第四章　発芽

　ネギジョン王国を滅ぼした我が輩達が、残った王国民達をどうしたのかというと、収穫をしたのだ。

　彼等にとって王国民はエサでしかなく、殺し集め魔臓を、血を、収集する為のものでしか無かった。

　こうして集められた魔臓は我が輩に献上され我が輩はその全てを平らげた。

　王国は地図上から消えるだけではなく、その民まで歴史から消えることになったのだった。

　そして、それだけの膨大な量の魔臓を接種した我が輩は更なる成長を遂げることになる。

　伯爵から侯爵への成長であった。

吸血鬼・侯爵・始祖

吸血

ブラッディープール

血魔法

血・記憶抽出

超音波

音魔法

熱魔法

引斥魔法

闇魔法

死霊術・血

眷属　騎士爵６２５／３９０，６２５

　　　男爵　１０／２０

　　　子爵　５／１０

　　　伯爵　０／５

魔王の芽

　そして、遂に魔王の種が発芽する。

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