異世界転生して毎日ずっとゲーム。俺も皆も毎日ずっとゲーム。チートスキルはなくても☆7キャラ所持スタートなのでなんとかなると思います
第8話 自殺した者にも、死刑執行された者にも、悪逆の限りを尽くした者にも、異世界転生は行われる
第8話 自殺した者にも、死刑執行された者にも、悪逆の限りを尽くした者にも、異世界転生は行われる
「私もこんな仕事してるからねぇ。異世界転生していく人間をずっと見てきたわぁ。皆、異世界転生があってどこか少なからず喜んでるわ」
自殺した者にも、死刑執行された者にも、悪逆の限りを尽くした者にも、異世界転生は行われる。
それが正しいかどうかなんてぇ、私のような雇われ受付嬢のような存在には関係ないのかもしれない。
それでも、私は異世界転生があって良かったと思ってる。私には異世界転生者を選別する事もチートスキルもステータスボーナスを与えられる事も何もできない。
ただ、完全消滅しかねない行動をする者を止めようとする事は私にもできる。
「そうかよ。だからそれがどうしたってんだ。俺には今なさなきゃいけない大義がある。」
はぁぁ。こういう生き物は本当に馬鹿で愚かでナルシスとなのよねぇ。
「もし私が貴方が契約を違えたと思えば貴方にも貴方の妻子も大切な人達も皆、来世も転生もなく消滅しかねないのよ。本物の真の消滅、それを貴方は分かってるのかしらぁ。
分かってたら言えないわよねぇ。帰りなさい。貴方には☆6の男の子上げるから、今日の所はそれで帰りなさい。
☆6だろうと強かろうと男の子はいらないのよ私。ユニットは女の子しか使わないしぃ」
はぁぁぁ。こんなクソガキは何も分かってないのよ。
「それはそれで貰っておこうか」
あ、貰っておくのね。本当に男の子は使わないからいらないし、言った通りに☆6の男の子をあげた。
「はい、これで帰りなさいよもう」
私、仕事中なのよ。仕事中に取り立てに来られるのは困るけれど、プライベートの時間に相手にするより仕事中の方が良いわね。
「そんな約束してないぞ。今日は真剣だぜ。元々お前に貸した金の回収なんてどうだっていいんだよ」
「どうだって良いことないでしょうに。貴方は利息だけでも払われるんだからこのままの方がおいしいでしょう」
「利息もまともに払ってねぇだろうが。お前がこのまま何もしないんなら俺がメイミィちゃんを使う。
お前は何のためにメイミィちゃんをお迎えしたんだ」
はっ、はっ、はぁぁぁぁ!?この人、いったい何を言ってるんでしょう。
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