第17章 配信部特命係の長い一日 ~窮地の孤島・窮地への誘い03~

春輝が夏輝を救いに向かった時、夏輝の方はかなりの窮地に追い詰められていた。


犯人グループに囲まれ追い詰められた夏輝は成す術がないと思った、その時だった。

夏輝のスマホが鳴った、着信相手は相棒である春輝からだった。


春輝「ピザの注文したいんだけど...何人分までなら行けます?」

夏輝はその質問の意図が直ぐに分かった。

その質問に夏輝はこう答えた。

夏輝「5人分までなら可能です」

春輝「分かりました、だいたいどれくらいで完成しますか?」

夏輝「10分ぐらいかと」

春輝「分かりました。それでは取りに行きますので宜しくお願いします」

夏輝「了解です」


そうして、電話を切ると犯人グループ達の1人が秋風に頼まれたから追い詰めたけど、奴はいったい何時来るんだと漏らしたのだった。


そこで、夏輝も何かに気づいて逃げ出そうとした、それに気づいて犯人グループの1人が夏輝には当てず走り出す前の地面を打ち脅した。


その時だった、一台の車が夏輝が追い詰められている場所に来た。


黒のワンボックスカーだった。

犯人グループ達は秋風の到着だと思ったのだろう歓喜していた。

だが、降りて来たのは夏輝の相棒の春輝だった。

春輝「まどろっこしいくてごめんね~」

犯人グループ達「なに!」

春輝「はい、君たち逮捕するから乗って」

夏輝はキョトンとして苦笑いを浮かべていた。

春輝は夏輝に電話した時に、全ての状況を把握した上でバンで来たと言う

春輝「これ1つ貸しな?」

夏輝「サンキュー」


こうしてまた特命係の実績が評価され、今回の件もあり有給消化と称した休みを貰ったが、彼ら的には嬉しくなかったのか、各自休みの時も事件を調べたりしているようだ。


これからまた忙がしくなるかもしれない特命係…彼等に今後どのような事件が降りかかるのか…【続く】




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

陸の孤島の希望の光 陸 春輝 @kuga_haruk1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ