裏話 遥&クルミ

「かーんぱーい。」

「サイコー。」


「クルミー。話そー。」

遥に呼ばれた。私は元気に返事をしてそっちに向かう。

「なにー?」

「どう今の気持ち?」

「うーん。なんかしっかり復讐はできたけど。スッキリしないね。」

「まあ復讐ってそんなもんでしょ。」

「かなぁ?」

「うん。でも演技よかったよ。クルミの。」

「まあ一応これでもプロなんで。」

「すごいよね。テレビに出てるなんて。」

「いやいや。スカウトされただけだよ?」

「でもオッケーしたんでしょ?」

「まあ。」

「雑誌だよね最初。どうやってそこからテレビに出るようになったの?」

「なんか。最初は2人で雑誌の撮影ぐらいだったんだけど、私が天然すぎるみたいで。」

「わかるわかる。」

「え?そんな天然?」

「結構だよ。多分クルミが思っている以上に。」

「あ、がち?まあ天然のおかげでテレビ出るようになって。幸希もおまけみたいな感じで出始めたんだけどね。」

「そうなんだ。」

「そう。でもさ幸希くんの方が演技上手いんだよね。」

「悩み?」

「いや全然。すごいなーって尊敬。」

「なるほどね。」

「そー。先輩の人にもなんかすごい褒められてた。」

「すごいな幸希。」

「でもなんか私も何もしてないのに笑いが取れるから芸人さんからはいいなーっていわれてる。」

「そうなんだ。面白いそれ。」

「そんな面白くないでしょ。」

「才能だね。」

「そんなことないでしょ。私幸希くんいない時いつもキレ悪いねって言われるよ。」

「幸希と2人でセットだね。」

「ハッピーセット。」

「そー言う発言が意味わからんくて面白いんじゃない?」

「なるほどね。納得。」

「まあこれからも頑張ってね。」

「ありがと。頑張る!」

「じゃあ楽しくはしゃごう!」

「いえーい。」

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(旧)リアル人狼ゲーム ひろまる @hiromaru0722

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