第7話  ー--コスプレエロババァ視点ー-- 当分コスプレエロババァ編が続きます


 ー--コスプレエロババァ視点ー--

 はぁぁ。まったく、面倒なのが来たわねぇ。お金ならないって言ってるのにぃ、もう嫌ねぇこういう生き物って知能が低くて会話も通じないんだからぁ。

 「そう言うなよ。お前のためでもあるんだ。 あんたの膨れ上がった借金、チャラにしてやる交換条件持って来たんだよ」

 はぁ。このての生き物は嘘ばかり言います。平気で嘘をつき当然のように人を騙し人を傷つけ、人を陥れる。

最低の生き物です。どうせ嘘でしょうが、こんな生き物と縁が切れる条件なんて本当にあるのかしら。

 「あらそう。とりあえず話すだけ話してみなさいよぉ。許可を与えるわゴミ」

 こんなゴミ、本来私のような人間が関わる人間じゃないのよ。はぁ。この世界はほんとクソゴミなように出来てるわね。最低最低最低さいってぃ。

 「ははは、今日は特別に許しておいてやるよ」

 あら、いつもなら暴力に訴えってくるのに、今日は暴力に訴えないのね。少しは知恵がついたのかしらこの糞ゴミに。

 「お前の所持してるメイミィちゃんな、俺に渡したらお前の借金チャラだ」

 は、はぁぁ!?メイミィちゃんをこのクソゴミに渡すぅぅ?そんな事するわけないじゃない。

 「ばかばかしいわね。私がメイミィちゃんを渡すわけないじゃない。それに、貴方みたいな生き物は嘘つきだもの。メイミィちゃん渡してとぼけられて終わりなんでしょう」

 借金をチャラにする話が嘘でも本当でも、私がメイミィちゃんを手放すわけがないんだけれどね。

 「そう言うだろうな」

 あら、クソゴミ借金取り風情が絶対契約の準備をしはじめました。

 「コスプレババァがメイミィちゃんを俺に渡せばコスプレババァの借金は0になる。この契約は絶対で、違えたら俺も俺の大事な存在も巻き込んで制裁を食らう。

他の誰かがお前から借金を回収しようなんて小細工も通用しない。この契約は絶対だ。

もしお前が少しでもこの契約が違えられたと思えば、それだけで俺も俺の妻子も」

 「辞めなさい。軽々しい気持ちでするものじゃないわよ絶対契約なんて」

 「ああそうだな、軽々しい気持ちでするもんじゃない。軽々しい気持ちじゃないからな。真剣(マジ)だぜ」

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