第25話 パンティー
「そんなこと急に言われても…」香は手を払った。
「でも、でももしこんな私で良かったら、ゆっくり歩いていきませんか?」
香も泣いている。
ベンチで話す二人を大塚と土屋は股間と顔を五倍ほど膨らまし見ていた。
「…許すまじ…」
「青春なんて許せないでごんす…」
話していたらあおいが背中にいて二人とも背中を殴られた。
「ナイスムッツリ…」
「ナ、ナイスムッツリでごわす」
「小学生みたいな恋してんだから見守ってやれよ童貞ども」
「童貞は否定できないが、部活は”アオハル部”じゃなくて”ムッツリ部”なんだぁああああああ!」
「じゃあ今回はあたしは何も関係ないけど一個だけお願い聞いてやるよ。それであいつらを見逃せ。あ、できないことは言うなよ」
せーので呼吸を合わせた。
「パンティーが欲しい!」
「パンティーの匂いを嗅ぎたいでごんす!」
「パンティー?ギリだけどそんなもんでいいのか?布だぞ?」
思い切り顔を縦に振った。ヘドバンとか、ウィンウィンのあれみたい。
「…あっち見てろ」
五分ほど校庭をみていると大塚の頭にホカホカのパンティーが乗る。
取り合いになったが匂いを嗅いで、顔に被った。
そのパンティーは学校一ブスな、あおいの友達のパンティーだとは思いもしない。
「じゃあな、約束は守れよ」あおいと友達は帰っていったが今日どちらかがパンティーを持って帰るかで夕方遅くまで揉めた。
じゃんけんで大塚が持ち帰った。今日はパンティーを被りあれを使おう。
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