第7話:勇者は砂漠の王女とデートする

 翌朝の7時半、ツインの白いベットで半袖半ズボンのパジャマを着て寝ていた尉は左の窓から入って来る太陽の光で目を覚ます。


 そして尉はゆくっりと起き上がるが、右側が盛り上がっており不思議に思いシーツを取ると、そこには裸の状態で右手の親指を甘噛みする様にセトラが寝ており驚く。


「うわぁ‼な!な!な!何でお前が俺の寝てんだよ!」


 尉の声で目を覚ましたセトラはあくびをして左手で左目を擦る。


「あら。おはよう、あなた。いい天気ね」

「おはよう・・・じゃなくて!何で俺のベットで寝ているんだ?お前はマーキュリー達と寝てたんじゃないのか?」


 セトラは膝立ちすると同時に右手でシーツを掴み、裸を隠し笑顔で答える。


「昨日の深夜に急に喉が渇いて水を飲みたくて起きたの。それでリビングに行って飲んで戻ろうとしたけど、やっぱり夫婦は一緒に寝る物だからダーリンのベットに入ったの」

「なるほど・・・いや、待て!夫婦⁉俺らは結婚してねぇぞ!勝手に俺を夫にするな!」


 するとセトラは恥ずかしそうな表情で目を閉じてそっぽを向く。


「いやですわ♡ダーリンって意外と恥ずかしがり屋さんな・ん・だ・か・ら♡」


 セトラがポッとする姿に尉はムカッとする。


「おい!人の話を聞け‼」


 すると目の前の両開きの扉が開き、着替えたマーキュリー達が笑顔で入って来る。


「パパ!おはよう!今日は補給品を買いに行くんでしょ!さぁ早く朝食・・・を⁉」


 その光景にマーキュリーが言葉を失い、皆も茫然となる。


「パ、パ!パ!パ!パ!ま、まさか‼セトラと昨日、一線をーーーーーーーーーーッ‼」


 マーキュリーが顔を赤くし慌てながら言うので尉も両手を横にぶんぶんさせながら慌てて弁解する。


「ち!ち!ち!ち!ちがっ!違うんっだ‼これには訳が!」


 するとセトラ目を閉じながら今度は右を向き顔を赤くしながら笑顔で言う。


「ええ、そうよ♡昨夜は物凄く激しかったわ♡ダーリンが猛獣の様に私を求めちゃってス・テ・キ♡」


 それを聞いたマーキュリー達は頭の中でモザイクがなければ語れない、いやらしい妄想をしてしまい思考がパニックになってしまう。


「「「「「「「「「◎@%&#+¥☻△⁉□$×」」」」」」」」」


 尉は青ざめながらセトラとマーキュリー達を何回もキョロキョロとする。


「いや!あの!その!・・・ちっ!違うんだぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ‼」



 それからしばらくして何とかマーキュリー達の誤解を解いた尉は皆を連れてホテルのレストランのバイキングで朝食を取っていた。


 尉やマーキュリー達は料理を皿に取って十人は座れるテーブルで座っていると料理を取ってウキウキとテーブルにセトラが座る。


「それじゃ、いただきます」

「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」


 尉とマーキュリー達が食事の挨拶をする光景に疑問に思い、尉に聞く。


「ねぇ、あなた。なんなのその言葉は?」


 尉は右を向きセトラに答える。


「ああ、この言葉は俺の故郷の言葉で意味は『人は他者の命を得て生きてるから、その命に対して感謝する』っと言う意味があるんだ」


 それを聞いたセトラは感動した様な笑顔で目を輝かせる。


「まぁーーーーーーーっ!なんて素晴らし風習なの!結婚したら必ずダーリンの国で暮しましょ!」

「さぁーてと。食事、食事」


 尉は何も聞かなかった様にセトラの言った事をスルーするのであった。


 その後は色んな料理を取っては食べ、満腹になった尉達は再び手を合わせる。


「それじゃ、ごちそうさまでした」

「「「「「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」」」」」


 尉とマーキュリー達、そしてセトラを加えて終わりの挨拶を言う。そして皆はアイスカフェモカやアイスココアでアイスやケーキを食べていた。


「皆、聞いてくれ。これからの予定だが、パパが消耗した物資の調達を行うからマーキュリー達は道具の手入れと荷物の整理、後はジープの点検を頼む」


「分かったわパパ。任せておいて」


 マーキュリーがサムズアップをすると尉は笑顔で頷く。


 するとセトラが手を上げる。


「はいはーーい。私はどうしたいいんですか?」

「あーあ、お前は何もしなくていいから。部屋でゴロゴロしてなさい」


 右手をイヤイヤとする時の様に振り、少し呆れた表情で尉は答える。するとアイスココアを一口飲んだアースが尉に向かって言う。


「ねぇパパ、だったらセトラさんも買い物に連れてったら人が多い方が荷物持ちが助かるじゃん」


 それを聞いたセトラは嬉しそうな表情をする。


「ええ⁉いいでんすか?」


 アースは笑顔で頷く。


「もちろんよ。パパは何でも一人でやっちゃう所があるから心配なのよ」


 それを聞いていた尉は驚きアースに問い詰める。


「おい!アース!何言っているんだ!」


 するとアースは立ち上がり皆が聞こえない位置まで尉を連れて行く。


「パパ、私を含めて皆もセトラさんは危険じゃないことは分かるけど、完全に信じたわけじゃないのよ。だから、お願い!あの人の胸の内を調べて」


 アースからの頼みに尉は後ろを向きセトラを見て、少し納得する表情で軽く頷く。


「分かったよアース。彼女のことはパパに任せろ」

「ありがとう。パパ」


 そして尉とアースは笑顔で皆の居るテーブルへと戻り、皆はアースからの提案を改めて納得する。



 朝食後、尉はセトラと共に大通りで行われているバザーで必要物資の補給調達をしていた。


 多くの人が賑わい行き来する中でセトラは尉の左腕に抱き付きながら笑顔でウキウキしていた。


「ふっふふーん。デート♪デート♪楽しいデート♪」

「おい!いくら義娘むすめ達がいいとは言ったけど、あくまで物資の補給に来たんだからな」


 尉が少し困った表情でセトラに言い、セトラは笑顔で頷く。


「ええ、分かってますわよ。補給のついでにデートしたってバチは当たらないわよ、ダーリン」


 それを聞いた尉は少し呆れた表情をする。


 するとセトラは掴んでいた尉の腕から離れ、嬉しそうに駆け足で様々な金銀に美しいデザインをした食器が売られている出店に向かう。


「まぁー!なんて綺麗な食器なの。あっ!このお皿とコップはとても気に入ったわ。おじさま、これとこれと、あとこれも」


 後から来た尉はセトラが様々な食器を購入しようとしていた為、彼女の左肩に触れて止める。


「おい!セトラ!やめろ。食器はアウトドア用のやつがあるから買うなぁ」


 セトラは振り向き不思議そうな表示をする。


「え?どうしてですか?食器は旅をする時には必需品でしょ?大量に買っても困ることはないでしょ?」


 尉は呆れた表情で右手で自分の額を触りながら深くため息を吐く。


「あのな、旅って言っても俺達の旅は冒険なんだ。持ち運びと収納が出来る物じゃないとダメなの。お前が考えている様な楽しい物じゃないんだぞ」

「でも私の聞いた話では貴族の冒険者は旅の時はいつも大量の荷物を付き人達に持たせてしていたと聞きました。大勢いるんですから持って行けますよ」

「それは貴族だから出来た旅の仕方だ!俺達は一般の冒険者だ!だから必要な物以外は買わない!いいな」


 そう強く尉は説教するのでセトラは頬を膨らませながら頷く。


「分かりましたわ」


 セトラは渋々、手に取っていた食器を戻す。


 それから薬草や長持ちする食材、さらに緊急用の民間レーション、水を大量に購入した尉は自身のマジックボックスに収納し、買い物メモを確認する。


「よし!後は消耗した弾薬の購入だな。ここのバザーの武器屋じゃ欲しい弾薬が手に入りにくいし、国道沿いの武器屋に行くか」


 尉の後ろを付いていたセトラは地面に腰を下ろし両手を顎に付けて可愛いらしくムスッとしていた。


「せっかくのデートなのに楽しくないですわ。ちょっとくらい寄り道してもいいのに・・・あら?」


 セトラの前には一人の小さな幼女が下を向いてシクシクと泣いていた。


 セトラは泣く幼女が心配になり駆け寄り、膝を曲げて優しく問い掛ける。


「どうしたの?大丈夫?名前は?」

「ママ!・・・ママ!・・・どこ!」


 そう泣きながら言う幼女にセトラは優しく頭を撫でながら安心させ様とする。


「大丈夫ですよ。私が貴女様のお母様を見つけますから、泣かないで」


 しかし、幼女は一向に泣き止まずセレナは立ち上がり困った表情をする。


「どうしましょう?一体どしたら?」


 すると尉が現れ、膝を曲げると泣く幼女に向かって穏やか口調で歌い始める。


「我らが神よ尉樹羅様、我らの母よ尉樹羅様、楽土の神の子にして万物の神、世の汚れを洗い流し世を統べたまえ。尉樹羅の母よ、我らは今、恩方へと戻ります」


 まるで何かを奉るかの様な宗教的な歌ではあるが、不思議と幼女は泣き止み尉を向き、尉は笑顔で言う。


「大丈夫だよ。すぐにママを探してあげるから」

「本当?」

「ああ、おじさんに任せとけ」


 そして尉は禁呪、『シアエガの仙目ニブゼオ・ヴァル』を使い、無事に幼女の母親を見付け送り届ける。


 その後、二人は必要な物資を買い終えて一息着く為に喫茶店に入りテラス席に座っていた。そして尉はブリークをセトラはコナーファを頼み、昼食を食べながら共にカルカデを飲んでいた。


 一口、カルカデを飲んで尉はセトラにある事を聞く。


「セトラ、この時代ではお前の国について色々と歴史の研究が行われていてな。俺も古代メソトラ王国の研究をしているが、お前を見てふと疑問に思ったんだ」


 尉は両肘をテーブルに着けて両手を口の前で合わせる。


「お前は本当に侵攻して来た古代アトランティス帝国に自分の国を売ったのか?」


 食べようとしていたセトラは手を止めて、悲しげな表情で口を開く。


「そう。やっぱり、この時代では私は王国を帝国に売った毒婦として知られているのね」

「事実はやはり違うんだな?」


 尉からの問いにセトラは人々が行き交う外を見ながら頷く。


「ええ、王国を売ったのは私ではなく信頼していた神官長、私の叔父一家なの」


 すると尉は椅子の背もたれに掛け提げていたバックから研究ノートと黒鉛筆を取り出し記録を始める。


 そしてセトラは過去を話し始める。


「私が女王として即位時より前からアトランティスから使者が来て属国になれと書状があったの」

「でも、お前はアトランティスからの要求を拒否した」

「ええ、武力侵攻をして来るのは目に見えていた。だから王国軍の強化を神官達に任せたの」

「でも、神官長は裏でアトランティスと繋がっていた」

「そうよ。属国を手助けしたら占領後の衛星国の統治者の座を渡すと取引して、アトランティスの密偵を通じて情報を教えていたの」

「しかし、何でだ王族と神官長とは仲良かったんだろ?」


 尉からの問いにセトラは前を向き頷く。


「ええ。実は神官長の息子と婚姻までしたの。でも私には好きな人がいたの」

「一体誰なんだ?」

「近衛隊長のネフト。貧困層の生まれだったけど、剣の腕前をお父様に見込まれて近衛隊に入ったのよ」


 まるで一人のごく普通の女の子の様な笑顔で話すセトラの姿に尉は思わずドキッとしてしまう。


「彼と一緒になりたくて婚姻を丁重に断ったんだけど、逆に恨まれちゃって、心から信頼していたのに」


 それを聞いた尉はふと前世の過去を思い出し、鉛筆をノートに置きセトラに語る。


「あぁー、その気持ち分かるよ。俺も同じだ。昔、学生時代に中学時代の友人と新発見の土器について研究レポートを制作していたけど、そのレポートを友人が勝手に自分の物に成果を横取りしてな。まぁ結局は不正がバレて友人は退学処分になったけどなぁ」


 すると尉は少し暗い表情で溜め息を吐く。


「弟の様に思っていたのに本当ほんとになんでだらろな」


 尉の過去を聞いたセトラは同情する様に少し悲しい表情をする。


本当ほんと、私達って少し違くて少し似ていますね」

「ああ、そうだなぁ」

「でも、あなたの顔を見ていると本当に生き写しの様にネフトに瓜二つね」


 それを聞いた尉はふと彼女に聞く。


「なぁ、本当に俺って君が惚れた男に似ているのか?」


 するとセトラは椅子ごと尉に近づき、うるんっとした表情で答える。


「ええ、とってもね。その真っ直ぐな揺るぎない意思と眼差しは彼とそっくりだわ」


 彼女の素直な答えと笑顔に尉の心臓はドキドキと高鳴る。


(何だ!この気持ちは?もしかして・・・これが爺ちゃんと婆ちゃんが昔、言っていた初恋の鼓動か⁉)


 心の中で悟る尉は意を決してセトラにある提案をする。


「あのさぁセトラ、もう必要な物は買ったから午後はデートをするか?」


 それを聞いたセトラは一瞬、キョトンっとする。


「え⁉いいの?」

「ああ、いいぞ。どこ行きたい?」


 するとセトラは嬉しそうに尉に抱き付く。


「嬉しい!嬉しいよ尉!あはぁーーー!」

「おい!おい!急に抱き付くな!」


 尉はそう言いながらやれやれっと言う表情をしながら右手で頭の後ろをかきながら胸の内では喜んでいた。



 それから二人は洋服屋や宝石店、食器店、美術店などを周り充実したデートを満喫した。


 夕暮れ時、尉とセトラは海岸が見える歩行者道路から沈み行く赤オレンジ色の太陽を眺めていた。


「やっぱり、水平線へとゆっくりと沈む太陽はいつ見ても綺麗だ」


 ベンチに座り尉が笑顔でそう言うと右側に座っているセトラも笑顔で頷く。


「ええ。本当にそうですね。蘇ってよかったわ」


「え?本当は蘇りたくなかったのか?」


 尉からの問いにセトラは少し悲しげな表情をしながら答える。


「ええ、大魔導士のイムラドホから復活の秘術を聞かされた時は正直言って嫌でした」


 セトラは真っ直ぐ夕焼けを見ながら続ける。


「時が経って誰かが私を復活させても愛した人もましてや友達もいない。一人で王国を復活しても一人ぼっちのまま、寂しい思いで永劫を生きるしかない。そう考えるとミイラのままで寝ていた方がマシだと思ったの」


 セトラが胸の奥にあった想いを聞いた尉は心の中で悟る。


(ああ、やっぱり俺と同じだ。幼い時に家族を失って親戚に育てられたけど、家族のいない寂しさは埋められなかった。表では笑顔で振る舞っても裏は家族を失った悲しみと寂しさで俺は常に孤独だった)


 するとセトラは尉を向き笑顔で彼の両手を掴む。


「でもね尉。あなたと出会って本当によかったわ。ありがとう」


 お礼を言われた尉は少し顔を赤くし照れる。


「別にいいよ。なぁセトラ、妻として受け入れるのはまだ無理だけど・・・そのー・・・恋人として、お前のことをもっと知りたいだ。ダメかな」


 それを聞いたセトラは目を輝かせながら笑顔で頷く。


「いいわ!もちろんいいわよ!ありがとうダーリン!」


 安心した様に尉は笑顔になる。


「こっちこそ、ありがとう。それじゃもう日も暮れて来たしホテルに戻るか?」

「そうね。行きましょ」


 そして尉とセトラは立ち上がり左に向かって手を繋いで歩き出す。


 しばらく歩いているとセトラは尉にある事を聞く。


「ねぇ尉、あなたさっき幼い女の子に向かって歌っていたのは何ですか?不気味な感じでしたけど、どこか安心と温かさを感じたわ」


 尉は笑顔と自信に溢れた表情で答える。


「あの歌な。亡くなった爺ちゃんと婆ちゃんがよく幼い時の俺に歌ってくれた子守唄でな。確か婆ちゃんの故郷の歌なんだ」

「へぇー。お爺様とお婆様ってどんな人なんですか?」

「若い時の二人の写真はあるぞ。ちょっと待て」


 尉はバックから研究ノートを取り出すとあるページを開く。


「これが爺ちゃんと婆ちゃんだ」


 セトラは尉から渡された所々が傷み黄ばんだ二枚のモノクロ写真を見る。


 写真には九八式軍衣袴を着て四五式軍帽を被った青年の様な顔立ちを残す男性と右下には紅白の巫女装束を着た美しい黒髪を後ろで結んだ美女が椅子に座っており、カメラに向かって笑顔である。


「へぇー、これがお爺様とお婆様なの?」

「ああ、そうだ。軍服を着ているのが爺ちゃんの永伊ながい 正太郎しょうたろうで巫女服を着てるのが婆ちゃんの永伊ながい 蛯子ひるこだ」


 次にセトラはもう一枚の写真を見ると正太郎と蛯子の立ち位置は変わっていないが、正太郎の右隣には白色の軍帽と第2種軍装を着た四十歳前半の男性が笑顔でいた。


 セトラは右手の人差し指で正太郎の隣にいる男性を指して尉に問う。


「ねぇ?正太郎爺様の隣に居る人は誰なんですか?」


 尉はセトラが指した人物を見て答える。


「ああ、この人は俺の大伯父で名は永伊ながい 一郎いちろうだ」

「へぇー。それにしてもお爺様と大伯父様って立派なのね。しかもお婆様も美しくて綺麗ね」


 笑顔で言うセトラに尉は子供の様にはしゃぐ様に言う。


「そうだろう!爺ちゃんも大伯父さんもカッコイイし、婆ちゃんも綺麗で超美人だろう!俺の自慢だよ!」


 そして歩きながら二人は戯れ合う様にホテルへと向かうのであった。



あとがき

全3話の短編小説、『ふるかみ恋歌こいうた』は本作の前日談にあたる作品です。

前日談と合わせて様々な伏線回収とオリジナルの邪神、イジュラの全貌を描きますのでご期待下さい。



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