地
― 流れ星 ―
優しい心を傷つけて、
柔らかい心を縮ませて、
深い穴に落ちていく。
誰か、あの子をつかまえて。
― 線 ―
ばら撒いた、君の未来。
あとは一つ一つ、拾ってゆくだけだったはずなのに。
どこへ消えて、しまったんだろう。
ここは渇いた風が吹く。
まるで初めから、
何も無かったみたいに。
― 沈黙 ―
帰ってきた荒野は何も言わない。
もういいだろう、もういいだろう、もういいだろう。
ここならきっと、泣けると思ったのに。
― 雫 ―
星を見にゆく。
何も帰らないけれど
想いを少し、
慰めに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます