第8章 SSS事件~切られた火蓋と深い闇

天川が依頼した春輝への依頼は、【テロ組織一斉検挙作戦】と言う名目のものだった。

きっと、天川は深夜に起きた事件とテロ組織との関係が必ずしもあるわけではないが、早めに驚異となるものを摘もうとしているのだろう。


春輝は、【テロ組織一斉検挙作戦】に全力を尽くすつもりで、珍しく呼ばれた捜査本部に緊張しながら入った。そうするとそこには、班こそ別だが…夏輝の姿もあったのだった。

驚いた春輝は夏輝にどうしてここにいるのか聞いた。


そうすると夏輝はこう言った。

「柳さんからの依頼で、テロ組織一斉検挙作戦のB班に入って欲しいて言われた」と。

春輝はそれを聞いて、同じ作戦で班が別れる事件などこれまで1度もなかった。

それを感じとった春輝は、何か裏があるのではと思いながら、自分の班に戻り席に着いた。


暫くすると、監察官以降上級階級の人物達が揃って入ってきた。そこには、天川の姿もあった。

天川はあくまでも、ラントシャインの二人(特命係)への指示責任者として、その場に居るみたいだ。


そうこうしてると、捜査会議が始まった。

監察官から順に自己紹介をして、作戦の概要を警視総監が説明し始めた時だった…ドゴーーンと大きな音を立てて何が爆発したのだった。


今、自分たちが居るこの複合型警察機関も狙われたのだ。春輝が天川に目線を送ると、天川は直ぐにマイクをとり、特命係の二人に号令をかけた。

天川「特命の二人行け!」

その号令に、勢いよく返事を返し、特命の二人は急いで現場に向かった。


そうすると、そこには……続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る