第12話:砂漠の大決闘

 尉とセトラが激しく熱い夜を過ごす一方で別の小さなオアシスではジェシー達が焚き火を起こしてキャンプをしていた。


 ジェシーの部下の一人が丸太に座り、ウキウキしながら木箱を漁り、箱の中からワインの入ったボトルを見付ける。


「おおぉ!ボス!いいワインがありましたよ!」


 それをオアシスの畔で立ちながら夜空を眺め、火の点いた葉巻を吸うジェシーは振り向き笑顔で頷く。


「ああ、分かった」


 ジェシーは葉巻を口に銜えたままクルっと回り、呼んだ部下の元に向かう。さらに積まれている木箱の中から『CG缶詰の英略』と書かれた木箱を両手で持ち、焚き火の近くに置く。


 そしてバールを使って木箱を開けると縦長のスチール製の缶詰を何個か出し缶切りで封を開ける。


「よし!野郎ども!今日は俺、特製のチリシンカーンベジタリアン・チリの別名だぞ!誰でもいいか小麦を使ったパンを焼いてくれ!」


 ジェシーは笑顔で葉巻を消しながら言うと部下達は気合の入った返事をする。その後、部下達は小麦粉を使て簡単なパンを作り、一方のジェシーは黒色で大きめの鉄製のフライパンを焚き火で温め、その中に豆とトマトソースを木製のおたまで炒めてゆく。


「よし!ボス‼パンが焼けましたよぉーーーーーーーーーーっ!」


 そう大声で言う部下は大きなスキレットの蓋を厚めの布で持っていた。スキレットの中にはふっくらと狐色に焼けたパンがあり、一方のジェシーは笑顔でサムズアップをする。


「おう!こっちも出来たぞ!さぁ、皆!皿持って並べ!」


 ジェシーがそう言うと部下達は木製の皿を持ってジェシーの前に一列に並ぶ。そしてジェシーはおたまで一すくいし部下達の皿に載せていく。また別の部下が三つのスキレットで焼いたパンをまな板に置きKa-Barナイフアメリカ軍が使用した戦闘ナイフ型のサバイバルナイフで均等に切り一人一人、配って行く。


 そしてジェシーを含め皆は焚き火を囲む様に丸太や丁度いい大きな石に座り談笑しなが夕食を食べ始める。


 ジェシーは部下から受け取ったワインを見て関心する。


「ほぉーーっ三流の盗賊にしてはいい物ッ持ってんじゃねぇか。アトランティスのアーディア地方のブランデ、しかも1738年のか」


 そう言うジェシーの後ろには黒色のターバンを頭に巻き顔を隠した盗賊達の死体が至る所に転がっていた。ジェシーが振り向きニヤッと笑う。


「たく、こいつらバカだよなぁ。俺達を気軽に狩れるキャラバンか何かと思うなんて」


 尉と出会ったオアシスを後にしたジェシー達は道中、ここのオアシスを拠点にしていた盗賊に襲撃されたが、元南軍アメリカ連合国陸軍の兵士として南北戦争で実戦を経験、終戦後は数々の修羅場を潜ったジェシー達にとって異世界の盗賊は赤子であった。


 そしてジェシー達は使い続けた事で薄汚れボコボコになったアルミ製のコップにワインを注ぎ入れ、飲み明かす。


 するとジェシーの上着ポケットに入っている衛星電話が鳴り、ジェシーはコップを置くと立ち上がり部下達が居ない場所で電話に出る。


「はい、こちらジェシー。ああ、どうもボス。ええ、分かっていますよ。ええ。ご心配なく最後の神器の場所でまとめて奪いますので、はい。ええ、それでは」


 ジェシーは電話を切ると笑顔で皆の元に戻るのであった。



 五日後のお昼、月霊山脈で再度物資補給を行った尉達は最後の神器がある遺跡へと向かっていた。


「ねぇパパ、最後の遺跡って前のピラミッドみたいにトラップとかがあるの?」


 助手席に座るマーキューの問いに運転する尉が笑顔で答える。


「いいや。でも最後の神器が納めてある遺跡がちょっと厄介でな」

「厄介?」

「ああ、神器があるア・ファイナ遺跡は古代王国メソトラがアトランティスに滅ぼされた後に三十年も続く砂嵐で遺跡が砂の下に埋もれてなぁ」


 尉の口から出た事にマーキュリーはポカーンと口を開ける。


「え⁉遺跡が砂の中‼そんなのどうやって探すのよ!」


 驚愕するマーキュリーとは裏腹に尉は自慢げな笑顔で答える。


「心配するなぁマーキュリー。パパには女神様より授かった失われた禁術がある。それにセトラの古代魔法もあるし、遺跡を掘り出しなんて楽勝だよ」


 尉の説明にマーキュリーは納得した表情をしていると尉はブレーキを踏み、ギアチェンジをしてジープが停止する。


「よし、着いたぞ」


 尉達がジープを降りると地平線の先まで砂漠が続いていた。


「あらーっこれは・・・探すのが大変ね」


 アースが困った表情で言うと尉は笑顔で彼女の頭をポンポンと撫でる。


「心配するなアース。パパの持つ禁術なら余裕で見付けられるさ」


 そして尉は禁術、『シャッド=メルの岩食ググラット・メルトゥババ』を使い、砂を原子レベルで融解させて行く。それから数十分後、三段階段の様なピラミッドが現れる。


 入り口近くまで来た尉達、すると尉は右隣にいるセトラに向かって少し申し訳ない表情で言う。


「すまないなぁセトラ、俺の禁術でお前の活躍の機会を奪っちまって」


 それを聞いたセトラは笑顔で首を横に振る。


「いいのよ尉。でも次はちゃんと私の活躍する所を与えてね」

「ああ、分かった。それじゃ入るか」


 ピラミッドへ入ると内部は広く中央には絢爛華麗なデザインの三段式の祭壇があり、その上には神器、『アロンの杖』が日本刀を飾る様に横に置かれていた。


「あれね。この国で手に入る最後の神器は」

「ああ、そうだアース。じゃパパを取って来るから皆は血を付ける用意をしてくれ」


 尉が指示をするとマーキュリー達は頷き、返事をする。


「「「「「「「「「分かったわ、パパ」」」」」」」」」


 そして尉は祭壇を昇り、杖を手に取りと一気に飛び降りるとヴィーナスとプルトを除いたマーキュリー達が針で指先から出した自分の血をアロンの杖に付けていく。やはり誰も反応がなく、最後にウラノスが残る。


「じゃウラノス、頼むぞ」


 杖を右手で持つ尉が笑顔で言うとウラノスも笑顔で頷く。


「分かったわ、パパ」

「おじゃま、ドクトル」


 突然のジェシーの声に尉達は驚き入り口を見ると笑顔でジェシーとその部下達が立っていた。


「よっジェシー、なんだ俺達の事を付けていたのか?」


 杖を持ちながら尉が笑顔で問うとジェシーも笑顔で軽く頷く。


「ああ、そうさ。それに尾行は俺達の専売特許だからな」

「フッ。それで、神器が一ヶ所に集まったからゴッソリ奪うってか?」

「それもいいが、まぁまずは俺の提案を聞いてくれないかドクトル」


 すると尉は軽く両肩を上げる。


「いいぜ。話してみぃ」

「正直、うちは、ゾディアックは神器を一つ二つ持っていれば十分で全部、手に入れる必要がないんだ。だから今、ドクトルが持っている杖をこっち譲ってくれないか?そうすれば争う必要はないし、俺達は直ぐにこの国を出るよ」


 ジェシーから提案に尉は左手で下顎を触りながら考える。


「うーーーーん、それも悪くないが、やっぱり断るわ」

「何でだよドクトル?G∴T∴の為か、それとも娘達とこの星の為か」


 笑顔で問うジェシーに尉は杖を彼に見せながら断る理由を笑顔で話す。


「確かに俺が神器を集めるのは組織と地球、そして義娘むすめ達と愛する人の為であるが、俺は元冒険者だぜぇ。目の前にお宝があるのに手放す馬鹿がどこにいる?」

「ムッハハハハハハハハハハ‼それもそうだ!」


 すると尉は杖をウラノスに渡すと彼女は尉の考えを察知し、自分の血を杖に付ける。そして眩い光を放ち、アザトースの様な異形の姿へと変身する。


「ほぉーーっ神器はただの聖遺物ではないんだなぁ」


 ジェシーが変身したウラノスを見ながら関心し、尉は軽く頷く。


「ああ、そうさジェシー。まだ憶測だが、神器はうちの義娘達と一体化する事で強大な与える。んで神器は義娘むすめ達と一体化するんだ」


 それを聞いたジェシーは笑顔で両手をボキボキと音を鳴らす。


「こいつは・・・奪いがいがあるぜ」

「ふん!そう簡単には奪わせねーぞジェシー」


 すると笑顔を消した尉はまるで戦う戦士の様な表情になり、右腕を立て、角を作る様に左腕を右ひじに水平に置くと右手を拳にし甲をジェシーに向ける。


 そして右手の甲に小さな超古代の魔法陣を青白く出現させる。


変ッ身リント・オブ・クウガ‼」


 尉がそう言うと白の光が尉を覆い、光が消えると尉の体には黒色で超古代文字が描かれ白銀の鎧に肩や胸、手の甲、膝には旧支配者を象った装飾をあしらわれ、顔には頭と額に二本の角を生やしたクワガタとバッタを合わせた兜を身に付ける。


「へぇーーーっお前っ変身出来るのか」


 関して言うジェシーに尉は兜の下に笑顔で問う。


「てことは、お前もか?」

「ああ、俺だけじゃなく部下達もな」


 そう言うとジェシーは左腕を立てて手を開いた状態で手の甲に尉は少し違った小さな魔法陣を赤黒く出現させる。


変身ゲゲル・ザ・グロンギ‼」


 ジェシーがそう言うと黒い霧の様な物がジェシーを覆い、霧が消えると体には黒色でルーン文字が描かれた赤黒の骨の様な鎧に上半身はケンタウロスの様な四足歩行の鎧を身に付ける。


 ジェシーの後ろに居た部下達も変身して骸骨の様な黒の鎧を身に付ける。


「なるほどね。こいつは凄い事になりそうだ」

「ああ、そうだなドクトル」


 そして尉の周りにいるマーキュリー達も戦闘態勢となる。



 義娘とセトラは死者の騎士モルトゥース・エクエスへと変身したジェシーの部下達と激しい戦いを繰り広げ、一方、超古代戦士リント・オブ・クウガに変身した尉は赤き戦争の騎士レッドベルルム・エクエスへと変身したジェシーと対面していた。


「へぇー、案外カッコイイじゃん。特撮に出てくる悪の幹部みたいでナイスだよ」


 兜の下から偽りのない尉は満面の笑みでサムズアップをすると髑髏の兜の下からジェシーはフッと笑顔になる。


「トクサツはよく分からないが、サンキュー、ドクトル。俺もこの姿は気に入っているんだ。それと一つ聞いていいかドクトル」

「なんだ?」

「そんな凄い変身が出来るのに何故、生身のままで冒険をするんだ?変身した方が楽なのに」


 ジェシーからの問いに尉は満面の笑顔で答える。


「確かにこの姿は凄く楽だが、やっぱり楽して冒険するより、スリリングを味わいながら冒険した方が楽しいじゃん」


 尉の答えを聞いたジェシーは納得した笑顔をする。


「確かに、そうだ。やっぱりスリリングのない人生は楽しくないよなぁ」

「そうだな。じゃっ・・・」


 尉はキリッとした笑顔で右腰にある銀の鞭を持ち、ビシッと伸ばし姿勢を少し低くして構える。


「始めよっか俺達の戦いを」


 ジェシーもキリッとした笑顔で両腰にある鞘からスモールソードを抜き構える。


「ああ、やろう。一世一代の大勝負を‼」


 ジェシーが笑顔でそう言った次の瞬間、尉とジェシーは瞬足で同時に間合いを詰め、鞭とスモールソードが激しくぶつかり合い、二人の周りには突風が巻き起こる。


 変身したヴィーナス、プルト、ウラノスを加えたマーキュリー達も果敢に死者の騎士モルトゥース・エクエスに変身したジェシーの部下達と激しく戦っていた。そんな中、古代エジプト魔術で戦うセトラは逆に追い詰めら騎士のキックで地面に転がる。


「ニヒヒヒ!やっぱり不死身のミイラ様でも俺達には敵わないか」

「いい女なんだけど、悪いなせめて楽に殺してやるよ」


 土と砂で体が汚れたセトラは少しフラッとしながらも力強く立ち上がり、怒りに満ちた強気な表情をする。


「ふざけないで‼私は誇り高きメソトラ王国の王女!セトラ・アヌビス・メソトラ‼私はまだ!ここで死ぬ定めではない‼」


 するとセトラは両手を前に突き出し、目の前に黄金色の巨大な魔法陣を出現させる。


「全てのエジプトの神々達よ‼今ここに!我の身に神々の化身を下したまえ‼」


 セトラがそう言うとパッと両腕を広げ、目の前の魔法陣がゆっくりとセトラを包み込む。そして黄金色の光に包まれたセトラは金と色鮮やかな装飾が特徴的な豹の鎧へと変身する。


「おい!嘘だろ⁉」

「まさか!俺達やボスと同じ‼」


 セトラは右手に出現させた杖をクルっと回すと両手で持ち構える。


「さぁ!掛かって来なさい‼」


 そして変身したセトラは自分を追い詰めたジェシーの部下達と戦闘を再開する。


 轟音や砂ぼこり、金属がぶつかり合う音が途切れる事はない激しい戦闘を繰り広げる尉とジェシー。実戦経験が豊富な者でも二人の戦いに割り込む事が出来ない程である。ジェシーは一瞬の隙を逃さず尉の腹部に強烈なスモールソードの一撃を与える。


 するとジェシーから一旦、距離を取った尉は銀の鞭を右腰に戻す。


「おい、ドクトルどうしたんだ?鞭を縞って?」


 尉は体術の構えをするとジェシーの問いに答える。


「ああ、さっきのお前からの一撃で本気を出したくて。俺が本気で戦う時は特撮ヒーローの様に格闘術になるんだよ」

「なるほどね。でも、いいのか?猿真似は命を落とすぞドクトル」

「ご心配どうも。でも甘く見ていると痛い目を見るぞ」


 そう言うと尉は再び瞬足でジェシーとの間合いを詰め体と首にパンチと回し蹴りを喰らわせる。尉からの強烈な打撃技にジェシーはよろけながら驚く。


「うおぃぃぃぃ‼マジかよ⁉」


 ジェシーは立て直し構え様とするが、尉からの止めどない連続攻撃でジェシーは口から血を吐く。だがジェシーも何とか隙を突いてスモールソードで尉の腕を払いのけ、斬撃の連続攻撃と前足の強烈な膝蹴りを彼の腹部に喰らわせる。その攻撃で尉は口から血を吐き後ろへと吹っ飛ぶ。


「ドクトル‼こんな戦いは前世では味わった事がないぜぇ‼最ッッッ高ぉぉぉだぜぇぇぇっ‼」


 息を切らし口から血を流すジェシーは笑顔で言うとジェシーの攻撃で倒れた尉は飛ぶ様に立ち上がり、ジェシーと同じ様な状態で言う。


「ああッ‼俺もだよジェシー‼こんな戦いは生まれて初めてだぁ‼最ッッッ高ぉぉぉだぜぇぇぇっ‼」


 そして尉は両腕を大きく広げ構えるとジェシーも両腕を大きく広げ右足を二回、土蹴りをする。


「んじゃ‼そろそろ決めるか‼ジェシィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ‼」

「ああ‼恨みっこなしだぜぇ‼尉ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ‼」


 尉の右足には黄金の炎が宿り、ジェシーが持つスモールソードには漆黒の炎が宿る。そして尉は勢いよくジェシーに向かって走り出し、上に向かって飛び上がり一回転するとジェシーに向かって急降下キックをする。一方のジェシーは急降下キックで向かって来る尉に対して左腕を上段、右腕を下段に構えると足に力を込め飛び上がる。


「うりやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼」


 二人の必殺技は交差する様にお互いに受け、同時に着地する。尉はグラッとなり激しい息切れと同時に口から少し血を流すとジェシーは両手のスモールソードを落とし、笑顔のまま口から大量の血を流し両膝から崩れる。


「サンキュー、尉。すげぇぇぇぇっ楽しかったぜ」


 尉は振る向きジェシーに向かってサムズアップをする。


「俺も楽しかったぜぇジェシー。こっちこそありがとう」


 ジェシーは左腹部に出来た尉のキック跡を右手で触りながら笑顔のまま息絶えるのであった。


 尉はゆっくりと立ち上がると変身を解き、マーキュリー達の元に向かう。彼女達がいる所に着くとマーキュリー達の周りには死体となって転がっており、ヴィーナス、プルト、ウラノス、そしてセトラが変身を解いていた。


「こっちも片付いたようだなぁ。」


 戦闘でジェシーの部下の返り血を浴びたマーキュリーが頬の血を右腕で拭くと笑顔で尉に近寄る。


「パパ、そっちは、ジェシーは倒したのね?」

「ああ、凄く手強い相手だったけど、何とか倒したさ」

「じゃ、帰りましょ」

「ちょっと待ってくれ。やりたい事がある」


 それから数十分後、遺跡の外、入り口の付近に尉は死んだ事で変身が解かれたジェシーとその部下達の遺体を砂で埋葬し墓石の様な形をした石を立てる。


「ねぇパパ、そいつら悪党よ。お墓を立てる必要はないでしょ?」


 ジュピターが問うと身を低くしている尉は振り向き笑顔で答える。


「確かにこいつらは悪党だが、何か憎めない一面があるんだ。尊敬しているわけではないが、せめて墓を立ててやりたい。丁重に埋葬してもバチは当たらいだろ」


 尉からの答えにジュピターは少し理解出来ない反面、少し納得する。


 石を立て終えた尉は被っていたカウボーイハットを脱ぎ、胸元に置くと目を閉じ小さく顔を下に向けて黙祷もくとうをする。


 黙禱もくとうを終えた尉はカウボーイハットを被り、クルッと後ろを向き笑顔で言う。


「それじゃ我が家に帰るか」


 尉がそう言いうとマーキュリー達は笑顔で返事をし、ジープへと乗り込み我が家に向かって走り出すのであった。



あとがき

今回の第12話で第一章は終了し、次回から第二章が始まります。

今回は『仮面ライダークウガ』のネタを盛り込んでおり、超古代語もストレートです。公式から指摘されるかもしれません。

今年の3月20日に発売された『アローン・イン・ザ・ダーク』はクトゥルフ神話を題材としたホラー謎解きゲームです。

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