第225話 ウィングルの女王からの手紙(1)

「う~ん、なるほどね」と。


 一通の文……。


 それも、このタイミング……。


 この領地の領主だったカイジさんが敵の矢に討たれ、死亡をしたと連絡が入り。


 領地内がパニック


 そう喧騒する中で、何故かタイミングよく、本国……。


 ウィングルの使者からの手紙──。


 それも謀反を起こしそうな領主がいるから。


 その者を討伐せよとの。


 僕自身がいまだ見たこともない女王さまからの文が届いたので。


 僕が読み、言葉を漏らせば。


「女王さまからの指示は、何、健太?」と。


 手紙の内容を知っているような雰囲気を先ほどだしたフェインと言うか?


 僕以外のみなかな?


 何かそんな気がする中で。


 僕にしらじらしく尋ねてきたフェインに。


「僕達に西隣の領主を討伐しろだって、ウィングル女王さまの指示だよ」と。


 僕は説明をすれば。


 ジロリだよ!


 城郭内にある天守に入っても、僕の子供の件にも触れす、カイジさんの死も素知らぬ振り……。


 ウィングル本国からの手紙も僕に。


「はい」と渡し。


 それ以降は僕の真横で、フェインやルイジに遠慮することもなく。


 まるでこの領地の女王さまのように振る舞いつつ。


 僕の妃として悠々と座っているダメ女神のシルフィーの奴を睨んでやったよ。


「カイジさんの敵討ちも終わっていないのに、西の領地を攻めろとは、どう言うことだシルフィー?」


 僕は荒々しくシルフィーへと尋ねる。





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