第247話 先鋒にて激突! (7)
だから他の者達もワッと、騒めき、喧噪を始め、指揮官の私へと不満のある口調で尋ねてきたから。
「先程、物見が出来る者に敵の様子を偵察、窺ってきてもらったのだが。敵は、皆の思っている通りで。約私達の十倍近くの兵を用意して、こちらの突撃を手ぐすねを引いて待っているらしい」
私が一族の者達や、御方の大事な兵達へと告げると。
「そんな物~! 踏み潰しながら、敵将の首をあげれば良い」
「そうだ! そうだ!」
「こいつの、言う通りだ!」
「エリエ~! 敵兵がうち等の十倍いようが問題はないよ。一人、十人相手にすればいいだけだろう? 簡単な計算だ!」
「そうだ! そうだ!
「すげぇ、カンタンじゃないかぁ!」
「エリエ~! 俺は、この強力な武器があれば一人で二十人倒せる自信があるぞ!」
「ああ、うちも、だよ。二十人くらいは、へっちゃらだよ!」
「俺は百人いけるかも~?」と。
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