第228話 ウィングルの女王からの手紙(4)
「ねぇ、健太~?」
「ん? 何かな、フェイン?」
「今、女王陛下が言われた、大変に失礼な言葉。セフレ、ビッチって、何? 健太?」と。
僕がシルフィーに頷いた後に。
う~ん、さて? 兵を二手に分け。
少し離れたところの生意気な領主を討伐しにいくメンバーと。
僕の義父に当たるカイジさんの遺体の回収と。
彼が占領する予定だった集落の討伐、占領を任せることが可能な副将……。
僕とカイジさんみたいな関係に相当する軍団長の任命を誰にしようか、ではなくて?
(シルフィー?)
(何、陛下?)
(お前、カイジさんの遺体が何処に転がっているのか知っているのだから。お前が三百の兵を引き連れていってこい! そしてついでに、あのひとが虐殺して若い女……。新しい側室を手に入れようとしていた集落を占領してこい! わかったな、シルフィー?)
(いやよ)
(何で?)
(何でも……)
(シルフィー、お前なぁ? 周りを見てみろ……。フェインやルイジ……。その他の御妃さまも、女王さま経験しかなく、戦には出たことがないんだ……。だからシルフィー、頼むよ。お願いだ! と、言うか? 僕の命令だ! いけよ! お前が! シルフィー!)と。
僕が脳内からあいつに下知!
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