第36話 我が輩伯爵になる

 今回森に進出しに来たネギジョン王国の軍人は五百人程であった。

 ほぼ同数の敵の数を損失損失無しで完勝できた訳だ。

 我が軍はもっと大規模な軍とも戦い合える可能性が垣間見える戦果であった。

 さて、そんな考察をしながらも我が輩の眷属達は死霊術で用意した兵士達に命令して人間の魔臓を集めていた。

 人間共の腹を割き収穫しそれを我が輩が頂くと。

 そして、その時が訪れる。

 今までの成果にプラスして今回の成果で我が輩はまた成長した。


吸血鬼・伯爵・始祖

吸血

ブラッディープール

血魔法

血・記憶抽出

超音波

音魔法

熱魔法

闇魔法

死霊術・血

眷属 騎士爵25/625

   男爵 5/10

   子爵 0/5

飛行

魔王の種


 今回の成長はこういった具合だった。

 まず、新しく魔法を憶えた、それは熱魔法。

 熱を操作する魔法と言うことで熱することも出来れば、その逆に冷却することも可能な、割と凶悪な魔法である。

 そして、眷属の数も急激に増えた。

 特に騎士爵に到っては今までの二十五倍の六百二十五人。

 男爵も倍に増え十人。

 それから新たに子爵を5名まで増員することが出来る様になった。

 これだけの大所帯になればそれ相応の軍隊規模として運用が可能になるだろう。

 だが、その前にやることがある。

 森の中で倒した部隊を死霊術で兵士階級の者達を増やすことだ。

 これで五百名相当の増員が可能であろう。

 さて、我が輩の成長の確認はここまでにして陞爵を行うとしよう。

 まずは五人娘達を子爵に陞爵。

 騎士爵の中から指揮能力に優れたものを十名選抜し男爵に陞爵。


吸血鬼・伯爵・始祖

吸血

ブラッディープール

血魔法

血・記憶抽出

超音波

音魔法

熱魔法

闇魔法

死霊術・血

眷属 騎士爵15/625

   男爵 10/10

   子爵 5/5

飛行

魔王の種


 では、眷属を集めるところから始めるかの。

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