第3話 避難①
皆の、「お・は・し」という避難訓練時の約束ごとを守りつつ必死に外にでる息づかい。
先生方の緊迫とした空気、表情。どれ一つをとってもただならぬ気配を醸し出していたことは小学生ながらに感じていた。
校庭に避難した。どういうルートで避難したかは覚えていない。避難訓練のように各学年と組に分かれて並び、先生が人数確認をする。どのくらいそうしていたか。チラホラと子どもを迎えに来る親を横目に不安と恐怖に震えながら、残っている全員で体育館へと避難先を変えた。
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