第3話 月森風 サラダチキン もどき
トマトソースを使うレシピ、ほかにもたくさんあります。でも、ご意見いただいて思い出しました。
そう。日本のトマト、高いって!
そりゃあ、生のトマトで作ればおいしいですよ、わかってますよ。でも高いんじゃあ作れないじゃないか! こっちみたいに、1lb.(1パウンド 約450g)$1.50(200円くらい)とは訳が違う。
それを知ってて昨日の今日で「生トマトで作るミートソース」とか載せちゃうのってなんか、アレじゃない? 「あたくし、生のトマト使っちゃうの。それも大量に。おーほほほ」……みたいで感じ悪くね?
読者のみなさん、お優しいんで、絶対そんなこと思わないはず。わかってるんですが……「イヤよ! あたくしの美徳がそんなこと許さないわ! そんなこと決してさせなくってよ!」とほざくもう一人の自分がいるんで、今日は「月森風サラダチキンもどき」にしようと思います。
で、なんで「サラダチキン」?
息子が日本のベーカリーで「トマトとバジルとチキンのパニーニ」を食べたんです。それがおいしかったらしく、「また食べたい!」と言ったので、ホットサンドにしてあげようと思ったんですよ。多分中に入ってたのは鶏むね肉。実はこっちにも、「チキンハム」といって、チキンでできたランチミート(サンドイッチの具になりそうな肉類のこと)が売ってます。ハムと言いながらスモークはしていないので、同じような感じかな、と思ってます。
簡単なんで、「別にこんなところに偉そうに載せなくったって知っとるわい!」と思われる方も多数いらっしゃるとは思いますが、作っちゃったんですよ。明日のお弁当に使うので。なのでまあ、ないよりマシかと思い、忘れないうちにこちらに載せておきます。
材料
鶏むね肉 1枚
ニンニク ひとかけ
塩 肉の重量の約1~1.5%
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ 1
コショウ 少々
好みで、バジル、オレガノ、タイム、ローズマリーなどのハーブ 少々(我が家は使いません)
作り方
1.フリーザーバッグにニンニクを入れて、上から金づちなどでたたいてつぶします。うちは肉たたきを使ってます。
2.その他の材料を全部1.のフリーザーバッグに入れて、外からよくもんで味をしみこませます。塩が重量の1.5%とか、なんかめんどくさそうですが、これ、大事です。うちはいつも息子に「計算問題だよ」と言って、計算してもらってます(笑)。
ちなみに、チキンをそれだけで食べたい場合は1%、パンにはさんだり、サラダに乗せたい場合は1.5%でやってます。
3.フリーザーバッグの中の空気をよく抜いて冷蔵庫で寝かす。1時間くらい。
4.お湯を沸騰させ、3.を袋ごと漬ける。水がぶくぶくに沸騰しないように気をつけながら、10~15分。水面がふつふつとわずかに動く程度にキープしてください。火は消さないでください。
5.火を止めて完全に火が通るまでお湯の中にいれたまま蒸らす。(10分くらい?)火が通ったかの目安が、袋の中に入っている汁が透明になったかどうか。
6.粗熱を取って、いただきます。冷やしてもおいしいです。
加熱時間は肉の厚さによって変わります。切ってみて焼けていないようであれば、もう一度お湯の中に入れてあげてください。
作り終わった後、袋の中にお汁が残りますが、これ、おいしいんで使ってください。うちはせっせと冷凍保存して、たまったところでフレンチオニオンスープとかポテトスープ、カリフラワースープのブイヨンにして使います。ものすごくおいしくなります。
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