第4話 新鉢を割る

「お前がいいなら、俺はいつでもいいのだが、ただ、お萌は素人の生娘だ。俺などとまぐわって、嫁の行きてがなくなってもいいのか」

「もともと川漁師の娘なぞに、嫁の話などありません、望みは神之介様のおそばに居ることだけです」


「それもわからんぞ、お前に助けられた時同様、いつ行き倒れになるやもしれん。それに俺はおんな好きで、お前ひとりということはたぶんないぞ」

「みなわかっております、それでも神之介様に抱かれたいのです」

「そうか、なら何も言わん」


 うさぎは畳の上に茣蓙を引きその上に座ると帯を解いた。肩から単衣を滑らす。

 露になった肌は漁師らしく日焼けしている。巫女のもみじとは質の違う肌だと神之介は思った。


 単衣から時折見える胸はそれほどではないと思ったが、脱がしてみると小さくもなかった。面白いのは、乳首が乳房に潜っていることだ。

「他のおなごと比べてどうですか」

「そんなもの比べてどうする、うさぎはうさぎだ」


 神之介はうさぎを横たえると乳房を掌で包んだ。

 唇を吸い、舌を侵入させると、乳首が徐々に持ち上がってくる。

 股座に手を伸すと、柔らかいしもの毛に触れた。毛の量は多くはない、やっと生えそろったのかもしれないなと神之介は思う。


 軽く開いた口から、と息が漏れはじめ、ほともそれに合わせ次第にぬめりを増し始めた。中指を添わすとすんなりと潜り込み、同時にうさぎの身体がピクンと反応した。

 漁師という仕事は飛んだり跳ねたりということが多い、すでに破れているのかもしれない。ほとの中で指は比較的自由に動かすことができた


 さねの内部、上の壁をこすると指の根元までがべとべとになって来た。

「神之介様、もう、もう、お願いです。頭がおかしくなりそうです」

 へのこをほとにあてると、うさぎの身体が緊張するのがわかった。

「いれるぞ、痛いのは最初だけだ、すぐによくなる」

 そういうと、いきなりへのこを押し込んだ、ゆっくり入れようが痛いものは痛いとっとと突っ込んでやる方が、情けというものだ。神之介はそう信じている。だから新鉢を割る時は、取りあえず突っ込む。


 うさぎが思わず、ずり上がろうとするが神之介はがっちり抑え込んでいる。

「痛い、い、い」

 うさぎは叫び声は挙げなかったが、息が荒い。

「ひ、っひい」

 神之介は遠慮会釈なく腰を動かした。

 うさぎは白目をむきかけていた。体中の力が抜けてぐったりしている。


「動けるか」

 脚を大きく開いたうさぎのほとからは、血と神之介が放ったものが滲みだしていた。

「は、はい」

 返事はするが、動こうとはしない。


「手荒く扱ってすまなかったな」

 ようやく体を起こしたうさぎを神之介は抱きしめてやった。

「私の身体、どうでしたか、よかったですか」

「おう、よかった」

「またお情けをいただけますか」

「今からもう一度か」

「できれば」

「むりするなよ、俺はいくらでもできるが」

「お願します」

 うさぎは手足を畳に置くと尻を持ち上げた。神之介の目に彼のへのこに貫かれたばかりの痛々しいほとが見えた。


「一度川で洗わぬか、俺も洗って、お前の血を流すから口取りをしてくれ」

「口取り? ですか」

「ああ、口で咥えるのさ、俺もこんどはお前のほとを舐めてやる」

「え、そんな恥ずかしい」

「なにが恥ずかしいものか、みんなしておる。それに、いいぞ、気が行くぞ」












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