第37話 我が輩さらに軍を拡大する。
では、人材確保の時間である。
我が眷属達にまずは我が輩の直轄の騎士爵を確保するように命じた。
自分達の眷属達はその後に確保するようにと言明して。
こうして周辺の村々から人材が集められていく。
夜中に隠密行動をして攫ってきたり、行商人を襲って攫ってきたりと、様々な手法を持ちいられ確保されていく我が輩直轄の眷属達。
集め終わる頃には周辺の村々のいくつかは存続が困難な状態へと追いやられていたが、我が輩には関係の無いことである。
だが、話しはここで終わらない。
ここからさらに眷属達の眷属を集める作業が開始される。
五人娘はもとより、今回騎士爵から男爵へと叙爵させた十名の分の眷属も集めたのだ。
さらにそこから殺戮が始まる。
死霊術による兵士階級達を増やす為の殺戮だ。
唯でさえ今までの眷属を増やす行為で疲弊していた各村々は、姿を幾つも無くすことになって行く。
ドンドンと膨れ上がっていく我が輩の軍の規模は万に届いたのだった。
我が輩
子爵 5 (ドロテア・ヘンリエッタ・アンリ・エンリ・アレット)
男爵 10
騎士爵625
死霊術6250
我が輩麾下男爵十人集
騎士爵50
死霊術500
各五人娘衆(ドロテア・ヘンリエッタ・アンリ・エンリ・アレット)
男爵 5
騎士爵25
死霊術275
各五人娘衆の男爵達
騎士爵25
死霊術275
総軍師団規模
10,215名
我が輩直轄軍旅団規模
7,425名+男爵10名=7,435名
ドロテア以下各五部隊大隊規模
(550名×5)+子爵5名+男爵25名=2,780
最終的な数字としてはこの様な形になった。
文字通りの万軍になったわけだ。
これだけの数の眷属や兵士達が森の其処彼処で狩りを行い魔石を集めているのを考えると、我が輩はずいぶんと遠いところに来たと、感慨深いものがある。
最初は矮小な蝙蝠でしかなかった我が輩がである。
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