VS高遠学3

 学「吹っ切れた?」

 クラ「いつもとは逆だね。慰めに来てくれてありがとう。」

 学「意外だったなあ。僕もてっきり、『二次創作』って、『転載』のことだと思っていた。」

 クラ「このサイトでさえ、使いこなせていないのに、量産して、それを他のサイトにコピペ。もう何ヶ月にもなる。所詮は『素人の手慰み』なんだね。」

 学「でも、ここのフォロワーが一番多いんだろ?『近況ノート』にさえ、応援がつく。毎日だ。凄いじゃないか。」

 クラ「そうだね。アドバイスくれるのもフォロワーだしねえ。有り難いことだよ。このサイトで『検索妨害』とかが無かったのは、奇跡だよ。どの道、換金なんか期待できないし、クラウドへのバックアップ。そう思って割り切る他ないな。普通のホームページと違って、サイト側と利用者側が『相互交通』じゃないのは、どこも同じみたいだね。もう、やれる所までやるしかないさ。毎日投稿が出来なくなるのは、母が亡くなった時か、私自身が入院した時だな。『作家先生』じゃないから、病院で原稿書けないし。」

 学「じゃあ、ね。」

 大文字学は、ドアを開けて出て行った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る