深そうな猫だ。

ヨタロウ二等兵はそわそわと落ち着きがない。

やたらじゃれたがるし直ぐに甘噛みするので、一見すると武闘派だが甘えん坊で一番の弱虫だ。

問題はスケバンイチヒメだった。

 スケバンイチヒメは四頭の中で一番小柄で、実は一番の器量良しでもある。

とにかく小さくて可愛いのだ。

毛足は皆より少し短いが、グレータビーの名に相応しく縞模様がハッキリしている。

ベアトリクス・ポターの作品「こねこのトムのおはなし」に出てくるトムの妹モペットにそっくりだ。

最初のカモ・・・いやるいさんにご紹介を頂いた里親さんも、四頭を一目見た瞬間にスケバンイチヒメをご所望だった。

だがスケバンイチヒメは二日で出戻ってきた。

予想内のできごとだった。

スケバンイチヒメはニャン生が始まってまだ二月あまりだというのに、性格に難点を抱えていたのだった。


『隴西(ろうさい)の李徴は博学才穎(はくがくさいえい)天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自から恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔ぎよしとしなかった』


言わずと知れた、高校の教科書にも載っている中島敦「山月記」の冒頭である。

李徴は“臆病な自尊心”と“尊大な羞恥心”が原因で虎になってしまった。

スケバンイチヒメに“臆病な自尊心”と“尊大な羞恥心”があるかどうかは分からない。

だが“性、狷介、自から恃むところ頗る厚く”と言う部分は当たっていると思う。

それでも僕が自信を持って言えるのは、スケバンイチヒメが猛虎の心を宿しているという一点だろうか。

李徴は自意識と才能の乖離に悩んで虎になったがスケバンイチヒメは生まれついての虎だった。

彼女の荒ぶる魂は、何が切欠でスイッチが入るか分からない“黒ひげ危機一発”に連動した地雷みたいに危うい。

一度爆発してしまえば兄弟だろうが人間だろうがスキッパーだろうがお構いなし。

容赦のよの字もない狂戦士と化す。

 一緒に生まれたはずの男兄弟・・・レッツゴー三匹はいつでもドン引きだった。

いきなり切れて、フーフー言いながら目をギラつかせるスケバンイチヒメは実に剣呑だ。

揃って気の良いレッツゴー三匹は、ネジのとんだワルキューレと化した姉?妹?を気味悪そうに眺め、ケージの隅で身を寄せ合うだけだ。

それは実に賢明な判断だった。

猫の世界でも触らぬ神に祟りなしってのは、最優先の生存戦略だろうさ。

 真に虎の尾を踏みさえしなければ、不愛想ではあるが見目麗しいスケバンイチヒメである。

毎回、スケバンイチヒメが貰われて行く段取りは直ぐに決まった。

不思議なことに過去六回は一度も、養家に着くまで起爆しなかったスケバンイチヒメである。

それが果たして良かったのか悪かったのか。

少なくともともさんと僕が抱く希望と失望の落差は、回を追う毎に小さくなった。

希望が縮んで失望が膨らんだってことさ。

期待しなけりゃガッカリもしないってこった。


 結局、最終的にスケバンイチヒメを貰って下さった奇特なお方はロイジーナの常連さんだった。

スケバンイチヒメの極悪非道振りから逆連想して、サーカスの虎使いを連想しては駄目だよ?

そのお方に初めてお会いした時、僕はティツィアーノが描く女性みたいだなと思った。

個人的な主観ではあるが、上品でありながらどこか掴みどころのない女の人と言う感じだった。

年の頃は三十台の初め?

ともさんよりちょい上か?

いわゆる家事手伝いというお立場で、家族はご両親だけとのこと。

お三人で、のんびりと静かな生活を送っていらっしゃるらしい。

 彼女は、毎日のようにロイジーナを訪れて珈琲を召し上がるそうだからね。

武蔵山の有閑階級とみて間違いないだろうと言うのが僕の見立てだ。


 彼女、ティツィアーノ嬢はるいさんに連れられてとも動物病院にやって来た。

ローラアシュレイ風のワンピースとカーディガンをお召しになって物腰は実に優雅だった。

彼女がその腕にスケバンイチヒメを抱けば、一幅の名画のモチーフになる予感さえした。

だが間が悪かったのか虫の居所が良くなかったのか。

スケバンイチヒメがどうしたことだろう。

半年もの間、初対面の里親候補者の方々には見事に猫をかぶってみせてきたと言うのにだよ?

ティツィアーノ嬢が手を差し伸べた瞬間に起爆してのけた。

ティツィアーノ嬢がうっかり逆鱗か触発信管に触れたかのようだ。

スケバンイチヒメの鋭利な爪は、まるで居合切りの真剣もかくやと言うばかりに鞘走り一閃する。

するとティツィアーノ嬢の手は一瞬で血塗れになったんだ。

 

 「今度も駄目そうですね」

「だな。

パイよ」

僕は小声でともさんに囁くとティツィアーノ嬢を速やかにスケバンイチヒメから遠避ける。

僕はまるで爆発物処理班みたいだ。

嵐を吹きながら(猫が威嚇する時のシャーッて声を嵐を吹くと言うらしい)荒れ狂うスケバンイチヒメを横目に、僕はティツィアーノ嬢の傷の手当をした。

スキッパーも僕の足元から素早く退避して難を避けた。

 

 「申し訳ありません。

うちの娘がとんだ不始末をしでかしました。

イチヒメはどうも人見知りが激しくて・・・」

僕は頭を下げるが心の中では土下座状態だ。

「私がスケバンなんてふたつ名を付けたのが悪かったんですぅー」

「そんなことありませんよ。

スケバン結構。

あの可愛いさで本質を突く意外なふたつ名。

るいさん、慧眼じゃないですか」

ともさんはおろおろして使い物にならなくなったるいさんのフォローに入っている。

「・・・いいえ。

とんでもございません。

イチヒメちゃんを怖がらせてしまったわたくしが悪いのですわ」

ティツィアーノ嬢は健気にも微笑みを浮かべる。

アルカイックスマイルと言うやつだろうか。

「時に、失礼とは存じますがお尋ねしたいことがございます。

イチヒメちゃんにスケバンなんてふたつ名があるのは存じ上げませんでしたけど・・・。

もしやイチヒメちゃんにはなかなか貰い手が付かないのではないですか?

るいちゃんには最初、全部で四頭の子猫がいたと聞き及んでおりましたのですが」

どうやらるいさんは、スケバンイチヒメが何度も破談の憂き目にあっていることを話していないらしい。

スケバンイチヒメが不良債権な娘であることは、とても隠しおおせるものじゃない。

それでもるいさんは、スケバンイチヒメとティツィアーノ嬢の相性に、一縷の望みを掛けていたのだろうか。

「・・・お恥ずかしいことですが、イチヒメはこれまで六度貰われて、六度とも出戻ってまいりました」

「まあ」

ティツィアーノ嬢は形の良い口を小さく開けて目を見開く。

「お察しの通り。

ふたつ名の通りイチヒメのこの粗暴な性格のせいです。

おとなしくしていれば御覧の通り。

見かけだけは可愛いやつなんですけどね」

僕はちょっと愚痴って見せる。

「先生。

動物のお医者様がそんなことをおっしゃってはいけませんわ。

・・・わたくし、決めました。

わたくしがこの子のママになります」

ティツィアーノ嬢は『素行の悪い不良娘はわたくしが立派に更正させて見せます』なんて言う感じの強い決意を秘めた目で僕を見る。

『極道の更生なんて生半可な覚悟じゃできるものじゃありませんぜ、お嬢さん』

高校の頃、練鑑に一時籍をおいたことがある僕が思わず声に出しかける。https://kakuyomu.jp/my/works/16817330653569306112/episodes/16817330657162326776

だがティツィアーノ嬢の優し気な顔(かんばせ)には、今や強い慈愛の色が見て取れる。

まるで何か信仰の裏付けでもあるかのような、無私で無垢な親切心が浮かんでいる。

彼女は捉えどころのない女性などではなかった。

分かりやすい信念の人だった。

こうとなれば僕は、我と我が身の了見を恥じるしかないではないか。

たが同時に、『チャーンス!』の叫びと共に、チャーリー・パーカーの“Now's The Time”が頭の中で鳴り響いたのはここだけの秘密だ。

 ともさんがフリーズした僕の後ろからティツィアーノ嬢へ、静かに諭すような声掛けをしてくれる。

「・・・イチヒメの乱暴は一筋縄ではいきませんよ?

これは手に負えないとお感じになったらすぐにお戻し下さい。

それはいたしかたのないことです」

「わたくしがママになると決めたのです。

ご安心ください。

スケバンあらためレディイチヒメに育て上げてご覧にいれます」

ティツィアーノ嬢がダ・ビンチの微笑を浮かべる。

“モナ・リザ”ではなく“ほつれ髪の女”の方だ。

薄汚れた僕の心にはティツィアーノ嬢がマリア様のように神々しく映る。


『イチヒメはスケバンからレディースになるの?』

なんて、冗談にも考えなかったよ。

ほんとだよ。


 結局のところ、ティツィアーノ嬢に貰われていったイチヒメが出戻ってくることは無かった。

るいさんの言によれば、しばらくは傷だらけだったティツィアーノ嬢の手も絆創膏が減りつつあるという。

イチヒメが充分落ち着いたら二度目のワクチンを射ちに来るらしい。

 「ほら、やさぐれたグリザベラだって最後には天上に昇ったんです。

あの方のイチヒメのママになると仰る決意は確かなもんです。

俺は全然心配してませんよ」

「ですわよね!

スケバンがレディになる日も近いですよね。

とも先生にそう言って貰えると私も一安心」

ともさんは胸の前で銀色のお盆を抱えたるいさん相手に、調子のいいことを言っている。

僕はと言えば期待半分不安半分と言うところだ。

生まれついての女狂戦士に穏やかな心を涵養することなどできるのだろうか。

イチヒメを連れたティツィアーノ嬢に再開するのが少し楽しみだったり・・・。

とても恐ろしかったりする今日この頃である。

 僕はゆったりとマスターランチを楽しんだ後でマンデリンに口を付ける。

ロイジーナに柔らかな初春の日差しがとろりと流れ込んでくる。












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