第220話 僕のヒロイン様は? (1)

「もう、あなた。痛い!」、


「わらわの髪も腕も離してよ。今直ぐに……。ちゃんと、あなたに説明をするから」と。


 先ほど呻り、吠えた!


 ……だけじゃない!


 何故か僕は以前から。


 そう、みなさんも知っての通りで。


 この異世界に召喚をされた時から僕はバカ女神シルフィーに対しては、いつも大変に強気で接していた。


 男尊女卑の世界からきた男らしく振る舞っていた、と言うか?


 不思議にできていた。


 以前から、コイツを! シルフィーの奴を知っているかのように!


 だからコイツが少しでも僕に反抗した態度をとれば。


 僕はこの通りで、荒々しい所業を平然とおこなえるから。


 僕はした!


 するとシルフィーの奴は、異世界日本に住む僕の父と母に。


 僕がシルフィーの奴に対して酷いから、叱ってもらうのだと、可笑しなことを言い始めたから。


 僕はコイツに説明をしろと呻り、吠え。


 今シルフィーの奴からの回答を待つと。


「はい、あなた~。今のお父さまとお母さまの元気な写真……。ほら、あげる……」


 シルフィーの奴は微笑みながら僕に一枚の紙……。


 じゃないよね?


 一枚の写真を手渡してきた。


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