第27話 我が輩初めての軍

 我が輩が子爵に成長してから暫く、やっと想定していた軍が編制できた。

 その内訳をご紹介しよう。


我が輩

男爵 5(ドロテア・ヘンリエッタ・アンリ・エンリ・アレット)

騎士爵 25

死霊術 250


ドロテア女男爵

騎士爵 5

死霊術 50


ヘンリエッタ女男爵

騎士爵 5

死霊術 50


アンリ女男爵

騎士爵 5

死霊術 50


エンリ女男爵

騎士爵 5

死霊術 50


アレット女男爵

騎士爵 5

死霊術 50


 総軍大隊規模        555名

 我が輩直属軍中隊規模    275名

 ドロテア以下各五部隊小隊規模 55名×5


 以上が現状我が輩達の用意した軍である。

 まだまだ小規模なものであるが、死霊術に用意した者達が命令した通りにしか動かない都合上、命令系統の十全な管理が必要な為、騎士爵一人当たり十名迄死霊術で用意した者達を宛がって対応している。

 総軍を集めると、その威容に圧倒されるものがあるが、まだまだ国家を相手に出来る様な規模ではなく、そもそもこの規模でも、森で出くわしたあの者共とかち合えば、此方の被害甚大の上勝敗がどうなるか解らないという…

 とはいえ、これだけの規模の集団である。

 今までの様な隠密で動き続けることは不可能だ。

 よって今までの様な動きは出来ない。

 であるならば、新しい戦術を考えなければならないだろう。

 幸いにして新しく女男爵になった五人は闇魔法を使える為、その隠密性は折り紙付きである。

 この高い隠密性を活かして諜報活動を行い、それを元にして軍を活用する方針へとシフトする事にしたのだ。

 小隊クラスとは言え、隊のトップ自らの諜報活動に不安が無い訳では無いが、他の者ではそもそも隠密活動に不安がある為仕様がない。

 彼女達には今後も獲物を狩り続けて貰い、魔石や人間にとって魔石に準じる物「魔臓」を集め我が輩に貢いで貰うとしよう。

 もっともっと、成長してさらに安定した力を手に入れるのだ。

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