一章九話 それぞれの終わりと始まりと
「……おはよ! 遅めの時間だね」
「……寝付けなくて。寝坊した」
階段でたまたますれ違って、伊吹がそのまま付いてきた。
今登校したばかりというのに太陽はしっかり上っている。昼過ぎだ――遅刻にしても遅すぎる。茉莉花は顔を合わせるのが怖くてギリギリまで休もうとしていたのを、寝坊とうそぶいてみせた。
「でも来てくれて良かった。ちゃんと話したかったから」
「それは……あたしも」
結論からいうと、慎之介に一方的にボコされた後に男はすぐ逮捕された。昨日の今日だからまだどうなったかは分からないけれど、レイナの配信を急遽取りやめにしなければならない程度に帰りが遅くなって、流石に親にも心配された。
「取り調べってなんであんなめんどくさいのかしらね」
「わたしたちが悪いことした気分になっちゃうよね」
なんでもない会話をする。話こそできるが昨晩、伊吹にはかなり迷惑をかけた。とてもではないが顔を向けて話をできる状態ではない。
彼女は左頬辺りに大きなガーゼを貼っており、右手には包帯を巻いている。まさしく昨日受けた切り傷だ。
「……ごめんなさい、あたしのせいで」
「良いよ全然! 間に合ってよかったし、御手洗くんいなかったらわたしもどうなってたか分からないし。お礼は一緒に言いに行こーね」
――勝てないな、と思った。
いきなり変なレイルを送って逃げ出した友人を探して、不審者を撃退して。その上で謙遜する。持っているパワーが段違いだ。勇気を振り絞っても「また遊びたい」の一言がやっとな自分とは、比べるまでもなかった。
慎之介も、こんな魅力的な少女が居たら惹かれるに決まっている。
「あの……朱島。あたしの、その……御手洗が……す、好きってやつ。もういいから」
「えぇ!? よくないよ! これから――あっ、そっか。そうだった」
驚く伊吹は合点がいったように頷く。
「あのね、昨日茉莉花ちゃんが居なかったときのことなんだけど……御手洗くんが転んで、キス未遂が起こりました」
「は、え……キス未遂……何、は……え?」
「それを見てわたしが裏切ったように見えた……ってことでいいんだよね? 合ってる? そうだったら違うからね!」
数回瞬きしたのち、全身の力が抜けていくような感覚に見舞われた。
なんと察しの良いことで、アフターケアも万全な協力者だ。
「だから計画は続行! 次は二人っきりで出掛けられるようにしようと思って――」
「……でもやっぱり、もういい」
足を止める。廊下は閑散としていた。昼休みという自由時間による、人口の分散だ。
静けさを確認してから、茉莉花は伊吹に向き直った。
「朱島。あんたの願い、教えて」
「えっ……願いって、メッセージの?」
「そう。ちなみにあたしはこれだから」
文章の画面を表示して彼女に突き付ける。丁寧に保管してあるそれを見て、伊吹は目を丸くした。
「えっ……意中の相手……メインヒロイン!? わ、わたしと同じなの!?」
やはりそうか、と思う。
考えてみれば五人もいるというのに、一度も全員で願いの共有をしたことがなかった。願いが他者から判明しているのは恥ずかしげもなく声に出す伊吹くらいだろう。
「あんたの願いも、これと同じなの?」
「う、う~ん……全く同じではないんだけど……わたしは『運命の相手のメインヒロインとして結ばれる』……だからなぁ」
「……運命の、相手」
眉根を寄せる伊吹。彼女は唯一文章としてメッセージを受け取っていないらしいので証明のしようがないが、最初から言っていた通りの願いだった。
しかし詳細は、“運命の相手”と“結ばれる”ことのようだ。それはつまり。
「……御手洗じゃないの、それ」
「えっなんで!?」
素っ頓狂な声で返される。
「なんでって……普通考えてそうでしょ。あれが運命の出会いみたいなもんだし」
「いやでも、男の人って言われたわけでもないし……それに運命っていうならこう、ビビッ! とくるものがありそうなんだよね」
「何それ」
乾いた笑いが出た。揺れる髪の隙間からインナーの赤色が見える。彼女にぴったりの色味で、メインヒロインと言われるとすごくしっくりくる色だ。
漫画やアニメの見過ぎだろうか、傍から見れば彼女と慎之介が主人公とヒロインに映るのだが。
「……まあ、とにかく。あたしは今回勝手に勘違いして迷惑かけちゃったから……もう頼るのはやめる。そんなのいらないって分かったから」
「え、そうなんだ? 良かった……ね?」
「だけど」
一度言葉を区切って、背筋を伸ばして赤の瞳を見た。
「あんたの運命の相手がもし御手洗だったら……その時は、助けてあげられないから」
「大丈夫だってー。わたしまで好きになっちゃったら、茉莉花ちゃんの願いが叶わなくなっちゃうじゃん」
楽観視した様子の伊吹だが、茉莉花は真剣な面持ちで再び歩み始める。今回は別に“奪われた”とか“失恋した”とかそんな話ではないが――なんとなく予感していた。この恋が、どこかで終わることを。
どこかで、伊吹が慎之介を好きになる――そんな根拠のない未来が、直感で見えていた。
「あ、それとお願いがあるんだけど。いい?」
「……聞ける範囲なら」
軽快な足取りで隣を歩きながら伊吹が言う。
良いことを思いついた、といった風な顔で微笑んでいる。何を言い出すのだろう。
「――伊吹って呼んで?」
「……」
無敵の少女という言葉の意味を辞書に登録しなければならないとしたら、きっと伊吹のことを書き記す。意味もなく漠然とそう思った。
「伊吹……でいいんでしょ」
「うん! 折角なら名前で呼び合いたいなーって思ってたんだ」
考えることは多く、昨晩の事件については今でも頭の中で後悔と罪悪感がぐるぐると渦巻いている。しかし太陽みたいな少女はそれでも良いと絆すように、花が綻ぶみたいに笑っていた。
旧知の人物と似た少女。過去を重ねてしまうほど面影があって、けれど彼女にはそれすらも打ち消すほどの真っ直ぐさがあった。分かっていた、本当はあの子ともずっと友達であり続けたかったのだ。だから伊吹に惹かれて、今がある。
もう一度踏み出してもいいのなら、手を取っても良いのなら。誰かを信じてもいいのなら。
まだ青さに飛び込んでみたいと思っても許されるなら――と、彼女は口元を緩めた。
連休明けの外はもうすっかり春の気配が消えていて、僅かに道端に残った桜の欠片だけが残り香を漂わせる。雑踏に容赦なく踏み抜かれて色褪せた春模様はじきに消えてなくなるだろう。
春は嫌いだ。皆が素敵な季節だとばかり持て囃す中、自分には何もないから。
だけど今年の春の終わりは、色褪せた桜色は今までと違っていた。次に桜を見るときは、きっと好きになることが出来る。セピアの桜に別れを告げて、新たな季節を踏み出そう。そうしていつか、過去を笑い飛ばせる自分に成れるように。
吸い込んだ空気をゆっくりと飲み下した。
さよならと、嫌いだった自分と過去に手を振るように。
◇◇◇
茉莉花と教室に入ってすぐ、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。掃除が始まる合図だ。担当場所が少し遠い茉莉花と別れ、伊吹は教室内の掃除を始める。
「朱島さん大丈夫? 俺手伝うよ」
「んーん平気。傷そんなに深くないんだー」
伊吹は怪我こそしたものの、特に変わらない様子で過ごしていた。
「ニコニコして机運んでる……すげえな……」
「やっぱ朱島さんつえーわ……すげーわ……」
男たちが変に色めき立つ中、構わず掃除を続ける。別に怪我をしたからといって生活のパフォーマンスが落ちるほどではない。包帯を見ると心配してしまうのが人のサガというものだろうか。
「……あ、運ばないと」
流れるように掃除を進めていると、廊下にパイプ椅子が複数置かれているのが見えた。他クラスで使ったものだろう。手持ち無沙汰になるのも嫌なので、とりあえずそれらを両手で持ち上げて運び始める。
「おい、何してんだ?」
数歩進んだところで後ろから慎之介に声を掛けられた。ニコニコしながら返す。
「運んでくるね! 多分倉庫のやつだし!」
「いや……そうじゃなくて。俺が持ってくよ」
「大丈夫だってー、皆心配しすぎ。そんなに傷も深くないし、痛みもだいぶ引いてきたから。見たら分かるでしょ?」
「ああ、だから」
伊吹の言葉などお構いなしに歩み寄ってきた彼は、パイプ椅子を優しい手つきで奪い取ってしまう。そして優しい目で見て、言った。
「――見れば分かる」
「――……」
言葉の意味を飲み下す前に涙が込み上げてくる。
廊下の掃除は既に終わっていて、辺りには人の姿がなかった。それが分かっているからか、慎之介は穏やかな声音を掛けてくる。
「分かるよ、ちゃんと」
彼が落とした目線。先にあるのは包帯に巻かれた手ではなく、ガーゼを貼った左頬だ。
手の傷の方が深いが、本当に生活には支障をきたさない程度のものである。顔の傷は一瞬切りつけられただけだから、余計に大したことはないと思ってしまった。
本当は顔の傷は、大丈夫では、なくて。
「……この、傷ね」
「おう」
「残っちゃったら、どうしようって、思って」
「気になるよな」
「メインヒロインの子って、こんな傷があるのかな」
「人によるだろ」
顔の傷。これがとても深く残ってしまったら――昨晩からそればかりを考えて、一睡もできないほどに悩んでいた。
磨き上げてきたものの一部が崩された感覚。彼女の思い描く理想のメインヒロインは、顔に傷なんてないのだ。
「この傷のせいで運命の人に振られちゃったら、どうしよう」
「そん時は違う運命の人を探せばいい。何回でも出会えるまで」
らしくもなく後ろ暗い発言ばかりする伊吹に、慎之介はあくまで絆すような優しさで包み込んでくれていた。
頼もしい――心の真ん中が温かくなって、自然と笑みが零れる。
「……一緒に探してくれる?」
「勿論。願いが叶うまでな」
「……えへへ」
春も過ぎたのに感じる温かさ。その正体は分からないまま、伊吹は目の前の優しさに身を委ねて言葉を重ねる。
不安と焦燥を希望と煌めきで打ち消しながら、想いを乗せて。
「――ありがとね、御手洗くん」
◇◇◇
『結局なんだったのかなー、あの男。ストーカーって家まで分かっちゃうものなんだ。こわ~……』
「なんかヤバいやつだったらしいわね。……あんた変なファン作らないでくれる?」
『はい~!? レイナちゃんは至極真面目に活動してるだけなんですけど!』
心の中で騒ぎ立てる声を鬱陶しく思いながら茉莉花は閉じていた目を開ける。夜が更け始めた街中はまだ人通りが多く、広告を大音量で流すトラックが往復していた。
道路に近いところでは名前も知られていない音楽家たちが、未来のために歌ったり演奏したりして客寄せをしている。今夜もこの場所は賑やかなままだ。
ちなみに例の不審者男は取り調べの結果、重度のストーカーであったことが(当たり前だが)判明。幸いにも他者との関わりはなかったようで、身バレや第二第三の被害はひとまず心配しなくていいだろう、という結論に落ち着いていた。
確かにあれほど狂信的な男が他のファンに情報を渡すとは考えにくい。そこだけは救われた。
『で、ホントにあれが“以下切り捨て”さん?』
「うん……間違いないと思う。あんたも分かるでしょ」
レイナの声に返しても、都心は騒がしく人も多いから気にならないのがありがたい。茉莉花は適度に声を出しつつ、少し遠いところでギターを弾く人物を注視していた。
少し大人びた雰囲気のある少女だ。
セミショートくらいの髪。ボサボサだがむしろその無造作が様になっている。白く染めた上で頭頂部から黒い髪が出てきており、いわゆるプリン頭になっていた。瞳は遠くて見えない。
プリントシャツにダメージジーンズの出で立ち、携えたアコースティックギターはラウンドショルダー。優しい手つきで俯きがちに弾く姿と、ハスキーボイスが道行く人々を確実に魅了していた。
『お上手! 確かにそうかも。“以下切り捨て”さんぽい!』
「でしょ、曲の雰囲気も違うし声は聞いたことなかったけど……間違いないと思う」
“以下切り捨て”という名前でオリジナル曲をアップロードするユーザーがいる。“シングロイド”の基となった“ソングロイド”――人工音声のみを用いる作曲家だ。
コメントの返信やライブもなく、淡々と曲を上げ続けるだけの存在。二年ほど前から活動しており、人工音声の性能を限界まで高めた歌唱表現と、独創性と悲壮感に溢れた曲調が人気を博している。
レイナとは違う舞台で名を上げつつある、期待の星だった。
「いいわよね~……“嗄れ山水”とか“壊れるくらいにキズをして”とか……最高。プライベートだと身バレ防止で曲調変えてるのかしら。器用なことするわよね」
『で、何? 本人だって分かってるから……ファンとして密かに聴きに来てるの?』
「そうだけど何か問題ある?」
『はあ……オタクキモ~……ストーカーとあんま変わらないよ、それ~』
「黙って。曲聴いてるから」
呆れるレイナを余所に耳を傾ける。いつも画面越しに聞くものに比べて幾分か穏やかだが、白黒頭の少女はまさしく“以下切り捨て”本人だ。確信があった。
どうやら彼女はこの場所に度々弾き語りに来ているようで、それを偶然知ってから茉莉花は週一でここに通っている。密かな楽しみだ。
「……あれ、辞めた……えっもう終わり!?」
『はいおつかれー解散解散。帰ろうよリカちゃん』
「いや、まだ始めたばっかりでしょ……おかしくない?」
『うるさいなーレイナちゃん配信したいんだけ……ど……そうだ!』
閃いたとでも言いたげな声。嫌な予感がする。
白黒頭の少女は周囲を軽く片付けて足早に去り始めており、一礼もせずにその場から消えてしまう。困惑する茉莉花は――身体の主導権を無理やりレイナに奪われた。
『あっ、ちょっとなにすんのよ!』
「いいこと思いついちゃった~! レ……あたし天才!」
『……一応身バレ防止のつもりなのね』
上機嫌に駆け足で進むレイナ。身体を動かせなくなった茉莉花は精神世界にあるモニターから視界を共有し、ソファにもたれ掛かる。
『いや、そうじゃないでしょ。返しなさい――って、交代出来ない……?』
「強い想いがあるときは入れ替わりができない。あたしは学んだぞ★」
ルンルンとスキップも交えて進み、彼女は白黒頭の少女を追いかける。風を切って進む様子は本当に同じ肉体なのかと疑いたくなるくらい速かった。
そうして、一分も掛からないうちに目標まで追いつく。
「ねえねえ、ちょっといいかな~? さっきの演奏凄かったね!」
「……」
「行かないでよーお姉さんに話があってきたんだよ? おねが~い★」
「うぜえ、消えろ」
満面の笑みで絡むが辛辣な態度で振り払われる。どこか親近感の沸く態度だ。
「お姉さん、“以下切り捨て”さんでしょ? 今あたし、自分の曲を作って欲しくって~。お願いしたいんだけどダメかなあ?」
「なんだそれ、頭おかしいのかテメーは。そんなの受けるわけねーだろ」
前髪から覗く真紅の瞳。周囲を一切寄り付かせない獣のような雰囲気を纏い、尖った歯を見せてくる。威圧感がすごい。
「だいたい誰なんだテメー。追っかけてくんじゃねーよ、気色悪い」
「え~……誰って――ナカユビアクマ・ラヴリーレイナちゃんだよ★」
『あっバカ! 外で言うなって言ってんのに……!』
決めポーズして宣言するレイナだが、やはり入れ替わりは出来ない。また誰かに聞かれてストーカーでも出てきたらどうすると言うのか、あれほどのことがあっても緊張感に欠ける性格だ。
しかしそんな自己紹介に、眼前の少女は顔色を変え始めた。
「……マジで言ってんのか、それ。テメーが?」
「うん~! 今日はオマエだけのアクマだよっ★」
「……。……曲、ね」
もしかしたらいきなり晒されないだろうか。暴力的な相手だったらどうしよう。出来ればイタイやつと勘違いして去ってくれたら嬉しいのだが――そもそもレイナを知っているのだろうか。
色々と不安になりながら思考するが、表に出られない茉莉花に出番はない。白黒頭の少女は舌で唇を舐めてから鋭い笑みを浮かべ、レイナを指差した。
「――
ひと段落着いた数日後、新たな出会いが生まれる。強い引力をもって構築されていく人間関係が、新たな物語の始まりを予期していた。
数日振りに手紙を見る。
内容は本当だった。指定されたところへ行くと、同じことを囁かれた人物が集まってきて、“願い”のために頑張ろうとする者さえいた。
なんという僥倖。これに乗じない手はない。少し癖のあるメンバーだが、乾茉莉花は意外と関わりやすいし、彼方閑流は放っておいても問題ないだろう。朱島伊吹は相当この件について心血を注いでいるようだし、必死な人間が一人いるなら自分も動きやすい。
(問題は……氷室って子だな)
伊吹から聞いた話、その後直接話してみたところ、氷室沙凪という少女だけは引き込むのにかなり手が掛かりそうだと感じた。“縁を大切に”の部分に期限や制限があるのか不明だが、あの態度を続けられると厄介だ。なんとしてでも、願いのためには彼女にも仲良くしてもらわないと困る。
しかし本当に、なんと運の良いことだろう。こんなチャンスはそう訪れない。
まるで物語の主人公になった気分だった。
「だって、こんな願い……普通叶えさせてくれないだろ」
何もないところに向かって問いかける。別にそこに何かがあるわけではなく、ただ自分に問いが返ってくるだけだった。
願いについて深掘りしてくる人間がいなくて本当に助かった。もしバレたらどうなるか分かったものではない。そう思いながら、彼はあの日の手紙にもう一度目を通す。そこには誰にも見透かせない、彼の生きる意味が書き記されていた。
『 親愛なるきみたちへ
今日、16時ちょうど。夕日を背景にひとつ鐘が鳴るその時、丁花公園の時計前にて君たちは運命の出会いを果たすだろう。
その出会いを無碍にせず、縁を生涯大切にしなさい。そうすれば君たち一人ひとりの願いが、夢が叶う。
記された願いは君たちが心の奥底で一番強く願っているもの。心当たりがあるのなら、16時ちょうどに丁花公園に行くことだ。
“御手洗 慎之介”
きみの願いは
“完全犯罪として復讐を遂行すること” 』
―――――――――――――――――――――――
この度は「あなたのメインヒロインになりたくて」をここまで読んでいただきありがとうございました。
第一章「さよなら、桜セピア」はこれにて完結となります。最初ということでキリのいいところまでは毎日予約投稿(前半は一日二話ずつ)にしていましたが、二章もまとまり次第一日ずつ投稿していこうと思っております。一応今月中には再開予定です。
まだ始まったばかりの物語ですが、感想や評価などいただけると大変励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
追記:前半部分に序章を追加して章の区切りを変更しています。
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