第43話 我が輩侯爵になる
ネギジョン王国の民の魔臓を食べている時それは起こった。
そう、成長の時である。
そして我が輩は成長した。
伯爵から侯爵へと。
そして、その成長度合い、特に騎士爵の眷属の数に関しては今までの比ではない成長度合いだった。
それまでが六百二十五名だったのが、今回の成長で三十九万六百二十五名に登る眷属を支配できる様になったのだ。
この数字を見た時は思わず目を丸くした我が輩。
さて、それ以外にも眷属の数は増えているのだが、騎士爵に比べればインパクトは少ないので置いておこう。
他にも新たな力、引斥魔法を手に入れた。
これは引力と斥力を自由自在に操れる能力で、物を引き寄せたり引き離したりと非常に便利な能力である。
そして、もう一つ変化があった。
今まで何も変化がなかった魔王の種が遂に発芽し魔王の芽になったのである。
これは、魔王としての成長がやっと始まったという示唆なのだろうか?
そう言った事はまだ解らないことだが、これからも我が輩自身の成長が楽しみである。
さて、そんなわけでかなりの成長を見せた我が輩であるが、成長の所為で頭を悩ませることになる。そう、眷属に出来る数が一気に増えすぎて、これを埋めるのが非常に困難だと言うことだろう。
さらに言えば兵士階級の死霊術で生み出す者達も含めればどれだけの数になる事やら。。
少し試算してみよう。
先ず我が輩の直轄軍が…
伯爵5
子爵10
男爵20
騎士爵390,625
で、子爵・男爵も眷属を持って兵士もいるわけだから。
総計で4,303,560
そして、ドロテア達はそれぞれ伯爵へと陞爵され。
子爵5
男爵35
騎士爵6,250
これも同様に子爵・男爵に眷属と兵士も居るわけで…
一人当たり10,215の×5で51,075
さらに合計して、4,354,635と。
これだけの量の眷属と兵士を埋める為にはまた何処かの国を滅ぼす必要があるか、それとも周辺諸国から少しずつ集めるか。
元タックス王国に進出してる者共がまだいるからそこから集めるのが良いかもしれんな。
よし、そうしよう。
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